ランドローバー・レンジローバーヴェラール

レンジローバー ヴェラールRange Rover Velar)とはインドタタ自動車の子会社である、イギリスランドローバー社が発売している高級SUVである。2017年に製造・発売が開始された。

ヴェラールのネーミングは、もともとは発表前の初代レンジローバー・プロトタイプのコードネームであり、ベールに包まれたクルマという意味を込め、ラテン語で「覆う」を意味する「velare」から派生させ「ヴェラール」と名付けたことに由来している。

初代 (2017年 -) L560

初代ヴェラール

2017年2月22日、レンジローバーファミリーに「ヴェラール」が加わることが発表され[1]、詳細は同年3月1日に公開された[2]

イヴォークレンジローバースポーツの間を埋めるミドルクラスのSUVとして開発され、ジャガー・Fペイスジャガー・XEおよびジャガー・XFとの共通アーキテクチャーであり、アルミニウム素材により大幅に軽量化されている。

ランドローバー初となる、4気筒INGENIUMガソリンターボエンジンとツインターボ(250馬力・365Nm、300馬力・400Nm)、V型6気筒スーパーチャージドガソリンエンジン(380馬力・450Nm)を搭載。4気筒ディーゼルターボとツインターボ(180馬力・430Nm、240馬力・500Nm)に加え、6気筒ディーゼルターボ(300馬力・700Nm)も用意され、全てがZF8速オートマチックトランスミッションを搭載。


ランドローバー・レンジローバーヴェラール
車両寸法
ホイールベース 2875
全長 4820
全幅 1930
全高 1685

他に特徴的な点として、施錠時や8km/hを超える車速で走行するとドアノブがドアパネルに格納されてフラットになる「デプロイアブル・ドアハンドル」をランドローバーのモデルとして初採用。ボディと一体化するこのドアハンドルを採用したことで、デザイン面に加えて空気抵抗係数0.32の実現している。

2019年2月5日、ジャガー・AJ-V8エンジン・5Lスーパーチャージャーを積んだ「SVオートバイオグラフィー・ダイナミック・エディション」が発表された[3]

日本での販売

2017年7月11日、日本での受注開始[4]。日本にはディーゼル4気筒ターボ1種類、ガソリン4気筒ターボ2種類、6気筒の3.0Lターボの計4種類を導入。

基本仕様とスポーティーな装いの「R-ダイナミック」の2つをラインナップした上で、各々に標準モデルと「S」「SE」「HSE」の4グレードを展開。

そのため、車種グレードは合計32種類と多岐にわたる。


2018年5月22日、世界で最も美しい車「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー2018」を受賞したことを記念し、特別仕様車「ベーシック」「プラス」「ダイナミック」が発売された。

エンジン型式 総排気量

cc

最高出力

kW (PS)/rpm

最大トルク

Nm/rpm

グレード 製造年
D180 1,999 132 (180)

/4,000

430

/1,750-2,500

Velar 2017年7月-
R-Dynamic 2017年7月-
P250 1,995 184 (250)

/5,500

365

/1,300-1,500

Velar 2017年7月-
R-Dynamic 2017年7月-
P300 221(300)

/5,500

400

/1,500-2,000

Velar 2017年7月-
R-Dynamic 2017年7月-
P380 2,994 280 (380)/

6,500

450

/3,500

Velar 2017年7月-
R-Dynamic 2017年7月-
550PS 4,999 405 (550)

/6,000-6,500

680

/2,500-5,500

SVAutobiography Dynamic Edition 2019年2月-

参考文献

関連項目

外部リンク

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