タッパン・ジー・ブリッジ
タッパン・ジー橋 (Tappan Zee Bridge) は、ハドソン川にかかる橋で、ロックランド郡とウエストチェスター郡を結ぶ交通の要である。名前の由来は、この地をかつて統括していたインディアンのTappanという人物名とオランダ語で海を意味するZeeをつなげたものである。
タッパン・ジー橋 | |
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タッパン・ジー橋
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基本情報 | |
国 | アメリカ合衆国 |
所在地 | ニューヨーク州サウスニャック - タリタウン |
交差物件 | ハドソン川 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 州間高速道路87号線・287号線 |
管理者 | ニューヨーク州高速道路局 |
開通 | 1955年12月15日 |
座標 | 北緯41度04分13秒 西経73度52分51秒 |
構造諸元 | |
形式 | 片持ち梁橋 |
全長 | 4,881 m |
幅 | 27 m |
桁下高 | 42 m |
最大支間長 | 369 m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
全長は4,880m。鉄橋部分は369mで、海面から橋桁下までの高さは42m。
1952年に工事が始まり、1955年12月15日に開通した。本橋はハドソン川の川幅が急激に広がる部分に建設され、そのために吊り橋鉄橋部分を延々と続くコンクリート構脚橋で繋ぐという特異な様式をとっている。これは自由の女神から半径約40km圏内においてハドソン川にまたがる土木プロジェクトはニューヨーク・ニュージャージー港湾公社の専管経済事業とすることが認められているためで、ニューヨーク州高速道路局はこれを避けるため本橋をこの専管経済事業域のわずか外側に建設することになったという経緯がある。
1994年、この橋はマルコム・ウィルソン知事タッパン・ジー橋(The Governor Malcolm Wilson Tappan Zee Bridge)と改名された。
この橋は、ニューヨーク州高速道路の一部として機能している。そして州間高速道路87号線、287号線とも接続されている。橋自体は7車線の自動車専用道路である。真ん中の車線は、コンクリートブロックが移動できるようになっていて、時間によって車線数が変更されている。これにより渋滞の緩和を図っている。2008年度の日平均交通量は133,445台[1]。
2013年、老朽化による橋の架け替え工事が開始された(仮名:New NY Bridge[2][3])。新橋は斜張橋で、車線は片側4車線・往復8車線になり、2018年4月に開通した。古い橋は取り壊された。
隣接する橋/トンネル
- 上流の橋: ベアー・マウンテン・ブリッジ Bear Mountain Bridge (I-6, I-202)
- 下流の橋: ジョージ・ワシントン・ブリッジ George Washington Bridge (I-95, I-1, I- 9)
脚注
- “2008 Traffic Data Report for New York State” (PDF). New York State Department of Transportation. 2010年2月27日閲覧。
- ニュー・ニューヨーク・ブリッジのオフィシャル・サイト (英語)
- 『タッパンジー(Tappan Zee)橋架け替えプロジェクト』、国建協情報 2014年7月号(No.843)掲載、要約版。