トーマス・アレキサンダー・ハリソン

トーマス・アレキサンダー・ハリソン(Thomas Alexander Harrison、1853年1月17日 - 1930年10月13日)はアメリカ合衆国の画家である。生涯の大半を、ブルターニュコンカルノーや、ポン=タヴァンなどフランスで過ごした。

トーマス・アレキサンダー・ハリソン
Thomas Alexander Harrison
生誕1853年1月17日
USA,フィラデルフィア
死没1922年1月28日
フランス,パリ

略歴

フィラデルフィアで生まれた。弟に、風景画家のラヴェル・バージ・ハリソンと人物画家のバトラー・ハリソンがいる。1871年から1872年までフィラデルフィアのペンシルベニア美術アカデミーで学んだ後、アメリカ政府の太平洋岸を調査する地理探検隊に製図工として加わった。サンフランシスコの美術学校でしばらく学んだ後、1879年にパリに渡った。パリ国立美術学校ジャン=レオン・ジェロームジュール・バスティアン=ルパージュに学んだ[1]

アメリカ人画家、ロバート・ワイリー(1839-1877)に勧められて、ブルターニュのコンカルノーや、ポン=タヴァンに移り、風景画や海洋画を描いた[2]。作品"Châteaux en Espagne"が、1882年のサロン・ド・パリで注目され[3]、1885年の作品も注目を集めた。1889年のパリ万国博覧会でも賞を得た。

ヨーロッパの主要な展覧会に出展し、多くの賞を受賞し、フランスの国民美術協会やロンドンの王立油彩画家協会(Royal Institute of Oil Painters)の会員に選ばれた。アメリカでは、ナショナル・アカデミー・オブ・デザインの会員に選ばれ、アメリカ芸術家協会(Society of American Artists)の会員でもあった。レジオンドヌール勲章を受勲した。

作品

参考文献

  1. Alexander Harrison 1853-1930, depuis Avery Galleries.
  2. Castles in Spain depuis Metropolitan Museum of Art.
  3. En Arcadie depuis Musée d'Orsay.
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