バンバン!

バンバン!』(Bang Bang!)は、2014年インドヒンディー語アクションコメディ映画。監督はシッダールト・アーナンド、脚本はアッバス・タイヤワーラースジョイ・ゴーシュ、スレーシュ・ナーイルが務めている[3]2010年アメリカ映画ナイト&デイ』のリメイク作品であり、リティク・ローシャンカトリーナ・カイフが出演している[4]

バンバン!
Bang Bang!
監督 シッダールト・アーナンド
脚本
  • スジョイ・ゴーシュ
  • スレーシュ・ナーイル
  • アッバス・タイヤワーラー(台詞)
原案
  • パトリック・オニール(オリジナル脚本)
  • シッダールト・アーナンド(脚色)
原作ナイト&デイ
ジェームズ・マンゴールド
出演者
音楽 サリーム=スレイマン
撮影 スニール・パテル
編集 アキーヴ・アリ
製作会社 フォックス・スター・スタジオ
配給
  • インドの旗 フォックス・スター・スタジオ
  • 日本の旗 SPACEBOX
公開
上映時間 153分
製作国 インドの旗 インド
言語 ヒンディー語
製作費 ₹1,600,000,000[1]
興行収入 ₹3,320,000,000[2]

2014年10月2日のガンディー生誕記念日に合わせてインドの各劇場、IMAX劇場で公開され[5]、同時にテルグ語吹替版、タミル語吹替版も公開された。『バンバン!』はアクションシーンが高い評価を受け、製作費16億ルピーに対して興行収入33億2000万ルピーを記録して興行的な成功を収めた。

ストーリー

ヴィレン・ナンダ大佐は、ロンドンに収監されているテロリストのオマール・ザファルをインドに送還するためイギリスを訪れるが、脱獄したザファルによって生きたまま焼き殺されてしまう。脱獄に成功したザファルはコ・イ・ヌールを狙い、盗み出した者に500万ドルの報酬を支払うことを宣言する。その後、コ・イ・ヌールはラージヴィールに盗み出され、ザファルは腹心のハミド・グルをシムラーに派遣し、ラージヴィールからコ・イ・ヌールを受け取るように指示を出すが、ラージヴィールが報酬として2000万ドルを要求したことで、交渉が決裂する。ラージヴィールはグルの部下たちの追跡から逃れるために街中のレストランに駆け込み、そこで銀行員のハルリーンと出会う。彼女は出会い系サイトでデートの約束をしていた「ヴィッキー・カプール」という男を待っていたが、ラージヴィールは「ヴィッキー・カプール」を名乗りハルリーンとデートを始める。2人は互いに惹かれ合うが、途中でグルの部下に見つかったため、ラージヴィールはハルリーンを置いて立ち去ってしまう。ハルリーンは帰路に付くが、途中で負傷したラージヴィールと再会し、彼に頼まれて傷の手当てをする。手当の終わったラージヴィールはハルリーンに薬を飲ませ眠らせ、警察が自分を探すために彼女に接触してくることを伝える。

その後、ハルリーンの元にゾーラーワル・カルラ捜査官とボーラ警部が現れて警察署に連れて行かれるが、パトカーの中でラージヴィールの言葉を思い出し、車内に隠されていた拳銃を取り出す。そこにラージヴィールが現れ、ハルリーンは彼と脱出するが、途中で上司のカラン・サクセーナーと出くわし、ラージヴィールはカランの足を銃で撃ち、彼の車で逃亡する。動揺したハルリーンはラージヴィールと口論になり、彼の元から離れようとするが、自分のことを真剣に守ろうとしていることを知り、彼と行動を共にすることを決意する。ラージヴィールは途中で立ち寄ったピザハットの店内で、ハルリーンにコ・イ・ヌールを盗んだことを明かすが、そこにゾーラーワル率いる警官隊が現れたため、ラージヴィールはハルリーンに麻酔をかけ、彼女を連れて脱出する。逃亡の末、2人はラージヴィールのアジトであるビーチに到着する。しかし、ハルリーンがラージヴィールの携帯電話を使い祖母と連絡を取ったことでRAWとグルに居場所が露見してしまい、2人はRAWの追跡を振り切り、グルの部下を返り討ちにする。

