ブルドックソース
ブルドックソース株式会社(英: BULL-DOG SAUCE CO.,LTD.[3])は、東京都中央区に本社を置く調味料メーカーである。
東京都中央区日本橋兜町にあるブルドックソース本社 | |
種類 | 株式会社 |
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機関設計 | 監査等委員会設置会社[1] |
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町11番5号 北緯35度40分49.8秒 東経139度46分35.9秒 |
設立 |
1926年(大正15年)9月21日 (ブルドックソース食品株式会社) |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 6010001034924 |
事業内容 | ソースその他調味料の製造および販売 |
代表者 | 石垣幸俊(代表取締役社長執行役員) |
資本金 |
10億4437万8000円 (2021年3月31日現在)[2] |
発行済株式総数 |
1395万4880株 (2021年3月31日現在)[2] |
売上高 |
連結: 177億0852万4000円 単独: 120億4148万6000円 (2021年3月期)[2] |
営業利益 |
連結: 7億2105万8000円 単独: 6億0775万8000円 (2021年3月期)[2] |
経常利益 |
連結: 9億8504万4000円 単独: 9億0986万4000円 (2021年3月期)[2] |
純利益 |
連結: 6億9394万6000円 単独: 6億4569万3000円 (2021年3月期)[2] |
純資産 |
連結: 205億4502万7000円 単独: 196億0665万2000円 (2021年3月31日現在)[2] |
総資産 |
連結: 268億0597万8000円 単独: 240億6387万0000円 (2021年3月31日現在)[2] |
従業員数 |
連結: 316人 単独: 221人 (2021年3月31日現在)[2] |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | 三優監査法人[2] |
主要株主 |
興和 5.30% ブルドック持株会 4.77% 佐藤食品工業 3.44% 日本生命保険 3.25% 凸版印刷 3.14% 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 2.89% 養命酒製造 2.74% 福岡銀行 2.74% 第一生命保険 2.56% 日新製糖 2.16% (2021年3月31日現在)[2] |
主要子会社 |
イカリソース(株) 100% サンフーズ(株) 100% (株)Bullフーズ 100%[2] |
外部リンク | https://www.bulldog.co.jp/ |
社名の英語表記はBull-Dogであるが、日本語はブルドッグではなくブルドックが正しい。これは創業者が命名時に濁音が続く語感を避けるため、あえて使い分けたものである[4]。
概要
家庭用・業務用のソース、その他調味料の製造販売をしている。取扱品目は、とんかつ、お好み焼き、ソース焼きそばなどに利用されるウスターソースや濃縮ソースをはじめ、ドレッシング(和風ソース)等の用途別ソース類の他、和風スパゲティー素材「まぜりゃんせ」シリーズ、発芽玄米など。2005年(平成17年)には、イカリソースのブランドを取得し関西地方の市場を強化した。
「ブルドックソース」の「ブルドック」は、1900年頃の日本で外来犬のブルドッグがペットとして流行しており、洋食も外来ゆえ「ブルドッグのように可愛がってもらいたい」との意味から採用された。現在も会社のシンボルマークにブルドッグ犬のイラストが使われている。
沿革
- 1902年(明治38年) - 小島仲三郎が食品卸の「三澤屋商店」として創業。
- 1905年(明治41年) - ソースの製造販売を開始[注 1]。
- 1926年(大正15年)9月 - 「ブルドックソース食品株式会社」として会社法人を設立[注 2]。
- 1940年(昭和15年) - ブルドック食品株式会社に商号を変更。
- 1944年(昭和19年)3月 - 太平洋戦争に伴って外来語の使用が禁止されたため、三澤工業株式会社に商号を変更
- 1945年(昭和20年)12月 - ブルドック食品株式会社に商号を再変更。
- 1949年(昭和24年)
- 1962年(昭和37年) - ブルドックソース株式会社に商号を変更。
- 1966年(昭和41年) - 中濃ソースを発売。
- 1969年(昭和44年) - 容器をそれまでのガラス瓶からポリ塩化ビニルの容器へ変更[6]。
- 1973年(昭和48年)5月16日 - 東京証券取引所第2部上場[7]。
- 2005年(平成17年)11月 - 子会社を通じて会社更生法により経営再建中のイカリソースの営業権を譲り受けた[注 4]。
- 2007年(平成19年) - スティール・パートナーズによる敵対的TOB「ブルドックソース事件」が起こる。
- 2009年(平成21年)7月 - 中華人民共和国に現地法人として富留得客(北京)商貿有限公司を設立。
- 2019年(令和元年)10月 - サンフーズ株式会社を完全子会社化[9] 。
- 2021年(令和3年)1月14日 - 東京証券取引所第1部に指定替え[7][10]。
事業所
製品ギャラリー
- とんかつソース
- 中濃ソース
ブルドックソース事件
2007年に米国投資ファンドのスティール・パートナーズがブルドッグソースに対して敵対的TOBを発表した、いわゆる「ブルドックソース事件」でも知られる。買収への対抗策として、ブルドックソースは日本初となるポイズン・ピルと呼ばれる買収防衛策を実施した。スティール・パートナーズも対抗し法廷闘争にもつれ込んだが、最終的に最高裁でブルドックソースが勝利を収めた。
詳細は「ブルドックソース事件」を参照
脚注
注釈
出典
- コーポレート・ガバナンス方針 - ブルドックソース株式会社
- ブルドックソース株式会社 (2021-06-25). 第96期(2020年4月1日 - 2021年3月31日)有価証券報告書 (Report).
- ブルドックソース株式会社 定款 第1章第1条
- “ブルドックソース 濁音が続く語感を避けるため「ドック」に”. News Post Seven (小学館). (2014年6月20日) 2014年6月20日閲覧。
- 「ブルドックソース(ウスターソース)」ウスターソスの代名詞 (J-Net21)2020年12月6日閲覧。
- 【ブルドック ウスターソース】名前の秘密と変遷(男の浪漫伝説 Vol.74) ドリームメール
- “ブルドックが東証1部昇格 14日付、73年に2部上場”. サンケイスポーツ. 産経デジタル. (2021年1月7日) 2021年1月8日閲覧。
- “イカリソース、ブルドック傘下に”. フジサンケイ ビジネスアイ (産業経済新聞社). (2005年5月25日)
- “サンフーズ株式会社株式取得(子会社化)のお知らせ” (PDF). ブルドックソース株式社 (2019年10月7日). 2019年10月31日閲覧。
- (PDF)『東京証券取引所市場第一部指定に関するお知らせ』(プレスリリース)ブルドックソース株式会社、2021年1月14日 。2021年1月14日閲覧。
関連項目
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