マッソスポラ

マッソスポラMassospora)はハエカビ目ハエカビ科に属する、セミ周期ゼミ)に感染する真菌病原体。特にM. cicadinaジュウシチネンゼミカビ)のこと。

マッソスポラ
セミの腹部が欠落し、代わりにマッソスポラの胞子の塊が付いている。
分類
: 菌界 Fungi
: 接合菌門 Zygomycota
: 接合菌綱 Zygomycetes
: ハエカビ目 Entomophthorales
: ハエカビ科 Entomophthoraceae
: マッソスポラ属 Massospora
学名
Massospora cicadina
Peck
和名
マッソスポラ

発見

1850年、レイディによって初めて観察される。1879年、チャールズ・ペックによる記録が残る。1921年頃から顕微鏡によって病原体を徹底的に研究し始めた。12種発見されているが、それぞれ特定の1種の蝉にしか感染しない

生態

胞子は1年余りで発芽するが、セミの幼虫が土中にいる間は発芽しない。

感染後の症状

腹部が脱落するものの死ぬ事は無く生殖行為を行おうとして他のセミと接触し感染してゆく[1]

脚注

  1. 病菌が操る「ゾンビゼミ」、腹部脱落したまま飛行 交尾で感染拡大

外部リンク

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