翌日、プラハで目を覚ましたハルリーンは、自分を助けてくれたラージヴィールを認めて、彼を信頼するようになる。2人はカジノでグルと接触し、ラージヴィールは格闘の末にグルを殺害する。一方、ハルリーンはゾーラーワルによってインド大使館に連行され、そこでRAWのナーラーヤナン長官と面会し、追跡装置を渡されてラージヴィールの居場所を知らせるように依頼される。橋の上でハルリーンはラージヴィールと再び口論となり、ラージヴィールは追跡装置を自ら作動させてゾーラーワルたちを呼び寄せ、ハルリーンにコ・イ・ヌールを渡して橋から飛び降りる。RAWから解放されたハルリーンは祖母の家に戻るが、ラージヴィールの言葉から彼の自宅を探し出し、彼の両親パンカジ、シーカーと面会する。会話の中で、ラージヴィールの正体がヴィレン・ナンダ大佐の弟ジャイであることが判明する。ジャイは行方不明になっていたが、父パンカジは彼の生存を信じ、ジャイの帰りを待ち続けていた。

ハルリーンはザファルの部下に誘拐され、彼のアジトに連れ込まれる。彼女はそこで、ゾーラーワルがザファルの協力者だったこと、ラージヴィール(ジャイ)から受け取ったコ・イ・ヌールが偽物だったことを知る。ザファルは本物のコ・イ・ヌールのありかを探すため、ハルリーンに自白剤を投与させるが、彼女はジャイが生きていること、ザファルを殺すためにアジトにやって来ることを告げる。同じころ、アジトに到着したジャイはザファルの部下たちを倒しながら、アジトに時限爆弾を設置していく。アジト内部に侵入してザファルと対峙したジャイは、コ・イ・ヌールの盗難自体がでっち上げで、ザファル逮捕のためにMI6とRAWが仕組んだ作戦であることを明かし、兄ヴィレンを殺された復讐を果たそうとする。時限爆弾が爆発してアジトが崩壊すると、ザファルは部下たちと脱出し、ジャイもハルリーンを連れてザファルを追跡する。ザファルはハルリーンを人質にして水上機で逃亡を図るが、乗り込んできたジャイと機内で格闘戦になり、水上機が墜落する中、ジャイはザファルとゾーラーワルを殺し、ハルリーンを連れて脱出する。ジャイは爆発する水上機から飛び降りたものの、ザファルとの戦いで重傷を負っていたため意識を失ってしまう。病院で目を覚ましたジャイは上官のナーラーヤナンと面会し、彼から新しい任務を与えられ、ハルリーンや両親とは二度と会えないことを告げられる。ナーラーヤナンが立ち去った後、看護師に変装したハルリーンが現れ、ジャイに鎮静剤を投与して病院から彼を連れ出す。脱出後、ジャイは自宅に戻って両親と再会し、両親にハルリーンを引き合わせる。

キャスト

リティク・ローシャン
カトリーナ・カイフ
  • ラージヴィール・ナンダ/ジャイ・ナンダ - リティク・ローシャン
  • ハルリーン・シャーニ - カトリーナ・カイフ
  • パンカジ・ナンダ - カンワルジット・シン
  • シーカー・ナンダ - ディープティ・ナヴァル
  • ヴィレン・ナンダ大佐 - ジミー・シェールギル
  • オマール・ザファル - ダニー・デンゾンパ
  • ハミド・グル - ジャーヴェード・ジャフリー
  • ゾーラーワル・カルラ捜査官 - パワン・マルホートラ
  • ナーラーヤナン長官 - ヴィクラム・ゴーカレー
  • ショエーブ - アンクル・ヴィカール

製作

キャスティング

事前の報道ではシッダールト・アーナンドの次回作はシャーヒド・カプールが主演を務める予定とされていたが、彼は『Haider』の撮影が控えていたこと、さらに原作の『ナイト&デイ』で主演を務めたトム・クルーズと比較されることを避けたかったこともあり出演を辞退している。また、ビパシャ・バスーの出演も検討されていたが、彼女も出演を辞退している。その後、アーナンドがリティク・ローシャンの起用を検討していることが報じられ、2012年9月に彼とカトリーナ・カイフの出演が決定した[6][7]。リティク・ローシャンは『クリッシュ』の撮影終了後に『バンバン!』の撮影に参加することになり、出演料として3億ルピーの支払いを求めたが、これはボリウッド俳優が求めた出演料として過去最高額だった[8]

