スリランカのスポーツ
スリランカのスポーツでは、スリランカ民主社会主義共和国におけるスポーツについて記述する。
団体競技
クリケット
スリランカはイギリスの植民地だった影響もあり、クリケットが最も人気のスポーツとなっている。1832年には同国に既に伝わっており、1882年には最初の非公式国際試合が行われた。1937年からはクラブ対抗の国内選手権も行われており、1982年からは公式のテスト・マッチに参加するようになった。
1996年にはクリケット・ワールドカップで初優勝している。さらに国際クリケット評議会のフルメンバーにもなっている。ムティア・ムラリタランはクリケットの歴史の中でも最も偉大なボウラーであり、クマール・サンガッカラは世界有数のバッツマンである。
サッカー
スリランカでは近年クリケットを凌ぐ勢いでサッカーの人気が上昇しており、2018年に国際サッカー連盟(FIFA)の助言と支援を受けて、2021年に念願のプロサッカーリーグである「スリランカ・スーパーリーグ」が創設された。当初は2020年に開催される予定であったが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により延期されていた。
スリランカサッカー連盟(FFSL)によって構成されるサッカースリランカ代表は、FIFAワールドカップおよびAFCアジアカップへの出場歴はないものの、南アジアサッカー選手権では1995年大会で優勝している。また、AFCチャレンジカップでは2006年大会で準優勝に輝いている。
個人競技
陸上
2000年シドニーオリンピックの陸上競技200mで、スサンティカ・ジャヤシンゲが銀メダルを獲得している。これはスリランカの選手としては、イギリス領セイロン時代の1948年ロンドンオリンピックの陸上競技・男子400mハードルで、ダンカン・ホワイトが獲得した銀メダル以来52年ぶりのメダルであった。
脚注
- “池山直がスリランカでV3、WBO女子アトム級”. Boxing News. (2015年12月20日) 2021年4月17日閲覧。