ベスレヘム造船

ベスレヘム造船 (Bethlehem Shipbuilding Corporation, Limited) は、アメリカ合衆国の造船会社。ベスレヘム・スチールの造船部門。1905年にウィルミントンとサンフランシスコの両造船所が買収され、1917年に上記の社名でベスレヘム・スチールに合併した。ベスシップ (BethShip) として知られていた。

ヒンガム造船所でフォッシュ (USS Formoe, DE-58) として建造中のカルダー (HMS Calder, K349)、右はフォス (USS Foss, DE-59)

歴史

ベスレヘム・スチールは鉄鋼生産からその業種を拡大し、1905年にユニオン鉄工所を買収した。1913年のフォアリバー造船所買収後、本社はマサチューセッツ州クインシーに所在し、1964年にメリーランド州スパローズ・ポイントに移転した。

1940年代において同社はアメリカ合衆国の3大造船業者の中でも1番の建造能力を有した。2位はニューポート・ニューズ造船所であり、3位はニューヨーク造船所であった。ベスレヘム造船は1940年代初めに、フォアリバー造船所、スパローズ・ポイント造船所、サンフランシスコ造船所、スタテンアイランド造船所と4つの造船所を保有した。同社は第二次世界大戦時にはアメリカ海事委員会の緊急造船プログラムによって拡大された。

フォアリバー造船所は1980年代中頃にジェネラル・ダイナミクスに売却され、その後まもなく閉鎖された。アラメダ造船所は自身の手で1970年代初めに閉鎖され、サンフランシスコ造船所は1990年代日頃にブリティッシュ・エアロスペースに売却、現在もBAEシステムズ・サンフランシスコ船舶補修所として残存する。

ベスレヘム・スチールは本業である鉄鋼生産を維持するため、1997年に造船業から撤退した。

造船所

外部リンク


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