メイクアップ

カトリーナ・カイフのメイクアップはオーストラリア出身のダニエル・バウアーが担当したが、これに対してボリウッドの業界団体であるシネ・コスチューム・メイクアップアーティスト&ヘアドレッサー協会(CCMAA)が反発し、撮影現場での抗議活動を行った。これは、CCMAAが外国人アーティストの起用を禁止しているにも関わらず、CCMAA未加入のダニエル・バウアーを起用したことが原因であり、最終的にバウアーをCCMAAに加入させることで両者は和解した[9]

撮影

「Meherbaan」のシーンが撮影されたサントリーニ島のフィラ
ザファルのアジトのシーンが撮影されたカスール・アル・サラブ
チェイスシーンが撮影されたリワ・オアシスのハイウェイ

2012年12月に映画のタイトルが「Bang Bang!」であることが発表され[10]、5月1日から撮影が開始した[11]。水上アクションのシーンはタイ王国ギリシャで撮影されている。リティク・ローシャンはアクションシーンの撮影について、「スタントを行うために自分自身を極限まで追い込みました。このシーンに挑むためには精神的・肉体的な粘り強さが必要でした。トレーニングや撮影中に経験した興奮は、この世のものとは思えないものでした。私はこのシーンに挑戦するために、ノンストップでトレーニングを積んだのです」と語っている[12]。また、シッダールト・アーナンドは「陸上でのアクションはコントロールできますが、会場での撮影は潮の満ち引きに左右されてしまいます。リティクは撮影の3日前から毎日5~6時間スタントのトレーニングを積んでいました。水上シーンの撮影には8日間かかりました。もう一つの水上シーンの撮影に際しては、リティクは4日間かけてトレーニングを行いました。彼は最初にスピードボートに引っ張られてジェットスキーを覚えました。その後、時代遅れの飛行機を用意し、経験豊富なパイロットに操縦させることで、速度を自由に調整できるようにしたのです」と語っている[13][14][15]

2013年7月に「Meherbaan」の撮影がサントリーニ島で行われ、アフメド・カーンが振り付けを担当した[16][17][18]プーケット県ではリティク・ローシャンがフライボードを使用して45フィート上昇してから海中に潜り込むシーンが撮影され、リティク・ローシャンはハリウッド・ボリウッドでフライボードを使用した最初の俳優になった[19][20]。しかし、彼は撮影中に負傷して血栓除去のため手術を受けることになり[21]P・D・ヒンドゥージャ国立病院・医療研究センターB・K・ミシュラの手術を受けている[22][23]。手術終了後、撮影スタッフはリティクの体調を考慮して残りのアクションシーンはボディダブルに任せようとしたが、リティクは拒否して最後まで自分でアクションシーンを撮影している[24]。また、映画全体の40%はカシミールで撮影する予定になっており、グルマルグパハルガムでは挿入歌の撮影、ダル湖ではアメリカ人スタッフ40人を動員してアクションシーンを撮影することになっていた。しかし、2月9日にアフザル・グル[注釈 1]の死刑が執行され、これに抗議する暴動や自爆テロが活発化したことでキャストが同地での撮影に難色を示したため、3月15日に撮影が中止された[25][24]

撮影の遅延により、公開日が2014年5月1日から10月2日に延期された[26]。報道によると、当初の製作費は8億~9億ルピーだったが、撮影遅延などの影響で最終的に13億ルピーに膨れ上がったという[27]。シッダールト・アーナンドは報道について「ふざけた話だ!『バンバン!』は確かに大作ですが、予算は映画の規模に見合ったもので、超過するはずがありません」と反論している[28]。2014年1月から撮影が再開され、シムラー[29]マナリムンバイアブダビデリー[30]プラハで行われた[31]。シムラーでは6週間かけて撮影が行われ[32]、マナリでは橋のシーンが撮影され、同所は公開後に観光名所となり「バンバン・ポイント」と改名された[33][34]。4月19日にはムンバイのフィルムシティにあるオープンカフェテリアで歌曲シーンの撮影が行われ、この他にアクションシーンを撮影するためにシムラーの街並みを再現した撮影セットが作られ、20日間かけて撮影が行われた。同地での撮影終了後は、アブダビでの撮影が行われた[35]

