ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜

ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜[1]』(Midnight Sun)は、2018年アメリカ合衆国青春映画。監督はスコット・スピアー、主演はベラ・ソーンパトリック・シュワルツェネッガーが務めた。

ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜
Midnight Sun
監督 スコット・スピアー
脚本 エリック・カーステン
原作 坂東賢治
製作 ジョン・リカード
ザック・シラー
ジャン・ガティアン
製作総指揮 ジェームズ・マクガフ
スコット・スピアー
アラン・オウ
ヒロキ・シロタ
デヴィッド・ボーイズ
出演者 ベラ・ソーン
パトリック・シュワルツェネッガー
音楽 ネイト・ウォルコット
撮影 カーステン・ゴピナス
編集 ティア・ノーラン
ミシェル・ハリソン
製作会社 ボーイズ/シラー・フィルム・グループ
リカード・ピクチャーズ
配給 アメリカ合衆国の旗 グローバル・ロード・エンターテインメント
日本の旗 パルコ
公開 アメリカ合衆国の旗 2018年3月23日
日本の旗 2018年5月11日[1]
香港の旗 2018年6月21日
上映時間 92分[2]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $2,800,000[3]
興行収入 世界の旗 $27,365,467[4]

2006年日本映画タイヨウのうた』のハリウッド・リメイクである[5]。本作の日本語字幕は野城尚子が担当している[6]

ストーリー

17歳になったケイティ・プライスは色素性乾皮症を患っており、それが原因で外出もままならない日々を送ってきた。家にいざるを得ない昼間、ケイティの話し相手になれるのは父親(ジャック)しかいなかった。ただ、夜になれば、ケイティは外に繰出すことができた。天気の良い夜には、彼女は決まってギターの弾き語りをするのだった。

ある日の夜、ケイティは隣人のチャーリーと初めて会話を交わすことができた。ケイティは前々からチャーリーのことを知っており、寝室から彼の部屋を覗くなどしていたが、直接会うことは叶わずにいたのである。

それからというもの、ケイティはチャーリーと親交を深めていったが、それが却ってケイティの苦悩を深めることにもなった。果たして自分は普通の生活を送れるのかと。

キャスト

※括弧内は日本語吹替[7]

製作

2015年6月22日、スコット・スピアーがパトリック・シュワルツェネッガーとベラ・ソーンが主演を務める新作映画の監督に起用されたと報じられた[10]。10月9日、ロブ・リグルが本作に出演するとの報道があった[11]

2015年10月12日、本作の主要撮影バンクーバーで始まった[12][13]

公開

2016年10月、オープン・ロード・フィルムズが本作の配給権を獲得し、2017年7月14日に全米公開すると発表したが、後に本作の全米公開日は2018年3月23日に延期されることとなった[14]

興行収入

本作は『パシフィック・リム: アップライジング』、『アンセイン 〜狂気の真実〜』、『パウロ 愛と赦しの物語』、『名探偵シャーロック・ノームズ』と同じ週に封切られ、公開初週末に500万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが[15]、実際の数字はそれを下回るものであった。2018年3月23日、本作は全米2173館で公開され、公開初週末に400万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場10位となった[16]

評価

本作に対する批評家の評価は芳しいものではない。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには56件のレビューがあり、批評家支持率は21%、平均点は10点満点で4.2点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜』は作為的なティーン・ロマンス映画としては典型的なものである。悪いことに、それは色素性乾皮症の不正確な描写のために際立っている。」となっている[17]。また、Metacriticには14件のレビューがあり、加重平均値は38/100となっている[18]。なお、本作のCinemaScoreはA-となっている[19]

脚注

  1. “YUI主演『タイヨウのうた』がハリウッドリメイク 『ミッドナイト・サン』5月公開”. リアルサウンド. (2018年2月8日). https://realsound.jp/movie/2018/02/post-157015.html 2018年2月12日閲覧。
  2. ミッドナイト・サン タイヨウのうた”. 2018年3月24日閲覧。
  3. Indie B/O Rejusts, Holds Ground”. 2018年8月21日閲覧。
  4. Midnight Sun”. 2018年8月21日閲覧。
  5. ハリウッドニュース編集部 (2015年6月24日). “「タイヨウのうた」をハリウッドがリメイク”. 日刊スポーツ. https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1496964.html 2015年6月24日閲覧。
  6. ミッドナイト・サン タイヨウのうた”. 2018年3月24日閲覧。
  7. 映画『ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜』公式サイト”. 2018年11月2日閲覧。
  8. Hipes, Patrick (2015年6月22日). “Bella Thorne & Patrick Schwarzenegger To Star In YA Pic ‘Midnight Sun’”. deadline.com. http://deadline.com/2015/06/bella-thorne-patrick-schwarzenegger-midnight-sun-movie-1201451663/ 2015年10月25日閲覧。
  9. “シュワ息子&ベラ・ソーンが「タイヨウのうた」ハリウッド版に主演”. 映画.com. (2015年6月25日). http://eiga.com/news/20150625/14/ 2018年2月12日閲覧。
  10. Bella Thorne & Patrick Schwarzenegger To Star In YA Pic ‘Midnight Sun’”. 2018年3月24日閲覧。
  11. Rob Riggle Takes On Drama With ‘Midnight Sun’ Pic”. 2018年3月24日閲覧。
  12. Arnold Is That You? Patrick Schwarzenegger Flashes His Muscles On Set – Just Like His Dad Once Did”. 2018年3月24日閲覧。
  13. On the Set for 10/16/15: ‘Ab Fab: The Movie’ & ‘Planet of the Apes’ Sequel Start Shooting While ‘Star Trek Beyond’ Wraps”. 2018年3月24日閲覧。
  14. Open Road Acquires ‘Midnight Sun’, Sets Wide Summer Release For Bella Thorne & Patrick Schwarzenegger Pic”. 2018年3月24日閲覧。
  15. Box Office Preview: ‘Pacific Rim Uprising’ Set to Break ‘Black Panther’s’ Five-Week Streak”. 2018年3月24日閲覧。
  16. March 23-25, 2018”. 2018年8月21日閲覧。
  17. Midnight Sun”. 2018年12月9日閲覧。
  18. Midnight Sun (2018)”. 2018年12月9日閲覧。
  19. Does ‘Pacific Rim: Uprising’ Break Even At The Global B.O.?; ‘Black Panther’ Sets Marvel Record – Sunday Postmortem”. 2018年12月9日閲覧。

外部リンク

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