バショウ

バショウ(芭蕉・学名:Musa basjoo)はバショウ科の多年草。英名をジャパニーズ・バナナと言うが、中国が原産といわれている。高さは2〜3mで更に1〜1.5m・幅50cm程の大きなをつける。花や果実はバナナとよく似ている。熱帯を中心に分布しているが耐寒性に富み、関東地方以南では露地植えも可能である。

バショウ
Musa basjoo
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperm
階級なし : 単子葉類 monocots
: ショウガ目 Zingiberales
: バショウ科 Musaceae
: バショウ属 Musa
: バショウ M. basjoo
学名
Musa basjoo Siebold ex Iinuma.[1]
和名
バショウ(芭蕉)
英名
Japanese banana[2]

主に観賞用として用いられる。花序は夏から秋にかけて形成される。実がなることはあまりないがバナナ状になり、一見食べられそうにも見えるが、種子が大きく多く実も綿のようで、タンニン分を多く含む種株もあるため、その多くは食用には不適である(ただし追熟させればバナナ同様食用になりうる実をつける)。琉球諸島では、昔から葉鞘の繊維で芭蕉布を織り、衣料などに利用していた。沖縄県では現在もバショウの繊維を利用した工芸品が作られている。

バショウの花(撮影地・三重県伊勢市

脚注

  1. 米倉浩司・梶田忠 (2003-). バショウ”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2020年10月4日閲覧。
  2. バショウ 熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

関連項目

外部リンク

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