フナガモ
フナガモ (舟鴨、学名:Tachyeres brachypterus)は、カモ目カモ科に分類される鳥類の一種である。和名は、大きな足で水を蹴立てて水面を走る様子が、まるで水面を船が走るように見えることからついた。
フナガモ | ||||||||||||||||||||||||
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フナガモ | ||||||||||||||||||||||||
保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Tachyeres brachypterus (Latham,1790) | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
フナガモ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Falkland Steamerduck |
分布
南アメリカのフォークランド諸島に分布する。
形態
雄は頭部が淡色で頸から下は青灰色。雌はやや褐色がかった体色である。雌雄とも胸から腹および下尾筒までは白色。後頸部に黄色い帯がある。
体はずんぐりとしており、嘴は厚く、足は太く大きい。
生態
海岸やその沿岸に生息する。繁殖期はテリトリーを持ち、雌雄とも侵入者を激しく攻撃する。
海岸に沿った草地に営巣し、巣の内部に羽毛を敷きこむ。しばしば、ペンギン類の古巣も利用する。1腹5-8個の卵を産み、抱卵期間は28-40日である。抱卵は雌が行うが、その間雄は巣の周囲で見張りを行う。雛が成長するまでは親が付き添うが、幼鳥に成長すると親は自分の子供に対して攻撃を加え、自分たちから引き離してしまう。その後、幼鳥だけが集まり群れを形成する。
本種は翼はあるものの飛翔力は退化しており、飛ぶことはできない。
絶滅危惧評価
- LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))[1]
参照・注釈
- Tachyeres brachypterus (Species Factsheet by BirdLife International)
外部リンク
参考文献
- 『世界の動物|分類と飼育 ガンカモ目』、財団法人東京動物園協会、1980年、40頁
関連項目
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