5月上旬から始まったアブダビでの撮影はアクションシーンを中心にコーニックリワ・オアシス、ハイアット・キャピタル・ゲート・ホテル、カスール・アル・サラブ、エミレーツ・パレスヤス島で行われた。チェイスシーンの撮影ではフォーミュラ1を含めた120台の自動車が使用され[36][37]、スタントシーンはアンディ・アームストロングの指導を受けながらリティクが行っている[38][39][40][41]。同国ではTwo Four 54の協力を受けて撮影が進められ、5月20日に撮影が終了した[42][43]。『バンバン!』はアブダビで撮影及び同国と共同製作した最初のボリウッド映画となった[42]。プラハの湖ではリティクが水上スキーに乗り、飛行艇に引っ張られるシーンが撮影され、彼は撮影のために4日間かけてトレーニングを行っている[44]。7月15日に撮影が終了した[45][46]

音楽

バンバン!
ヴィシャール=シェーカルサウンドトラック<meta itemprop='albumReleaseType' content='アルバム' />
リリース
録音 2013年-2014年
ジャンル サウンドトラック
時間
レーベル ジー・ミュージック・カンパニー
プロデュース ヴィシャール=シェーカル
ヴィシャール=シェーカル アルバム 年表
Hasee Toh Phasee』(2014年)『バンバン!』(2014年)ハッピー・ニュー・イヤー』(2014年)
ミュージックビデオ
"Bang Bang Jukebox" - YouTube

楽曲の作曲はヴィシャール=シェーカル、映画音楽の作曲はサリーム=スレイマンが手掛けており[47]、デジタル・アルバム権はジー・ミュージック・カンパニーが取得している[48][49]。リリースされた楽曲は視聴者から好評を得ている[50][51]

2014年8月20日にリティク・ローシャンとカトリーナ・カイフをフィーチャリングした「Tu Meri」のファーストルックが公開され[52]、翌21日にはミュージックビデオが公開された。同曲の作詞・歌唱はヴィシャール・ダドラニが担当している[53][54]。9月3日に「Meherbaan」が公開され、同曲の作曲はアンヴィタ・ダット、歌唱はアシュ・キングシルパー・ラーオ、シェーカル・ラヴジアーニーが担当している[55][56]。同月16日には「Bang Bang」のファーストルックが公開され[57]、翌17日にミュージックビデオが公開された。同曲の作詞とバックボーカルはヴィシャール・ダドラニ、歌唱はベニー・ダヤルニーティ・モハン、振り付けはボスコ=シーザーが担当している。「Bang Bang」について、リティク・ローシャンは「この曲は、私は彼(マイケル・ジャクソン)に対して抱いているインスピレーションへの頌歌です」、カトリーナ・カイフは「私にとって最大のチャレンジでした。彼の柔軟性には驚かされました。全てにおいてレベルが違っていました。彼のエネルギーについていくには、よほど優秀でなければ無理です。踊っている時の彼には自然なエネルギーが満ちているのです」と語っている[58][59][60][61]

