ジョー・コルディナ

ジョー・コルディナJoe Cordina1991年12月1日 - )は、ウェールズプロボクサーカーディフ出身。現IBF世界スーパーフェザー級王者。ジョー・コーディナとも表記される。

ジョー・コルディナ
基本情報
本名 ジョセフ・コルディナ
階級 スーパーフェザー級
身長 175cm
リーチ 175cm
国籍 イギリスの旗 イギリス
誕生日 (1991-12-01) 1991年12月1日(31歳)
出身地 ウェールズの旗 ウェールズ
カーディフ
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 16
勝ち 16
KO勝ち 9
敗け 0
獲得メダル
男子 アマチュアボクシング
イギリスの旗 イギリス
ヨーロッパアマチュアボクシング選手権
2015 サモコフライト級
ウェールズの旗 ウェールズ
コモンウェルスゲームズ
2014 グラスゴーライト級

来歴

アマチュア時代

2011年9月、アゼルバイジャン共和国バクーで行われた世界ボクシング選手権にライト級(60kg)で出場し、1回戦でドイツのユーゲン・バーハルトに7-13のポイントで敗れ敗退[1]

2013年6月、ベラルーシミンスクで行われたヨーロッパアマチュアボクシング選手権にライト級(60kg)で出場し、1回戦で敗退[2]。同年10月、カザフスタンアルマトイで行われた世界ボクシング選手権にライト級(60kg)で出場し、1回戦で敗退[3]

2014年スコットランドグラスゴーで行われたコモンウェルスゲームズにライト級で出場し、準決勝でスコットランドのチャーリー・フリンに僅差の判定で敗れ銅メダルを獲得した。

2015年8月、ブルガリアサモコフで行われたヨーロッパアマチュアボクシング選手権にライト級で出場し、決勝でジョージアのオタン・エラノシアンに勝利し金メダルを獲得した[4]。同年10月、カタールドーハで行われた世界ボクシング選手権にライト級で出場し、準々決勝でブラジルのロブソン・コンセイソンに敗れた[5]

2016年8月、リオデジャネイロオリンピックにライト級で出場したが初戦は勝利するも2回戦で敗退した[6][7]

プロ時代

2017年4月22日、プロデビュー戦を行い4回2分17秒TKO勝ち。白星デビューを飾った。

2018年3月31日、カーディフプリンシパリティ・スタジアムにてアンソニー・ジョシュアジョセフ・パーカーの前座でハキム・ベン・アリとWBAインターナショナルライト級王座決定戦を行い、3回2分41秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2018年8月4日、カーディフのアイスアリーナ・ウェールズでショーン・ドッドとコモンウェルスイギリス連邦ライト級王座決定戦を行い、12回3-0の判定勝ちを収めコモンウェルス王座獲得とWBAインターナショナル王座の初防衛に成功した。

2019年4月20日、ロンドンO2アリーナでアンディ・タウネンドとBBBofC英国ライト級王座決定戦を行い、6回2分51秒TKO勝ちを収めBBBofC王座獲得とコモンウェルス王座の初防衛に成功した。

2019年11月30日、モンテカルロのカジノ・デ・モンテカルロ・サール・メデシンでエンリケ・ティノコとWBAコンチネンタルスーパーフェザー級王座決定戦を行い、10回3-0の判定勝ちを王座獲得に成功した。

2022年6月4日、カーディフのモーターポイント・アリーナ・カーディフでIBF世界スーパーフェザー級王者尾川堅一と対戦し、左ボディのフェイントを織り交ぜたジョルトブローで2回1分15秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した[8][9]

2022年11月5日にアブダビでIBF世界スーパーフェザー級1位のシャフカッツ・ラヒモフと指名試合を行う予定だったが、コルディナが手を負傷し手術が必要となったことで対戦を見送った。それに伴いIBFは10月3日にコルディナに王座剥奪を通告した[10]

2023年4月22日、カーディフのカーディフ・インターナショナル・アリーナでIBF世界スーパーフェザー級王者シャフカッツ・ラヒモフと対戦し、12回2-1の判定勝ちを収め王座返り咲きに成功した[11]

