ムスターグ・タワー
ムスターグ・タワー(Muztagh Tower)は、パキスタンのカラコルム山脈のバルトロ山群にある山。K2の西南西15km、パキスタンと中国の国境にある。標高7,276m。
ムスターグ・タワー | |
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ムスターグ・タワー(2004年7月) | |
標高 | 7276 m |
所在地 | パキスタン |
位置 | 北緯35度49分36秒 東経76度21分42秒 |
山系 | カラコルム山脈 |
初登頂 | 1956年 |
ムスターグ・ タワー | |
プロジェクト 山 |
概要
ムスターグとはトルコ語で「氷雪の山」という意味。「タワー」の名の通り、まるで人工的に作られた塔のような形状が特徴。1909年のK2遠征に参加したイタリアの登山家ヴィットリオ・セッラがバルトロ氷河上部(ムスターグ・タワーの南東側)から撮影した姿は、双耳峰の片方が完全に隠れていたため、尖塔のような形と思われていた。
登山史
- 1956年 - イギリス隊とフランス隊の初登頂争いとなり、わずか五日の差でイギリス隊に凱歌があがった。
- 7月6日 - イギリス隊のジョン・ハートッグ、ジョー・ブラウン、トム・ペイティ、イアン・マクノート=デイヴィスの四人が西面の北西稜から初登頂。
- 7月11日 - 初登頂の五日後、フランス隊のギド・マニョーヌ、ロベール・パラゴ、アンドレ・コンタミヌ、ポール・ケラーの四人が南東陵から第二登に成功。
- 1984年 - イギリス隊のマル・ダフ、サンディ・アランらによって第三登。
- 2008年 - スロベニア隊が北東壁ルートの初登頂を目指したが、強風のため断念。バブル・コジョックが遭難死。
- 2012年8月25日 - ロシア隊のセルゲイ・ニロフ、ディミトリ・ゴロヴチェンコらにより北東壁ルートで初登頂。
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