マジンプロスパー

2010年7月4日の阪神競馬場にてデビュー、ダートの1400m戦で3着。その後何度も1番人気に推されるものの勝ちきれず4連敗。4戦目の直後、9月14日に中央競馬から地方競馬へ転出する。転出先の名古屋では、角田輝也厩舎に入厩する。地方に移籍して2戦目、通算6戦目でようやく初勝利、さらに1勝して11月11日付で中央競馬に復帰した。復帰したと同時に、中尾秀正厩舎に再入厩した。

3月26日の中央競馬復帰後初のレースでは6着に終わったものの、次走の4歳以上500万下、1000万下と連勝、中央初勝利も挙げた。更に7月23日の瀬田特別（京都・芝1400m）[2]、11月26日の醍醐ステークス（京都・芝1200m）と勝ち[3]、着実に力をつけていった。

2012年阪急杯

初動は1月28日のシルクロードS。重賞初挑戦となったレースだったがロードカナロアの8着。続く2月26日阪急杯では序盤から上位に位置し4コーナーを回って先頭に立ち、末脚を伸ばしサンカルロやガルボなど抑え快勝、嬉しい重賞初制覇となった[4]。高松宮記念の優先出走権も得た。その高松宮記念では上位でレースを進めたが、カレンチャンの5着に終わった。7月1日、CBC賞では、先団から直線抜け出してレコード勝ちの重賞2勝目を挙げた。その後、惜敗が続いていたが2013年6月30日のCBC賞に1番人気で勝利し同レース連覇を飾った。その後、8歳まで現役を続けるも勝利を挙げられず、2015年10月4日のスプリンターズステークスに出走予定だったが右肩跛行のため、出走取消となった。その後、精密検査の結果、右前深屈腱炎が判明[5]。10月7日付けで競走馬登録を抹消[6]。引退後は北海道新冠町のハシモトファームで種牡馬となる[7]。

引退後は2016年よりハシモトファームで種牡馬となり、5頭の産駒を残した。2019年5月9日の門別競馬場第4競走にてトーケンマコットが産駒初勝利を挙げる[8]。

2018年9月30日付で用途変更され[9]、種牡馬を引退。その後も引き続きハシモトファームに繋養されていたが、2022年8月21日に死亡した[10][11]。15歳没。