ピンク スパイダー
「ピンク スパイダー」は日本のミュージシャン、hideのソロ9枚目、hide with Spread Beaver名義では2枚目となるシングル。
「ピンク スパイダー」 | ||||||||||||||||
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hide with Spread Beaver の シングル | ||||||||||||||||
初出アルバム『Ja,Zoo』 | ||||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||
ジャンル | ロック | |||||||||||||||
時間 | ||||||||||||||||
レーベル | ユニバーサルビクター | |||||||||||||||
作詞・作曲 | hide | |||||||||||||||
ゴールドディスク | ||||||||||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||||||||
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hide with Spread Beaver シングル 年表 | ||||||||||||||||
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また2006年にRIZEが同タイトルの本作のカバーシングルを発表し、PVも原曲と同じ丹修一が監督しており、プロデュースはI.N.Aが関わっている。それに伴い本作もマキシシングルとして再リリースされ、オリコンチャートに再チャートインを果たした。
概要
- オリコン・日本レコード協会の集計共に100万枚を超えるヒットとなり、hideとしては、自身初、かつ唯一のミリオンセラーシングル。
- hideの生前のアイデアで、初回盤のジャケットにはチョコレートと包み紙が分離するようになっており、中に蜘蛛のイラストが隠れている。
- 前作「ROCKET DIVE」同様初回特典として「怪人カード」の第2弾が封入された。
- hideは前作である「ROCKET DIVE」から今回の「ピンク スパイダー」次回作の「ever free」に渡るまでの一連の楽曲を3部作の繋がった楽曲として制作しており、「ROCKET DIVE」には「若いうちは失敗を恐れずにどんどん世界へ飛び出して行こう」というメッセージが込められており、「ピンク スパイダー」には「でも飛び出した世の中はそんなに甘くはない」という「失敗と挫折」を歌った曲であり、「ever free」には「それでも人生は何度だってやり直せる、可能性を信じて生きて行こう」というメッセージが込められた楽曲であると生前語っていた。
hide with Spread Beaver
収録曲
- 全曲 作詞・作曲・編曲11: hide
- ピンク スパイダー
- 日本テレビ系『号外!!爆笑大問題』エンディングテーマ
- タイトルは「妄想」「蜘蛛の糸」「ウェブ」という発想から付けた[2]。
- 歌詞の内容が自殺を連想させるとして、hideの死に関連付けられワイドショーなどでも取り上げられた。だが、hideの生前のインタビューではむしろ「前向きなメッセージを込めている」と話し、歌詞カードにも念押しとして「to be continue」と表記していた[2]。
- 間奏の女性の台詞は、歌詞カードには「HIDE FUJIKO」と表記されている。当初は、声優の増山江威子に彼女が声を当てているアニメ『ルパン三世』の峰不二子の声で頼む予定だったが、ロサンゼルスでレコーディングしていたために来てもらうことができず、hideがオネエ言葉で喋ったものを女性の声に加工したもので、そのためにこのような名前になっている[2]。その後、このシングルのスポットCMのナレーションに増山本人を起用したことによって、ようやく本物の峰不二子とのコラボレーションが実現できた。
- 最初はアレンジ作業に行き詰まり、お蔵入りも考えていたが、「やっぱりメロディがしっかりできているから、捨てきれない」と思い直し、2,3回アレンジをやり直しながらも、なるべく豪華な出来にしない様にしていった[2]。
- ピンク スパイダー (voiceless version)
- 隠しトラック(曲名記載なし)
- 5分27秒の無音の後に「ever free」のサビが流れる。この無音の長さは「ever free」の発売日である5月27日にちなんでいる。
収録アルバム
- Ja,Zoo (#1)
- hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜 (#1)
- hide SINGLES 〜Junk Story〜 (#1)
- hide PERFECT SINGLE BOX (#1)
- We Love hide 〜The Best in The World〜 (#1)
- “Musical Number” 〜ROCKミュージカル ピンクスパイダー〜 (#1)
- 子 ギャル (#1)
RIZE
「ピンク スパイダー」 | |||||||
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RIZE の シングル | |||||||
初出アルバム『ALTERNA』 | |||||||
B面 |
GHOST Why I'm Me "The Reason Why I'm Me" | ||||||
リリース | |||||||
ジャンル | ロック | ||||||
レーベル | ユニバーサルミュージック | ||||||
作詞・作曲 | hide | ||||||
プロデュース | I.N.A | ||||||
チャート最高順位 | |||||||
RIZE シングル 年表 | |||||||
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収録曲
- ピンク スパイダー
- 作詞・作曲:hide/編曲:RIZE、I.N.A
- GHOST
- 作詞:JESSE/作曲:RIZE/編曲:RIZE、I.N.A
- Why I'm Me "The Reason Why I'm Me"
- 作詞:JESSE/作曲:RIZE/編曲:RIZE、I.N.A
収録アルバム
- ALTERNA (#1、#2)
- FET BEST (#1、#2)
カバー
- 1999年に発売されたトリビュート・アルバム『hide TRIBUTE SPIRITS』ではコーネリアスがリミックス、SIAM SHADEがハ短調にてカバーしている(原曲はロ短調)。
- 2008年5月に行われた「hide memorial summit」では2日目の終盤に登場したX JAPANが、TOSHIがボーカル、YOSHIKIがhideの愛用していたイエローハートを持ってギター、真矢がドラムなどでホ短調にて演奏された。
- 2011年1月26日に発売されたカバーコンピレーションアルバム『CRUSH! -90's V-Rock best hit cover songs-』にheidi.のカバーバージョンが収録されている。
- 2013年2月27日発売の倖田來未のカバーアルバム『Color the Cover』で同曲をカバーしている。
- 2013年7月17日に、大澤誉志幸が大澤誉志幸 with DIE名義で同曲をカバーしたシングルを発売している。なお、大澤はhideのトリビュートアルバム『hide TRIBUTE IV -Classical SPIRITS-』にも参加している。
- 2014年11月19日に、INORANが自身のソロライヴツアーAsia Tour 2014 in Hong Kongにてこの曲をカバーし[4]、2015年8月26日に発売されたスタジオ・アルバム「BEAUTIFUL NOW」にも、カバー音源が収録されている。
- 2015年6月27日に行われたLUNATIC FEST.のDay 1にて、LUNA SEAがこの曲のカバーを披露している。
- 2018年12月、ギタリストのMIYAVIがhideのピンクスパイダーをカバーし、ミュージックビデオではhideとMIYAVIが時空を超えて共演したことで話題になった[5][6]。
脚注
- 一般社団法人日本レコード協会
- 音楽専科社刊「hide BIBLE」pp.238-239より。
- “ピンクスパイダー (RIZE)”. Oricon. 2014年11月28日閲覧。
- INORAN、2年ぶりのアジアツアーで「ピンクスパイダー」を演奏|barks.jp
- MIYAVI×hide 時空を超えた共演「Pink Spider (Remix)」MV公開「彼が僕たちに残してくれたメッセージ、改めて感じて欲しい」
- MIYAVIがhide「ピンクスパイダー」をカバーする意義 “音楽”を開拓してきた二者の共通点を探る
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