スティーブ・ブレイク

スティーブ・ブレイクSteven Hanson Blake, 1980年2月26日 - )はアメリカ合衆国フロリダ州ハリウッド出身の元バスケットボール選手。ポジションはポイントガード。身長191cm、体重78kg。

スティーブ・ブレイク
Steve Blake
フェニックス・サンズ AC
ポジション PG
役職 アシスタントコーチ
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1980-02-26) 1980年2月26日(43歳)
出身地 フロリダ州ハリウッド
身長(現役時) 191cm (6 ft 3 in)
体重(現役時) 78kg (172 lb)
キャリア情報
出身 メリーランド大学
ドラフト 2003年 38位
選手経歴
2003-2005
2005-2006
2006-2007
2007
2007-2010
2010
2010-2014
2014
2014-2015
2015-2016
2016
ワシントン・ウィザーズ
ポートランド・トレイルブレイザーズ
ミルウォーキー・バックス
デンバー・ナゲッツ
ポートランド・トレイルブレイザーズ
ロサンゼルス・クリッパーズ
ロサンゼルス・レイカーズ
ゴールデンステート・ウォリアーズ
ポートランド・トレイルブレイザーズ
デトロイト・ピストンズ
オーストラリアの旗 シドニー・キングス
指導者経歴
2018-2019
2019-
ポートランド・トレイルブレイザーズ (AC)
フェニックス・サンズ (AC)
受賞歴
Stats  Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴

学生時代

高校はマイアミ高校に進学した後、バージニア州に所在するバスケットボールの名門校オークヒル・アカデミー高校に転校した。卒業後はメリーランド大学に進学。1年生の頃からNCAAトーナメントでもチームの主力選手として出場し2001年にベスト4(ファイナル・フォー)に進出し、翌年にはチームを優勝に導くという大活躍だった。またACCの大学通算1000得点/800アシスト/400リバウンド/200スティールを記録した史上初の選手である。

ワシントン・ウィザーズ

ブレイクは2003年のNBAドラフトワシントン・ウィザーズから全体38指名を受けてNBAに進出した。ルーキーイヤーとなった2003-04シーズンから比較的出場時間を与えられ、平均で20分近くの出場があった。先発出場を務めたり、3Pシュートの成功数を75本記録するなど、新人としてはまずまずの成績を残した。しかし、2年目となった2004-05シーズンは出場機会が減少。わずか44試合の出場に留まってしまった。

ポートランド・トレイルブレイザーズ

2005年のオフ、ブレイクは制限付きFAとなったが、チームは契約せずに放出を決意。その後、ポートランド・トレイルブレイザーズに移籍した。ちなみにチームメイトだったフアン・ディクソンもFAとなって、共にブレイザーズに移籍することになった。彼らはメリーランド大学のOBで、ディクソンはブレイクの1年先輩にあたる。そして迎えたブレイザーズでの3年目、ブレイクは先発に定着(セバスチャン・テルフェアの負傷にもよる)。キャリアハイとなる23得点をあげるなど、得点、アシスト、3Pシュートなどの各成績では前年までを上回り、上々のシーズンになった。チーム自体は低迷を続けていたが、ブレイクへの評価は上昇した。

ミルウォーキー・バックス

2006年のオフはブライアン・スキナー河昇鎭らと共に、ジャマール・マグロアとの交換でミルウォーキー・バックスに移籍した。そのため2006-07シーズンはモーリス・ウィリアムズチャーリー・ベルといった選手の控えとして出場し、出場時間は昨年を大きく下回っていた。

デンバー・ナゲッツ

2007年1月11日アール・ボイキンスらとのトレードによってデンバー・ナゲッツへ移籍すると先発として定着。司令塔として高い評価を得た。

ポートランド・トレイルブレイザーズ

シーズン終了後に再びFAとなり、7月13日にポートランド・トレイルブレイザーズと契約。古巣復帰となった。 古巣復帰後は先発に定着していたが、2009-10シーズン前にアンドレ・ミラーが移籍。その煽りをうけ、控えでの出場が多くなった。

