ボグダーン・アーダーム

2005年7月、ネムゼティ・バイノクシャーグIのヴァシャシュSCに入団したが、出場機会に恵まれず[3]、2007年2月に2部リーグのヴェチェーシFCにレンタル移籍をした[3][4]。ヴェチェーシには同年6月まで在籍し、リーグ戦12試合に出場した[3]。

2007年8月1日にイングランドのボルトン・ワンダラーズFCと2年契約を結び[4]、2007年1月7日にボルトンとの契約をさらに2年延長した[5]。

同年9月、フットボールリーグ2のクルー・アレクサンドラFCへレンタル移籍[6]。トッテナム・ホットスパーFCからレンタル移籍中のデイヴィッド・バトンが負傷したため、彼の代わりとして1か月間の短期契約を結んだ[6]。

ボルトンに復帰後、2010年8月に行われたフットボールリーグカップのサウサンプトンFC戦でトップチームデビュー[7]、同年9月11日に行われたアーセナルFC戦でプレミアリーグデビューを果たすと[8]、2011年3月にクラブとの契約をさらに2014年夏まで延長した[7]。ボグダーンは正キーパーのユッシ・ヤースケライネンの控えという立場ながら、ボルトンが2010-11シーズンのFAカップにおいて準決勝進出を果たす上で重要な役割を担った[7]。

2011-12シーズン、ヤースケライネンが太腿の怪我で戦列を離れると正キーパーを務め[9]、ヤースケライネンの復帰後も正キーパーに定着した[9]。

2012年11月29日、クラブとの契約期間を2015年夏まで延長した[10]。その後、ボグダーンは2014-15シーズン終了までに公式戦120試合に出場した[11]。

また、2012年にはボルトンの年間最優秀選手[12]、2012年と2013年にはハンガリー年間最優秀サッカー選手賞を連続受賞した[13]。

2015年6月12日、ボルトンとの契約満了後、7月1日からリヴァプールFCにフリートランスファーで加入することが発表された[14]。

同年9月23日に行われたフットボールリーグカップのカーライル・ユナイテッドFC戦で公式戦デビューをすると、PK戦において3本のシュートを防ぎ勝利に貢献したが[15]、ベルギー代表のシモン・ミニョレが正キーパーとして定着しているため出場機会を獲得できずにいた[16]。その後、ミニョレがハムストリングの怪我のため戦列を離れると同年12月20日に行われたプレミアリーグのワトフォードFC戦に出場したが、開始2分にミスから失点をすると0-3のスコアで敗れた[17]。2015-16シーズンは最終的にリーグ戦2試合を含め、6試合の出場に止まった。

2016年7月20日、EFLチャンピオンシップのウィガン・アスレティックFCにレンタル移籍することが発表された[18]。契約期間は1年[18]。同クラブでは正GKの座を掴んだが、11月18日に行われたバーンズリーFC戦で右膝前十字靭帯を断裂。全治6か月が見込まれたため、同月22日にローン期間を切り上げリヴァプールへ復帰した[19]。

2018年7月2日、スコティッシュ・プレミアシップのハイバーニアンへ1年間のレンタル移籍[20]。2018-19シーズン終了後、所属元のリヴァプールを退団した[21]。

2020年7月1日、ハンガリーに帰国しフェレンツヴァーロシュと契約を結んだ[22]。