ヒョンデ・コナ

コナKona코나)は、ヒュンダイが製造・販売する小型クロスオーバーSUVEV仕様の「コナ・エレクトリック」も存在する。中国市場のみ、商標権の関係で「エンシノ」(ENCINO)を名乗る。

ヒュンダイ・コナ
OS型
フロント
リア
インテリア
概要
別名 ヒュンダイ・カウアイ(ポルトガル)
ヒュンダイ・エンシノ(中国)
製造国 大韓民国の旗 韓国
中華人民共和国の旗 中国
アルジェリアの旗 アルジェリア
 チェコ
販売期間 2017年 -
デザイナー ルク・ドンカーヴォルケ
ケビン・カン(インテリア)
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアクロスオーバーSUV
駆動方式 前輪駆動
四輪駆動(ガソリンのみ)
パワートレイン
エンジン 1.6 L 直列4気筒 T-GDi ガソリンターボ
1.6 L 直列4気筒 e-VGTディーゼル
電気モーター
変速機 7速DCT
車両寸法
ホイールベース 2,530 mm
全長 4,165 mm
全幅 1,800 mm
全高 1,565 mm

概要

世界的に人気の高い小型SUV市場に打って出るべく、ツーソンの下を受け持つ車種として、ix25(クレタ)とは別に、新規開発された。 韓国国内における国産のライバルはサンヨン・チボリルノーサムスン・QM3(=ルノー・キャプチャー)、シボレー・トラックス、世界的なライバルは日産・ジューク日産・キックスホンダ・HR-V(日本名;ヴェゼル)、プジョー・2008フィアット・500Xジープ・レネゲードトヨタ・C-HRマツダ・CX-3ラクスジェン・U5アウディ・Q2などである。

初代(2017年-)OS型

2017年6月14日、韓国国内にて実車が披露され、同月下旬に発売開始とアナウンスされ[1]、同月27日に発表、同日より販売を開始した。

海外向けには数種類のガソリンエンジンとディーゼルエンジン、複数のトランスミッションが仕向け先に応じて用意されるが、韓国では1.6L・直列4気筒ディーゼルと1.6L・直列4気筒GDi・直噴ガソリンターボの2種が用意され、いずれにも7速DCTが組み合わされる。ガソリン車にのみ、FFに加え、4WDも設定される。

キア・ストニックとは兄弟関係にあるが、ディメンションは多少異なり、全長とホイールベースは短く、全幅が広い。また、ホイールハブも走破性強化の目的でストニックの4穴から5穴に差し替えられている。

プラットフォームは起亜と共同で新規開発したGBプラットフォームを採用。コナとストニックのほか、追って登場するYB型キア・リオ(韓国名:プライド)にも使用される。

2019年1月、デトロイトモーターショーにおいて、北米カー・オブ・ザ・イヤー2019の「SUVカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。尚、ジェネシス・G70が「北米カー・オブ・ザ・イヤー2019」を受賞したため、ヒュンダイグループにとっては2冠となる[2]

コナ・エレクトリックの大規模リコール

2018年5月以降、韓国内ではコナ・エレクトリックの火災が確認されるようになり、2020年10月にかけ12件報告された。韓国国土交通部は、LG化学製のバッテリーセルの製造不良が原因であると発表[3]。2020年10月16日にリコールの届出を行った。対象は2017年9月から2020年3月に生産した車両で、韓国販売分が2万5564台、北アメリカ、欧州、中国市場などの海外販売分約5万1000台[4]

2代目(2023年- )

2022年12月20日、2023年に2代目を発売すると発表[5]。エクステリアデザインを公開した。

K3プラットフォームを採用する。左右をつないだフロントライトバー、クラムシェル型ボンネットを採用。初代より全長が150mm、全幅が25mm拡大。また、ホイールベースは60mm拡大されている。

販売台数

暦年 欧州 米国[6] 豪州
2017 6,884
2018 65,469 47,090
2019 105,030 73,326 13,342[7]

車名の由来

ともにアメリカ合衆国の地名が由来。

脚注

注釈

    出典

    1. ヒュンダイ、ジューク 対抗作「コナ」発表…コネクト充実”. Response. (2017年6月15日). 2017年7月18日閲覧。
    2. 北米カーオブザイヤー、韓国メーカーが初の2冠…デトロイトモーターショー2019”. msn自動車 (2019年1月15日). 2019年1月24日閲覧。
    3. 韓国現代自、火災相次いだEV車をリコール=原因はバッテリー欠陥なのか?”. レコードチャイナ (2020年10月11日). 2020年11月19日閲覧。
    4. 世界で相次ぐEVリコール、電池は本当に火災事故の原因か”. 日経XTECH (2020年10月23日). 2020年11月19日閲覧。
    5. DIGITAL, AUTOCAR (2022年12月20日). 全面改良で大胆フェイスへ 新型ヒョンデ・コナ 斬新な小型SUV、2023年発売予定”. AUTOCAR JAPAN. 2022年12月20日閲覧。
    6. "Hyundai Motor America Reports December 2019 and Total Year Sales". HyundaiNews.com (Press release). Fountain Valley, California: Hyundai Motor America. 3 January 2020. 2020年1月27日閲覧
    7. VFACTS: 2019 new car sales results | CarAdvice (英語). CarAdvice.com. 2020年1月31日閲覧。

    関連項目

    外部リンク

    This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.