ロサンゼルス・クリッパーズ

2010年2月16日、トレードでトラビス・アウトローとともにロサンゼルス・クリッパーズに移籍した。 

ロサンゼルス・レイカーズ

2010年7月8日、4年1600万ドルで ロサンゼルス・レイカーズに移籍した[1]。2010年10月26日、 シーズン最初の試合ヒューストン・ロケッツ戦において、試合終了間際に3ポイントシュートを決めリードした。またディフェンスにおいても相手のクラッチシュートを外させるなどし勝利に貢献した。

ゴールデンステート・ウォリアーズ

2014年2月19日、マショーン・ブルックスケント・ベイズモアと交換でゴールデンステート・ウォリアーズへ放出された[2]

ポートランド・トレイルブレイザーズ

2014年6月10日、2年4200万ドルでポートランド・トレイルブレイザーズと契約。通算3度目の在籍となった[3]。 On February 20, 2015年2月20日、2日前に亡くなったジェローム・カーシーに敬意を払い背番号を #25 から #5 へ変更した[4]。 2015年6月19日、来シーズン契約のプレーヤー・オプションを破棄しフリーエージェントを選択した[5]

デトロイト・ピストンズ

2015年6月25日、2015年のNBAドラフト当日に、ロンデー・ホリス=ジェファーソンの交渉権と共に、メイソン・プラムリーパット・コノートンの交渉権と交換でブルックリン・ネッツに放出され[6]、更に、ネッツでは1試合も出場することもなく、2015年7月13日にクインシー・ミラーとの交換でデトロイト・ピストンズに放出された[7]

海外へ

2016年オフ、FAとなったもののNBAのチームからのオファーはなく、10月21日にNBLシドニー・キングスと契約した。しかし、家族がオーストラリアでの生活に馴染めなかったことを理由に、12月12日に退団した[8]

引退後

2018年からコーチ業に転身し、ポートランド・トレイルブレイザーズフェニックス・サンズのアシスタントコーチを歴任。

プレイスタイル

ゲームメイクが得意な正統派ポイントガード。ドライブからの得点力は乏しいが、3Pシュートを高確率で成功させるシューターである。

個人成績

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー    優勝シーズン

レギュラーシーズン

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2003–04 WAS 751418.6.386.371.8211.62.8.8.11.75.9
2004–05 44114.7.328.387.8051.61.6.3.0.94.3
2005–06 POR 685726.2.438.413.7912.14.5.6.11.28.2
2006–07 MIL 33217.7.349.279.5501.42.5.3.1.83.6
DEN 494033.5.432.343.7272.56.61.0.12.18.3
2006-07計 824227.1.411.322.6722.15.0.7.11.66.4
2007–08 POR 817829.9.408.406.7662.45.1.7.01.48.5
2008–09 696931.7.428.427.8402.55.01.0.11.611.0
2009–10 512827.4.403.377.7502.34.0.7.01.37.6
LAC 291026.3.443.437.7502.46.1.7.12.26.8
2009-10計 803827.0.416.395.7502.34.8.7.11.67.3
2010–11 LAL 79020.0.359.378.8672.02.2.5.0.94.0
2011–12 53523.3.377.335.7781.63.3.7.01.45.2
2012–13 451326.1.422.421.7712.93.8.8.11.47.3
2013–14 272733.0.378.397.8003.87.61.3.12.69.5
GSW 28121.7.375.342.6252.03.6.7.21.14.4
2013-14計 552827.2.377.376.7672.95.61.0.11.96.9
2014–15 POR 81018.9.373.352.7071.73.6.5.11.34.3
2015–16 DET 58217.0.388.344.8001.53.4.4.11.44.4
通算:13年 87034723.9.401.383.7792.14.0.7.11.46.5

プレーオフ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2005 WAS 404.3.250.000---.8.5.0.0.3.5
2007 DEN 5536.0.452.500---2.44.6.6.02.07.2
2009 POR 6638.5.489.417.7144.06.2.8.01.59.8
2011 LAL 9016.1.304.333---1.62.2.6.0.62.2
2012 12025.5.419.419.7142.82.3.7.21.36.3
2013 2237.5.393.4171.0004.02.52.01.52.014.0
2014 GSW 607.5.333.300.000.7.3.0.0.31.8
2015 POR 508.6.182.1251.000.21.6.0.2.41.4
2016 DET 4010.8.200.500.5001.02.5.0.01.31.0
出場:9回 531320.5.398.388.7002.02.5.5.11.04.6

脚注

外部リンク

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