トラックリスト

ヒンディー語版
#タイトル作詞作曲・編曲歌手時間
1.「Tu Meri」ヴィシャール・ダドラニ ヴィシャール・ダドラニ
2.Meherbaanアンヴィタ・ダット、クマール アシュ・キングシルパー・ラーオシェーカル・ラヴジアーニー
3.「Uff」アンヴィタ・ダット ベニー・ダヤルハルシュディープ・カウル
4.「Bang Bang」ヴィシャール・ダドラニ ベニー・ダヤル、ニーティ・モハン
5.「Meherbaan」(リプライ版)アンヴィタ・ダット、クマール シェーカル・ラヴジアーニー
合計時間:
テルグ語版
#タイトル作詞作曲・編曲歌手時間
1.「Ivvaleyee Gaaluloo」チャンドラボース ベニー・ダヤル
2.「Priyathama」チャンドラボース アシュ・キング、シルパー・ラーオ
3.「Uff」チャンドラボース ベニー・ダヤル
4.「Bang Bang Title Song」チャンドラボース ベニー・ダヤル、ニーティ・モハン
合計時間:
タミル語版
#タイトル作詞作曲・編曲歌手時間
1.「En Kaiyil」マダン・カールキ ベニー・ダヤル
2.「Pavanmaai」マダン・カールキ アシュ・キング、シルパー・ラーオ
3.「Uff」マダン・カールキ ベニー・ダヤル
4.「Bang Bang Title Song」マダン・カールキ ベニー・ダヤル、ニーティ・モハン
合計時間:

マーケティング

2014年にSNS上で流行したアイス・バケツ・チャレンジ方式のマーケティングが行われ、リティク・ローシャンがアーミル・カーンシャー・ルク・カーンサルマン・カーンナルギス・ファクリソーナム・カプールランヴィール・シンファルハーン・アクタルプリヤンカー・チョープラーディノ・モレアウダイ・チョープラーダブー・ラトナニを指名して「#bangbangdare」のハッシュタグを付けてゲームに挑戦する動画をTwitterに投稿させる宣伝を実施した[62][63][64][65][66][67]。また、リティク自身もベッド・バス・アンド・ビヨンドから指名を受けて「#bangbangdare」のゲームに挑戦している[68]。通常、俳優はリアリティ番組に出演して映画の宣伝をすることが多いが、リティクはテレビでの宣伝には重点を置いていなかった[69][70]。また、海賊版対策としてインターネット上での視聴・公開を制限する申請書と対象となる90のウェブサイトの一覧表を裁判所に提出しており、裁判所は申請を認めてインターネット上での視聴制限を命令している[71]

評価

興行収入

『バンバン!』は公開5週間で18億1000万ルピーの興行収入を記録し[72][73]、タミル語吹替版・テルグ語吹替版の興行収入は6000万ルピーを記録した[74]。海外市場ではオープニング週末に489万ドルの興行収入を記録し、内訳はアラブ首長国連邦が180万ドル、北米が335万ドル、イギリスが92万2000ドルとなっている。最終的な海外興行収入は1397万ドルを記録しており、内訳は湾岸諸国が446万ドル、北米が262万ドル、イギリスが116万5000ドル、オーストラリアが45万7000ドルとなっている[75]。合計興行収入は35億ルピーとなっている[76][77]

批評

『バンバン!』はアクションシーンやユーモア、キャストの演技については高く評価されているが、脚本については酷評された[78][79]。FilmiBeatのナンディニ・スリニヴァサンは3/5の星を与え、「週末の休日に相応しいアクション満載のエンターテインメント作品」と批評している[80]Rediff.comのパロマ・シャルマは2.5/5の星を与えて「オリジナルの時点で駄作だった作品の無意味な公式リメイク」と批評し[81]ラジャ・センは2/5の星を与えて「上手く作ろうとして果たせなかった失敗作。A級映画の予算で作られたB級映画」と批評している[82]。IBN Liveのラジーヴ・マサンドは2/5の星を与え、「決して観れないわけではないが、2時間35分という上映時間は忍耐力を試されることは間違いない」と批評した[83]インディアン・エクスプレスは1.5/5の星を与え、「リティク・ローシャンの存在だけが映画の唯一の美点だった」と酷評している[84]

