ブライソン・ティラー

ブライソン・ティラーBryson Tiller、本名: Bryson Djuan Tiller、1993年1月2日 - )は、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビル出身のR&Bシンガーソングライターラッパー

Bryson Tiller
Bryson Tiller 2019年
基本情報
出生名 Bryson Djuan Tiller
別名 Pen Griffey
生誕 (1993-01-02) 1993年1月2日(30歳)
アメリカ合衆国 ケンタッキー州ルイビル
ジャンル
職業
  • 歌手
  • ソングライター
  • ラッパー
活動期間 2011年–
レーベル
子供2人
公式サイトwww.trapsoul.com

2015年にデビューシングル「Don't」がヒットし広く知られるようになり、同年1stアルバム『Trapsoul』をリリース。グラミー賞のベストR&Bソング賞にノミネートされる。2017年には2作目のアルバム『True to Self』を発表し、初の全米1位を記録[2]。また同年、DJキャレドの楽曲「Wild Thoughts」にリアーナと共にフィーチャーされ、全米2位のヒットとなる[3]。2020年には3作目のアルバム『Anniversary』をリリースした[4]

来歴

ライブでのBryson Tiller(2016年)

1993年1月2日、ブライソン・ジュアン・ティラーはケンタッキー州ルイビルで生まれる[5]。4歳の時に母親を亡くし、その後は祖母に育てられた。15歳から歌とラップを始め、 2011年にミックステープ『Killer Instinct Vol.1』をリリースして音楽キャリアをスタートさせる[6]。しかし2013年に娘が生まれたため学校を中退し、パパ・ジョンズ・ピザとUPSで働き、音楽活動も休止することになった[7]

2014年10月、楽曲「Don't」をSoundCloudにアップロードし、業界関係者から注目を集める[8]。5月にiTunesで正式にデジタルダウンロード版としてリリースされ、全米13位のヒットを記録した。これをきっかけにRCAレコードと契約を結び、同年10月デビュー・アルバム『Trapsoul』をリリース、米Billboard 200で8位を記録する[9]。アルバムの収録曲「Exchange」は第59回グラミー賞のベストR&Bソング賞にノミネートされた。

2016年、BETアワードで最優秀新人アーティスト賞と最優秀男性R&B/ポップ・アーティスト賞の2部門を受賞する。2017年5月、2作目のスタジオアルバム『True to Self』をリリースし、米ビルボード200で自身初の1位を獲得した[10]。また同年、DJキャレドの楽曲「Wild Thoughts」にリアーナと共にフィーチャーされ、全米2位のヒットとなる[3]

2018年、H.E.R.の楽曲「Could've Been」にフィーチャリングで参加し、第63回グラミー賞のベストR&Bパフォーマンス賞にノミネートされた[11]

2020年10月2日、3作目のアルバム『Anniversary』をリリースした[12]

音楽性

ブライソン・ティラーは自身の音楽を「トラップヒップホップの影響を受けたR&B、ヒップホップとR&Bの完璧なマリアージュ」と表現している。また「歌では言えないことでもラップなら言えることもある」と考えており、ラップでの表現にもこだわりを持っている[13]

影響を受けたアーティスト

ブライソン・ティラーはシンガーのオマリオンに大きな影響を受けたと語っている。「叔父がオマリオンのファーストアルバムを出してくれたんだけど、それが僕が歌いたいと思う最初のアルバムだった。それが曲を書くようになったきっかけだよ。彼の歌詞の付け方や歌の作り方が好きなんだ。だから、いいだろうと思って書き始めたんだ。ソングライターになりたいと思い始めたのはその時だった。アーティストになりたいと思ったことはなかった。ただ本当に曲を書きたかっただけなんだ。」と述べている[14]

他にもブライソン・ティラーは、R・ケリーリル・ウェインクリス・ブラウンドレイクなどから影響を受けている[15][16]。さらに、彼は影響を受けたアーティストとして、Jazmine Sullivan、アッシャーリアーナビヨンセジェイ・ZノトーリアスB.I.G.メアリー・J・ブライジを挙げている[17]

人物

ライブでのBryson Tiller(2016年)

ブライソン・ティラーには2013年と2019年に生まれた2人の娘がいる[18]。2020年6月、ブライソン・ティラーは27歳で故郷のケンタッキー州ルイビルにあるイロコイ高校を卒業した[19]

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • Trapsoul (2015年)
  • True to Self (2017年)
  • Anniversary (2020年)

受賞歴

脚注

  1. Bryson Tiller Exclusive: "I Got A Text From Drake Saying I Want To Sign You"”. Capital XTRA (2016年1月15日). 2016年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月28日閲覧。
  2. Bryson Tiller Announces Sophomore Album Title (英語). HotNewHipHop. 2020年11月29日閲覧。
  3. Bryson Tiller”. Billboard. 2020年11月29日閲覧。
  4. Haylock, Zoe (2020年9月3日). Bryson Tiller Reemerges With ‘Inhale,’ Announces New Album”. Vulture. 2020年11月29日閲覧。
  5. Bryson Tiller | The Official RCA Records Site”. web.archive.org (2016年1月14日). 2020年11月29日閲覧。
  6. Killer Instinct Vol.1 Mixtape by Bryson Tiller Hosted by Dj E-Dub”. www.datpiff.com. 2020年11月29日閲覧。
  7. January 7, Emmanuel C. M. Published:. Bryson Tiller Cracks the Code to Success With 'Trapsoul' - Show and Prove - XXL (英語). XXL Mag. 2020年11月29日閲覧。
  8. Bryson Tiller Inks Creative Partnership With RCA And Announces Release For Debut LP, TRAPSOUL (英語). Vibe (2015年8月25日). 2020年11月29日閲覧。
  9. Bryson Tiller”. Billboard. 2020年11月29日閲覧。
  10. Bryson Tiller”. Billboard. 2020年11月29日閲覧。
  11. 2020 GRAMMY Awards: Complete Winners List (英語). GRAMMY.com (2019年11月20日). 2020年11月29日閲覧。
  12. Haylock, Zoe (2020年9月3日). Bryson Tiller Reemerges With ‘Inhale,’ Announces New Album”. Vulture. 2020年11月29日閲覧。
  13. Bryson Tiller Is One of the Most Exciting New Voices In R&B (英語). PAPER (2016年1月13日). 2020年11月29日閲覧。
  14. September 4, Emmanuel C. M. Published:. The Break Presents: Bryson Tiller - XXL (英語). XXL Mag. 2020年11月29日閲覧。
  15. Bryson Tiller | The Official RCA Records Site”. web.archive.org (2016年1月14日). 2020年11月29日閲覧。
  16. The Cosign: 7 Things You Should Know About Bryson Tiller (英語). Vibe (2015年8月18日). 2020年11月29日閲覧。
  17. Bryson Tiller Interview | He names his TOP 10 inspirations, Rihanna vs. Beyoncé | MalcolmMusic - YouTube”. www.youtube.com. 2020年11月29日閲覧。
  18. Bryson Tiller celebrates new year with his second child - Music News - ABC News Radio (英語). abcnewsradioonline.com. 2020年11月29日閲覧。
  19. Bryson Tiller Graduates From High School | Rap-Up”. www.rap-up.com. 2020年11月29日閲覧。

外部リンク

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