テングタケ属

テングタケ属(Amanita Pers.)は、ハラタケ目テングタケ科のキノコの分類名は円形で、条線があるものやいぼがあるものもある。胞子紋は白色。はまっすぐで、傘の真ん中についている。傘と柄は分離しやすく、多くはつばつぼを持つ。ほとんどが菌根菌である。食べられるものはおいしいが、を持つものが多く、猛毒のものもあるので注意を要する。

テングタケ属
分類
: 菌界 Fungi
: 担子菌門 Basidiomycota
: 菌じん綱 Hymenomycetes
: ハラタケ目 Agaricales
: テングタケ科 Amanitaceae
: テングタケ属 Amanita Pers.
亜属

種類

菌食性昆虫

有毒種が多数報告されている本属の子実体を餌として繁殖する双翅目昆虫が報告されている[3]。これら昆虫はイボテン酸の毒に対する耐性を有している。なお子実体の成熟度により毒成分の分布と濃度が変化するため、利用する部位を選択している可能性が有ると報告されている[3]

参考文献

  • 長沢栄史 監修 『フィールドベスト図鑑 14 日本の毒きのこ』 学習研究社2003年10月4日初版発行、ISBN 4-05-401882-3
  • 池田良幸 『北陸のきのこ図鑑』 ISBN 4893790927

脚注

  1. 『日本の毒きのこ』、65頁。
  2. 『日本の毒きのこ』、62頁。
  3. 新田真之、「テングタケ属子実体で繁殖する双翅目昆虫群集」『日本菌学会大会講演要旨集』 2014年 58巻 日本菌学会第58回大会, セッションID:P05, p.85-, doi:10.11556/msj7abst.58.0_85, 日本菌学会

関連項目

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