受賞・ノミネート

映画賞 授賞式 部門 対象 結果 出典
第21回スター・スクリーン・アワード 2015年1月14日 主演男優賞 リティク・ローシャン ノミネート [85]
[86]
特殊効果賞 プライム・フォーカス
振付賞
  • ボスコ=シーザー
  • 「Tu Meri」
アクション賞 パルヴェーズ・シャーイフ
大衆選出主演男優賞 リティク・ローシャン
大衆選出主演女優賞 カトリーナ・カイフ
第60回フィルムフェア賞 2015年1月31日 主演男優賞 リティク・ローシャン [87]
[88]
振付賞
  • ボスコ=シーザー
  • 「Tu Meri」
アクション賞 パルヴェーズ・シャーイフ
第5回世界インド音楽アカデミー賞 2015年2月24日 歌曲賞 「Tu Meri」 [89]
[90]
アルバム賞 ヴィシャール=シェーカル
音楽監督賞
編曲・プログラミング賞
  • アビジット・ナラニ
  • ゾーヘブ・カーン
  • 「Bang Bang」
新人賞
  • ニーティ・モハン
  • ベニー・ダヤル
  • 「Bang Bang」
第7回ミルチ音楽賞 2015年2月26日 男性歌手賞
  • ヴィシャール・ダドラニ
  • 「Tu Meri」
[91]
[92]
音楽プロデューサー賞(プログラミング・アレンジ部門)
  • アビジット・ナラニ
  • ゾーヘブ・カーン
  • 「Bang Bang」
第16回国際インド映画アカデミー賞 2015年6月7日 主演男優賞 リティク・ローシャン [93]
[94]
アクション賞
  • パルヴェーズ・シャーイフ
  • アンディ・アームストロング
受賞

