国立考古学博物館 (スペイン)

国立考古学博物館スペイン語: Museo Arqueológico Nacional, 略称MAN)は、スペインマドリードにある国立博物館コロン広場に隣接し、スペイン国立図書館と建物を共有している[1]

国立考古学博物館
Museo Arqueológico Nacional
マドリード内の位置
施設情報
愛称 MAN
専門分野 考古学
開館 1867年3月20日
所在地 スペインマドリード、セラーノ通り
位置 北緯40度25分25秒 西経3度41分22秒
プロジェクト:GLAM

説明

イサベル2世の王令によって1867年に設立された[1]。その目的はスペイン君主によって収集された貨幣・考古学・民俗学・装飾芸術のコレクションの保管庫となることである[1][2]。その後建築家のフランシスコ・ハレーニョによって新たな建物が計画され、1886年に開始された建築工事はクリストファー・コロンブスの新大陸到達400周年である1892年に完成した[3]。現在地であるこの建物は新古典主義を採用しており、1895年にはすべてのコレクションがこの建物に移動された。1968年の改装・拡張工事ではかなり面積が拡大した。

2008年には改装工事のために一時閉館した。工事は2013年に完了する予定だったが[4]、2014年4月になって再開館した[5]。再開館した博物館は核となる役割(考古学)に専念し、装飾芸術のコレクションの一部を放出した。

マドリード地下鉄4号線のセラーノ駅から徒歩3分[3]

所蔵品

先史時代、古代(古代エジプト、ケルト、古代イベリア、古代ギリシア、古代ローマ)、中世(西ゴート、イスラーム)の作品がコレクションに含まれている。

  • アルタミラ洞窟のレプリカ[1][3]
  • エルチェの貴婦人 : 紀元前5世紀頃の彫刻[1][3][2][6]
  • バーサの貴婦人 : 紀元前4世紀の彫刻[3][6]
  • イビサの貴婦人 : 紀元前3世紀の彫刻[6]
  • オフェレンテの大貴婦人 : 紀元前2世紀の彫刻[6]
  • バラソーテの獣人 : 紀元前6世紀の彫刻[6]
  • グアラサールの宝物 : 7世紀の奉納冠
  • フェルディナンドとサンチャの十字架 : 象牙で作られた11世紀の磔刑像
  • サモーラの象牙箱 : 10世紀の象牙箱

脚注

  1. National Archaeological Museum Madrid Tourist
  2. National Archaeological Museum スペイン政府観光局
  3. 『地球の歩き方 マドリッドとアンダルシア 2015~2016年版』ダイヤモンド社, 2015年, p.102
  4. The Countdown Begins (Spanish). National Archaeological Museum. 2013年7月17日閲覧。
  5. Official website (in Spanish), plus information from Madrid Tourist Office etc, as at November 24, 2013.
  6. National Archaeological Museum Spain is Culture

外部リンク

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