戦績

  • プロボクシング:16戦 16勝 (9KO) 無敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考・会場
12017年4月22日4R 2:17TKOホセ・アギラールニカラグアの旗 ニカラグアプロデビュー戦
22017年4月29日1R 1:59TKOセルゲイ・ビブドイツの旗 ドイツ
32017年5月27日1R 終了TKOジョシュ・ソーンイギリスの旗 イギリス
42017年9月1日1R 2:28TKOジェイミー・スペイトイギリスの旗 イギリス
52017年10月28日4R判定レステル・カンティジャーノニカラグアの旗 ニカラグア
62017年12月13日4R 2:19TKOリー・コネリーイギリスの旗 イギリス
72018年3月31日3R 2:41TKOハキム・ベン・アリベルギーの旗 ベルギーWBAインターナショナルライト級王座決定戦
82018年8月4日12R判定3-0ショーン・ドッドイギリスの旗 イギリスコモンウェルス英国ライト級王座決定戦
WBAインターナショナル防衛1
92019年4月20日6R 2:51TKOアンディ・タウネンドイギリスの旗 イギリスBBBofC英国ライト級王座決定戦
コモンウェルス防衛1
102019年8月31日12R判定3-0ギャビン・グウィンイギリスの旗 イギリスBBBofC防衛1・コモンウェルス防衛2
112019年11月30日10R判定3-0エンリケ・ティノコメキシコの旗 メキシコWBAコンチネンタルスーパーフェザー級王座決定戦
122021年3月20日10R判定2-0ファルク・クルバノフベルギーの旗 ベルギー
132021年8月14日1R 0:53KOジョシュア・ヘルナンデスアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
142021年12月11日10R判定3-0ミコ・ハチャトリアンベルギーの旗 ベルギーWBAコンチネンタル防衛1
152022年6月4日2R 1:15KO尾川堅一帝拳日本の旗 日本IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
152023年4月22日12R判定2-1シャフカッツ・ラヒモフタジキスタンの旗 タジキスタンIBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
テンプレート

獲得タイトル

  • WBAインターナショナルライト級王座(防衛1)
  • コモンウェルスイギリス連邦ライト級王座(防衛2)
  • BBBofC英国ライト級王座(防衛1)
  • WBAコンチネンタルスーパーフェザー級王座(防衛1)
  • IBF世界スーパーフェザー級王座(防衛0=剥奪)

脚注

  1. 16.AIBA World Championships - Baku, Azerbaijan -September 26 - October 8 2011”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2022年8月9日閲覧。
  2. 40.European Championships Palace of Sport, Minsk, Belarus June 1-8, 2013”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2022年8月9日閲覧。
  3. 17.World Championships Baluan Sholak Sports Palace, Almaty, Kazakhstan October 14-26, 2013”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2022年8月9日閲覧。
  4. 41.European Championships MSH Arena, Samokov, Bulgaria August 7-15, 2015”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2022年8月9日閲覧。
  5. 18.World Championships Ali Bin Hamad Al-Attiyah Arena, Doha, Qatar October 6-15, 2015”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2022年8月9日閲覧。
  6. 31.Olympic Games Riocentro Pavilion 6, Rio de Janiero, Brazil August 6-21, 2016”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2022年8月9日閲覧。
  7. Rio Olympics 2016: Joe Cordina of Wales loses BBC Sport 2016年8月9日
  8. "尾川堅一、王座陥落 敵地カーディフで2回KO負け". スポーツ報知. 報知新聞社. 5 June 2022. 2022年6月5日閲覧
  9. "王者尾川堅一、初防衛ならず 挑戦者コルディナの右一発で2ラウンドKO負け/詳細". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 5 June 2022. 2022年6月5日閲覧
  10. "Hand injury to Joe Cordina scraps junior lightweight title fight vs. Shavkat Rakhimov, source says". ESPN. 4 October 2022. 2022年10月4日閲覧
  11. Rakhimov vs Cordina full fight video highlights and results: Joe Cordina regains IBF title with decision win over Shavkat Rakhimov Bad Left Hook 2023年4月22日

関連項目

外部リンク

前王者
尾川堅一
IBF世界スーパーフェザー級王者

2022年6月4日 - 2022年10月3日 (剥奪)

空位
次タイトル獲得者
シャフカッツ・ラヒモフ
前王者
シャフカッツ・ラヒモフ
IBF世界スーパーフェザー級王者

2023年4月22日 - 現在

次王者
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