ブラオ

ブラオ英語: Burao, ソマリ語: Burco, アラビア語: بورعو)は、ソマリランドトゲアー州の行政中心都市。ただしソマリランドの独立は承認されておらず、国際的にはソマリアの一部として扱われている。ソマリランドでは首都ハルゲイサに次いで人口が多い。

ブラオ

Burco

بورعو
Burao city
Burao city center
Burao City
Burao city
Burao shopping mall
ブラオの旗
ブラオの公式ロゴ
ブラオの位置(ソマリランド内)
ブラオ
ブラオ
ブラオの位置(ソマリア内)
ブラオ
ブラオ
北緯9度31分0秒 東経45度32分0秒
ソマリランドの旗 ソマリランド
行政区画 トゲアー州
等時帯 UTC+3 (東アフリカ時間)

歴史

ブラオは1991年5月18日のソマリランド独立と共に、ソマリランドの一部となった。ソマリランドの独立宣言は、現在の首都ハルゲイサではなく、ブラオで行われた[1]。(なお、国際的にはソマリランドの独立は承認されておらず、あくまでもソマリアの一部である[2]。)ソマリランドの他の都市と同様、国外からの援助で復興を遂げた。経済的にも発展しており、周囲の地域から人々も集まってきている。

住居環境

ブラオの人口は、年々増え続けており、2006年の議会選挙の時の人口は15万4千人ほどである[3]。ただし国勢調査は20年以上行われていない。住民の大半はソマリ族イサック氏族のハバージェクロ支族、ハバーヨーニス支族である[4]

ブラオには24時間使える電気があり、地下水を水源とした水道もある。商業も行われており、観光客も来る。

地理

ブラオの気候はソマリア北部の他地域と同様、年を通じて暑く乾燥している。6月から8月にかけての平均気温は日中35℃、夜間25℃である。冬季は日中27℃、夜間14℃である。12月と5月には時々雨が降る。

町の真ん中に東西方向にトゲーア川が通っているが、ワジであり、水は時々しか流れない。町の中央部にはこの川を跨ぐ新しい橋がかけられている。

野生動物

野生動物は食料や繁殖地を探してブラオ周辺にも現れる。よく見かける動物はクーズーイボイノシシグレビーシマウマアフリカノロバ、野鳥などである。ブラオの南方はサバナであり、ライオンやヒョウなども見られる。また、カラカルの世界最大の生息地があることでも知られる。

交通

ブラオにはバスが通っており、ブラオ空港も整備されている。ダーロ航空によりハルゲイサ、エチオピアのアディスアベバ、イエメンのサナアなどと繋がっている。道路を通じて港町ベルベラとも繋がっている。

教育

  • ブラオ大学が存在する。

関連項目

参考文献

  1. 崩壊国家と国際社会:ソマリアと「ソマリランド」(PDF)
  2. Somaliland History”. World66. Internet Brands. 2007年7月17日閲覧。 “In 1991, after the collapse of the government in Somalia, the territory asserted its independence as the Republic of Somaliland, at a meeting of clan elders in the town of Burao.”
  3. Somalia: largest cities and towns and statistics of their population データはGoogle Earthに登録されているもの
  4. Report on Mission to Haud Area, Region 5, UNDP Emergencies Unit for Ethiopia report, dated 15 November 1994 (accessed 20 December 2008)
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