トヨタ・アーバンクルーザー

アーバンクルーザーURBAN CRUISER )は、トヨタ自動車が販売する乗用車である。また、アーバンクルーザーハイライダーURBAN CRUISER HYRYDER)は2022年からの商標である。

トヨタ・アーバンクルーザー
トヨタ・アーバンクルーザーハイライダー
3代目
概要
製造会社 トヨタ自動車(初代)
マルチ・スズキ・インディア(2代目)
トヨタ・キルロスカ・モーター(3代目 - )
別名 トヨタ・ist(初代)
サイオン・xD
スズキ・ビターラブレッツァ(初代)
スズキ・グランドビターラ(3代目)
製造国 日本の旗 日本
インドの旗 インド
販売期間 2008年 -
ボディ
ボディタイプ 5ドア ハッチバック(初代)
5ドア クロスオーバーSUV(2代目 - )
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動

概要

新世代のミニSUVとして2006年、アーバンクルーザーコンセプト(Urban Cruiser Concept)がジュネーブモーターショーに出展された。2008年に市販化モデルが発売された。

初代 XP110型(2008年 - 2014年)

トヨタ・アーバンクルーザー(初代)
XP110型
フロント
リア
概要
製造会社 トヨタ自動車
別名 サイオン・xD
トヨタ・ist(2代目)
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2008年 - 2014年(生産終了)
ボディ
ボディタイプ 5ドア ハッチバック
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動
パワートレイン
変速機 6速MT
車両寸法
ホイールベース 2,460 mm
全長 3,930 mm
全幅 1,725 mm
全高 1,525 mm
4x4:1,540 mm
車両重量 1,120-1,275 kg

初代アーバンクルーザーは、2008年のパリモーターショーで発表されたサイオン・xDの姉妹車である。日本ではトヨタブランドでイストとして販売された。最大の競合車種はスズキ・SX4である。

2代目(2020年 - )

トヨタ・アーバンクルーザー(2代目)
フロント
リア
概要
製造会社 マルチ・スズキ・インディア
別名 スズキ・ビターラブレッツァ(初代)
製造国 インドの旗 インド
販売期間 インド : 2020年 - 2022年
アフリカ : 2020年 -
ボディ
ボディタイプ 5ドア クロスオーバーSUV
エンジン位置 フロント
車両寸法
ホイールベース 2,500 mm
全長 3,995 mm
全幅 1,790 mm
全高 1,640 mm
車両重量 1,115-1,150 kg

2代目アーバンクルーザーは、スズキが欧州展開する見返りとして供給されたモデルである。スズキ・ビターラブレッツァの姉妹車で、日本では販売されていない。エンジンは1.5Lガソリンモデルのみで、ビターラブレッツァに設定されている1.3Lディーゼルモデルは設定されていない[1][2]

3代目(2022年 - )

トヨタ・アーバンクルーザーハイライダー(3代目)
Vハイブリッド
概要
製造会社 トヨタ・キルロスカ・モーター
別名 スズキ・グランドビターラ(3代目)
製造国 インドの旗 インド
販売期間 2022年7月1日 -
ボディ
ボディタイプ 5ドアクロスオーバーSUV
駆動方式 2WD/4WD
パワートレイン
変速機 5速MT/6速AT
車両寸法
ホイールベース 2,600 mm
全長 4,365 mm
全幅 1,795 mm
全高 1,635 mm

3代目は車名を「アーバンクルーザー・ハイライダーURBAN CRUISER HYRYDER)」に改め、2022年7月1日にインドで発表された。同年8月から同国のトヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)[3]で生産が開始される[4]

本代ではスズキとの共同開発車両となり、スズキからは3代目グランドビターラとして同年7月20日発表された。トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)で生産され、それぞれのブランドで販売される。

外観はトヨタSUVに共通のグローバルデザインを採り入れ、ヘッドランプユニットは、プロジェクタータイプのLEDヘッドランプを上下のデイタイムライニングランプで挟み込む配置とし、フロントフェイスは、めっきガーニッシュを施したクリスタルアクリルを採用したアッパーグリルと、ワイドな台形のロアグリルの組み合わせとした[5]

パワートレインはハイブリッドシステム「THS」とスズキ製のマイルドハイブリッドシステムの2種類が用意され、スズキ製エンジンに「THS」を組み合わせている。搭載されるのは、1.5 L直列4気筒エンジンにモーターを組み合わたもので、トランスミッションは「e-ドライブトランスミッション」を採用。モーターのみの単独走行が可能なEVモードも備えている。マイルドハイブリッドシステムはスズキ製の1.5 L K型エンジンにモーター機能付発電機「インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(ISG)」を組み合わせ、トランスミッションは6AT(ステップAT)と5MTが用意される。駆動方式は2WDのほか、マイルドハイブリッドモデルでは4WDも設定される[5]

装備面ではヘッドアップディスプレイや360度カメラ&ビュー、コネクテッドカー機能を採用。後席はリクライニング機構を備えた6:4分割可倒式を採用しており、専用のエアコン吹き出し口やUSBポートも備えている[5]。ボディカラーは、「カフェホワイト」「エンティシングシルバー」「ゲーミンググレー」「スポルティンレッド」「ミッドナイトブラック」「ケーブブラック」「スピーディーブルー」の7色が設定される。

2022年11月9日、CNG仕様を追加すると発表した[6]。 1.5 Lエンジンを搭載し、トランスミッションは5速MTのみとなる。

脚注

  1. Pratik Rakshit (22 August 2020). "Toyota Urban Cruiser compact SUV revealed ahead of launch, bookings open now". indiatoday.in (英語). 2020年8月22日閲覧
  2. Uli Baumann (5 August 2020). "Toyota Urban Cruiser-Comeback: Für Indien auf Suzuki-Basis". auto-motor-und-sport.de. 2020年8月22日閲覧
  3. TKMの設立―インド”. トヨタ自動車75年史. トヨタ自動車. 2022年11月18日閲覧。
  4. トヨタの新型SUV、スズキとの提携から生まれる…インド発表”. Response. (2022年7月4日). 2022年7月15日閲覧。
  5. トヨタの新SUV、スズキと共同開発…『アーバンクルーザー・ハイライダー』インド発表”. Response. (2022年7月12日). 2022年7月15日閲覧。
  6. トヨタが新SUV「ハイライダー CNG」発表! クール顔維持&MT専用で印市場に登場!?”. くるまのニュース. 2022年11月11日閲覧。

外部リンク

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