脚注

注釈

  1. カシミール分離独立派組織「全党自由会議」のメンバーで、2001年インド国会議事堂襲撃事件の主犯の一人。

出典

  1. 「ナイト&デイ」インドでリメイク! “インド究極の美男美女”共演「バンバン!」2月10日公開”. 映画.com (2022年12月6日). 2023年4月3日閲覧。
  2. Bang Bang! Box Office”. Bollywood Hungama. 2022年9月20日閲覧。
  3. “Bang Bang!”. Bollywood Hungama. http://www.bollywoodhungama.com/moviemicro/cast/id/594271 2014年8月24日閲覧。
  4. Fox International Productions Head Talks Hollywood Adaptations for India”. The Hollywood Reporter (2013年9月17日). 2023年4月3日閲覧。
  5. BOLLYWOOD REMAKE BANG BANG! TO IGNITE IMAX® THEATRES IN INDIA AND SELECT GLOBAL MARKETS STARTING OCT. 2”. IMAX.com. 2014年10月1日閲覧。
  6. Hrithik Roshan, Katrina Kaif to star in remake of Tom Cruise, Cameron Diaz's Knight And Day?”. India Today (2012年9月23日). 2023年3月26日閲覧。
  7. Hrithik Roshan, Katrina Kaif in Siddarth Anand film: Confirmed”. India Today (2012年9月23日). 2023年3月26日閲覧。
  8. Hrithik charges Rs 30 crore for 'Bang Bang', becomes highest paid actor”. The Times of India (2013年3月4日). 2023年3月26日閲覧。
  9. Salman Khan comes to Katrina Kaif's rescue”. hindustantimes.com (2014年6月28日). 2018年3月31日閲覧。
  10. Hrithik Roshan and Katrina Kaif to go Bang Bang in Kashmir!”. bollywoodlife.com (2012年12月26日). 2023年3月26日閲覧。
  11. Hrithik Roshan, Katrina Kaif to begin shooting Bang Bang”. NDTV (2013年4月18日). 2023年3月26日閲覧。
  12. “Hrithik refuses to use body double, to perform Bang Bang stunts himself”. Firstpost. (2013年2月19日). http://www.firstpost.com/bollywood/hrithik-refuses-to-use-body-double-to-perform-bang-bang-stunts-himself-1398425.html 2023年3月26日閲覧。
  13. Out of the blue (2014年9月11日). 2014年9月17日閲覧。
  14. 'Bang Bang': Hrithik Does Never-Before-Seen Death Defying Stunts”. International Business Times (2014年9月12日). 2014年9月17日閲覧。
  15. 5 Fab Facts About Hrithik Roshan, Katrina Kaif's Bang Bang (2014年8月5日). 2014年9月17日閲覧。
  16. Hrithik and Katrina go Bang Bang in Greece”. India Today (2013年6月1日). 2013年6月11日閲覧。
  17. First Look: Bang Bang – This One Looks Like Dhoom 2”. Business of Cinema (2014年7月1日). 2023年3月26日閲覧。
  18. Bang Bang! (2014 Hindi Film), ELINEPA
  19. Hrithik Roshan Shows-off His Action Chops in Daring Act From Bang Bang”. NDTV (2014年9月1日). 2023年3月26日閲覧。
  20. “Hrithik beats Hollywood heroes in doing daring stunts”. DNA India. (2014年7月25日). http://www.dnaindia.com/entertainment/report-hrithik-beats-hollywood-heroes-in-doing-daring-stunts-2005005 2023年3月26日閲覧。
  21. “Hrithik got head injury during 'Bang Bang' shoot: Rakesh Roshan”. DNA India. (2013年7月8日). http://www.dnaindia.com/entertainment/report-hrithik-got-head-injury-during-bang-bang-shoot-rakesh-roshan-1858735 2023年3月26日閲覧。
  22. Dubey, Bharati (2013年7月7日). “Hrithik Roshan's brain surgery is successful, says father”. The Times of India. オリジナルの2017年11月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20171112001826/https://timesofindia.indiatimes.com/entertainment/hindi/bollywood/news/Hrithik-Roshans-brain-surgery-is-successful-says-father/articleshow/20954002.cms 2017年2月27日閲覧。
  23. “Hrithik Roshan's surgery successful, dad says nothing to worry”. New York Daily News (HT Media). (2013年7月7日). オリジナルの2013年11月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131102173811/http://india.nydailynews.com/entertainmentarticle/40404f6546cc964076e917ff3402e1a0/hrithik-roshans-surgery-successful-dad-says-nothing-to-worry 2023年4月1日閲覧。
  24. Bang Bang: Lesser known facts of the Hrithik-Katrina starrer”. The Times of India. 2023年3月26日閲覧。
  25. Katrina Kaif, Hrithik Roshan starrer Bang Bang's shoot cancelled in Kashmir”. Hindustan Times (2013年3月17日). 2014年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月6日閲覧。
  26. Global Showbiz Briefs: 'Knight And Day' copy 'Bang Bang'; Will Ferrell Getting Deauville Fest Tribute; More”. Deadline Hollywood (2014年7月17日). 2023年3月26日閲覧。
  27. “Why Bang Bang is one of the costliest Bollywood films?”. The Times of India. http://timesofindia.indiatimes.com/Why-Bang-Bang-is-one-of-the-costliest-Bollywood-films/photostory/43895417.cms 2023年3月26日閲覧。
  28. Hrithik Roshan's Bang Bang goes over budget (2014年6月25日). 2023年3月26日閲覧。
  29. Goyal, Divya (2014年2月3日). Hrithik Roshan shoots for 'Bang Bang' in Shimla”. 2014年4月16日閲覧。
  30. Hrithik Roshan, Hrithik Roshan Bang Bang, Hrithik Roshan starts shooting, Hrithik Roshan Katrina Kaif, Katrina Kaif bang bang”. The Indian Express (2014年1月28日). 2014年4月9日閲覧。
  31. Katrina and Hrithik shoot for the last leg of 'Bang Bang' in Prague”. Deccan Chronicle (2014年7月13日). 2014年9月6日閲覧。
  32. Spotted: Hrithik Roshan and Katrina Kaif shoot for Bang Bang in Shimla”. India Today (2014年2月10日). 2014年9月6日閲覧。
  33. Manali bridge renamed after Hrithik Roshan-Katrina Kaif's BANG BANG”. glamsham.com (2014年6月8日). 2014年6月8日閲覧。
  34. A bridge renamed after Hrithik Roshan-Katrina Kaif's Bang Bang in Manali!”. bollywoodlife.com (2014年6月8日). 2014年6月8日閲覧。
  35. Bang Bang's Shimla is actually Mumbai's Film City”. NDTV (2014年4月22日). 2023年3月26日閲覧。
  36. Hrithik Roshan drives F1 car out of the circuit”. The Times of India (2014年9月1日). 2023年4月1日閲覧。
  37. Get ready for F1 ride with Hrithik Roshan's 'Bang Bang'”. IndiaTVNews (2014年9月3日). 2023年4月1日閲覧。
  38. Hrithik Roshan will do his own stunts in Bang Bang”. NDTV (2014年2月19日). 2014年4月19日閲覧。
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外部リンク

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