プラザホテル

プラザホテルPlaza Hotel)は、アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタンにある高級ホテル

Plaza Hotel
5番街と58丁目の角(南東方向)から見たプラザホテル
所在地ニューヨーク市マンハッタン区5番街 768号, 10019
座標北緯40度45分52秒 西経73度58分28秒
建設1907年
建築家en:Henry J. Hardenbergh; Thomas Hastings, et al.
建築様式19世紀後期および20世紀リヴァイヴァル
NRHP登録番号78001878
指定・解除日
NRHP指定日1978年11月29日[1]
NHL指定日1986年6月24日 [2]
NYCL指定日:1969年12月9日
プラザホテル
(北東側より)
プラザホテル
セントラル・パークより)

概要

1907年に建築された。セントラルパークの東南の角に位置し、正面玄関は広場(名前の由来となったグランド・アーミー・プラザ)を介して5番街に面する。

1943年にヒルトンが購入したのち、1955年にレストラン・チェーンのチャイルズが購入[3]。フレンチ・ルネッサンス・スタイルの建物は1969年にニューヨーク市歴史建造物保存委員会のランドマークに指定され、1986年にはアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定された。1988年にドナルド・トランプが購入したが、1995年に投資家のトロイ・リチャード・キャンベルに売却し、2004年にイスラエルの不動産企業El-Ad Groupが購入し、改装工事のため2005年5月より休業中であったが、2008年3月1日よりフェアモント・ホテルズ・アンド・リゾーツの運営でホテル営業を再開した。2012年にはインドの大富豪サブラタ・ロイ(Subrata Roy)が75%の株を保有したほか、サウジアラビアの王族アル=ワリード・ビン・タラールも株主である。ロイは、2014年に投資家への未払いにより逮捕され、プラザホテルを含む株の売却を検討している。

再開後は高級コンドミニアムが主体の構成となり、ホテル部分は大幅に削減された。特にセントラルパークを望む北側部分に関しては、その多くがコンドミニアムに変更され、分譲販売された為、客室でセントラルパークを正面に眺められる部屋は殆どない。レギュラールームでは皆無である。

エピソード

1970年4月24日、このホテルで訪米中だった中華民国行政院副院長の蔣経国(1978年から中華民国総統)が台湾独立主義者に狙撃される暗殺未遂事件の舞台になった。

1985年9月22日に、このホテルで合意された先進5ヶ国会議で決定されたドル安政策は、ホテルの名にちなみ「プラザ合意」と通称されている。

映像作品にも度々登場し、『裸足で散歩(Barefoot in the Park)』(1967年)、スコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』や『ホーム・アローン2』(1992年)など、様々な作品に登場する。

『ホーム・アローン2』では、主人公のマコーレー・カルキン演じるケビン・マカリスターが親のクレジットカードを使い1人で宿泊するというシーンがある。また当時のオーナーであったドナルド・トランプがカメオ出演している。

脚注・出典

  1. National Park Service (15 March 2006). "National Register Information System". National Register of Historic Places. National Park Service. 2020年10月12日閲覧
  2. Plaza Hotel”. National Historic Landmark summary listing. National Park Service (2007年9月18日). 2015年2月24日閲覧。
  3. Old New York: The Plaza HotelCommercial Observer, Oct. 14, 2014

外部リンク

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