マイク・ダン

マイケル・グレン・ダンMichael Glen "Mike" Dunn, 1985年5月23日 - )は、アメリカ合衆国ニューメキシコ州サンファン郡ファーミントン出身の元プロ野球選手メジャーリーグ投手)。左投左打。愛称はダナー[2]

マイク・ダン
Mike Dunn
ロッキーズでの現役時代
(2019年3月25日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ニューメキシコ州サンファン郡ファーミントン
生年月日 (1985-05-23) 1985年5月23日(38歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2004年 MLBドラフト33巡目
初出場 2009年9月4日 トロント・ブルージェイズ
年俸 $$4,000,000(2017年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

プロ入り前

2003年MLBドラフト14巡目(全体419位)でヒューストン・アストロズから指名されるも入団しなかった。

プロ入りとヤンキース時代

2004年MLBドラフト33巡目(全体999位)でニューヨーク・ヤンキースから指名され、プロ入り。外野手として入団したが、ヤンキースが投手としてコンバートした[3]

2006年は、ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ヤンキース、A-級スタテンアイランド・ヤンキースでプレーした。

2007年は、A級チャールストン・リバードッグスでプレーした。

2008年は、A+級タンパ・ヤンキースでプレーした。また。40人枠にも登録された[4]

2009年は、開幕をAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・ヤンキースで迎えた。9月1日にメジャーに昇格した[3]。9月4日のトロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビューを果たした。

ブレーブス時代

2009年12月22日にハビアー・バスケスブーン・ローガンとのトレードで、メルキー・カブレラアローディス・ビスカイーノと共にアトランタ・ブレーブスへ移籍した[5]

マーリンズ時代

マーリンズでの現役時代
(2011年4月29日)

2010年11月16日にダン・アグラオマー・インファンテとのトレードで、フロリダ・マーリンズへ移籍した[6]

2011年はリリーフ陣の一角に定着し、72試合に登板。5勝6敗と1つ負け越したものの、防御率3.43・WHIP1.30というまずまずの成績をマークした。しかしながら、引き継いだランナーの生還阻止率は67%とイマイチだった[7]

2012年4月29日、ダン・ジェニングスの昇格に伴ってAAA級ニューオーリンズ・ゼファーズに降格する[8]も、5月11日に再昇格した。この年は60試合でマウンドに登り、勝ち星なしで3敗を喫したが、チームトップの18ホールドをマーク[9]。だが、前年に克服したと思われた制球難を再発させ、投球内容が悪化して防御率4.91・与四球率5.9という数字に終わった[9]

2013年は、チームトップ[10]となる75試合にリリーフ登板。制球難から再脱却し[10]、3勝4敗と負け越したが、防御率2.66・WHIP1.20・自己最多の2セーブを記録するなど、活躍した。

2014年は、2年連続で75試合に登板し、10勝6敗、防御率3.16まだった。引き継いだランナーの生還阻止率は80%[11]に達した。

2015年2月9日、年俸調停を回避し、2年総額580万ドルで契約を延長した。この年は3年連続70試合以上5年連続60試合以上となる72試合に登板したが、投球内容が悪化した。自己ワースト2位の6本塁打を浴びて防御率4.50まで上昇し、2勝5敗と負け越した。

2016年11月3日にFAとなった。

ロッキーズ時代

2016年12月15日にコロラド・ロッキーズと3年総額1900万ドルで契約を結んだ[12]

2019年6月18日にDFAとなり[13]、21日に自由契約となった[14]

2020年2月3日に引退を表明した。

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2009 NYY 400000000----204.031500510336.752.00
2010 ATL 25000020011.0008819.015117202720441.891.68
2011 FLA
MIA
72000056015.45526763.05193122683028243.431.30
2012 60000003118.00020844.04932980472031244.911.77
2013 75000034218.42928267.25352840722021202.661.20
2014 750000106122.62524557.04742214672025203.161.21
2015 72000025023.28623554.04662912652027274.501.39
2016 5100006108.85717642.14351103382016163.401.28
2017 COL 68000051019.83322050.14382800574025254.471.41
2018 2500000005----8317.02211800121017179.002.35
2019 28000010021.0007517.2174600152014147.131.30
MLB:11年 555000034264131.5671899436.03894722418114732302111944.001.41
  • フロリダ・マーリンズは2012年から球団名をマイアミ・マーリンズに変更

背番号

  • 31(2009年)
  • 38(2010年、2017年 - 2019年)
  • 40(2011年 - 2016年)

脚注

  1. Michael Dunn Contract Details, Salaries, & Earnings (英語). Spotrac. 2016年12月19日閲覧。
  2. Rockies Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月19日閲覧
  3. Bryan Hoch (2009年9月1日). Dunn takes long road to join Yankees (英語). MLB.com. 2016年12月19日閲覧。
  4. "Yankees add pitchers Anthony Claggett, Michael Dunn, Christian Garcia and Steven Jackson to roster" (Press release) (英語). MLB.com (New York Yankees). 20 November 2008. 2016年12月19日閲覧
  5. Bryan Hoch (2009年12月22日). Yanks' rotation gets stronger with Vazquez (英語). MLB.com. 2016年12月19日閲覧。
  6. Marlins trade Uggla to Braves
  7. 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2012』廣済堂出版、2012年、316頁。ISBN 978-4-331-51612-6。
  8. Joe Frisaro (2012年4月29日). Marlins send Coghlan, Dunn to Triple-A (英語). MLB.com. 2016年12月19日閲覧。
  9. 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2013』廣済堂出版、2013年、322頁。ISBN 978-4-331-51711-6。
  10. 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』廣済堂出版、2014年、325頁。ISBN 978-4-331-51809-0。
  11. 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、308頁。ISBN 978-4-331-51921-9。
  12. Joe Frisaro (2012年4月29日). New reliever Dunn where he wants to be in Colorado (英語). MLB.com. 2016年12月19日閲覧。
  13. Jake Rill (2019年6月18日). Rockies sign 23rd overall Draft pick Toglia (英語). MLB.com. 2019年6月19日閲覧。
  14. MLB公式プロフィール参照。2019年6月22日閲覧。

関連項目

外部リンク

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