ネメシス (1992年の映画)

ネメシス』(Nemesis)は、1992年アメリカ合衆国SFアクション映画オリヴィエ・グラナーティム・トマーソン出演。

ネメシス
Nemesis
監督 アルバート・ピュン
脚本 レベッカ・チャールズ
製作 トム・カーノウスキー
エリック・カーソン
アッシュ・R・シャー
製作総指揮 アンダース・P・ジェンセン
サンディップ・R・シャー
サニル・R・シャー
出演者 オリヴィエ・グラナー
ティム・トマーソン
ブライオン・ジェームズ
音楽 ミシェル・ルビーニ
撮影 ジョージ・ムーラディアン
編集 マーク・コンテ
デヴィッド・カーン
配給 アメリカ合衆国の旗インペリアル・エンターテイメント
日本の旗パイオニアLDC=ギャガ
公開 アメリカ合衆国の旗1993年1月
日本の旗1992年12月26日
上映時間 95分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
 デンマーク
言語 英語
次作 ネメシス2

ストーリー

2027年のロサンゼルス、手術によって身体をサイボーグ化する技術が普及し、負傷した身体の一部をサイボーグ化することが普通になっていた。

LA市警の警官、アレックス・レインも身体の一部をサイボーグ化され、LA市警の指令で、犯罪者を射殺するため奔走していた。ある日、アレックスはデータチップを盗んだサイボーグ女を葬った直後、チップを受け取るはずだったテロリストグループに鉢合わせる。テロリストたちは一切サイボーグ化しておらず、次々と彼らを倒していくアレックスだが、最後の1人の女に追いつめられる。女に、人類の未来を守るため機械と戦っていると聞かされ、とどめを刺されそうになったとき、隙をついて女に傷を負わせる。死は避けることができたが、重傷を負い意識を失ったアレックスは、再び手術を受けて身体の大半をサイボーグ化される。6ヶ月のリハビリを受けたアレックスは、身を隠していた女を見つけ出し、射殺する。そこにLA市警に勤める、アレックスを警官にさせたジャードと、彼女の相棒サムが現れる。ジャードは囚人だったアレックスに、出所の条件として警官になることを約束させていた。しかし仕事に嫌気がさしたアレックスは、警官をやめると彼女に伝える。

その後アレックスは、闇の売人をやり始めるが、向いていないと感じてやめ、職を転々として1年が過ぎる。ある日、情報屋のマリオンという男が会いたがっているという噂を聞く。彼に会いに行くと気絶させられ、元上司のファーンズワース長官の元に連れて行かれる。長官と、彼の部下であるジャーメインとマリッツによると、5年前に統合されたアメリカと日本について、大統領と内閣総理大臣が会合を開く予定だという。長官は、その警備プランをジャードが盗んだため、アレックスに、彼女から警備プランを取り戻すよう命令する。さらに、従わない場合、アレックスの身体に埋め込んだ爆弾を起爆すると警告する。

エンディング

エクステンデッド・エディションと呼ばれるバージョンは、日本でのみ公開された。このバージョンでは、クレジット前のアレックスとマックスが去った後、ファーンズワース長官に扮したサムが生きていることが示される。またこのカットが追加されたことで、アメリカ公開版にあった、長官の最期が描かれたシーンがカットされたため、アレックスの顔に包帯が巻かれた理由が不明となった。

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
(追加録音部分[1]
アレックス・レインオリヴィエ・グラナー江原正士
ファーンズワース長官ティム・トマーソン石森達幸
露崎亘
アンジー=リブケイリー=ヒロユキ・タガワ真実一路
マックス・インパクトマーレ・ケネディ安達忍
ジャーメインニコラス・ゲスト金尾哲夫
マリッツブライオン・ジェームズ古田信幸
ヨシロー・ハンユウジ・オクモト中村秀利
(露崎亘)
ジュリアンデボラ・シェルトン土井美加
マリオントム・マシューズ茶風林
ジャードマージョリー・モナハン駒塚由衣
ビリートーマス・ジェーン宮本充
アインスタインジャッキー・アール・ヘイリー長島雄一
老婆を問いただすサイボーグスヴェン=オーレ・トールセン茶風林

※日本語吹替:VHS発売時に日本公開版本編を吹き替えたもの。2019年12月6日発売のDVD・ BDにはオリジナル版本編にあわせて日本版でカットされたシーンの追加吹き替えを行った「日本語吹替完声版」を収録[1]

スタッフ

  • 監督:アルバート・ピュン
  • 脚本:レベッカ・チャールズ
  • 製作:トム・カーノウスキー、エリック・カーソン、アッシュ・R・シャー
  • 製作総指揮:アンダース・P・ジェンセン、サンディップ・R・シャー、サニル・R・シャー
  • 撮影監督:ジョージ・ムーラディアン
  • プロダクションデザイナー:E・コリーン・サロ
  • 編集:マーク・コンテ、デヴィッド・カーン
  • 音楽:ミシェル・ルビーニ
  • 衣裳:リズ・ウルフ
  • 日本語字幕:岡田壯平
  • 日本語吹替演出:壺井正
  • 日本語吹替翻訳:鈴木導
  • 日本語吹替制作:グロービジョン

公開

アメリカ合衆国では、インペリアル・エンターテイメントによって1993年1月に限定公開され、$2,001,124を稼いだ[2]。同年に、同社からVHSレーザーディスクが発売された[3]

続編

本作の後ビデオ映画として、続編が3作製作された。舞台を本作の73年後に設定し、主人公は本作のアレックスから、科学者によって開発されたスーパーDNAで誕生した、スー・プライス演じるアレックスへと変更されている。

  • ネメシス2(1995年)
  • ネメシス3(1996年)
  • ネメシス4(1996年)
  • Nemesis 5: The New Model(2017年)

参考文献

  1. @piedpiperagogo (2019年10月29日). "JUNICHI@是空®LLC.のツイート" (ツイート). Twitterより2023年5月27日閲覧
  2. Nemesis”. boxofficemojo.com (2011年4月7日). 2014年3月20日閲覧。
  3. “'Nemesis' heads for vid”. Variety. (1993年4月14日). http://www.variety.com/article/VR105946?refCatId=20 2014年3月20日閲覧。

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.