ジェームズ・クック (共同親権の父)

ジェームズ・クック(James Cook: 1923年 - 2009年2月21日)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州の「共同監護法」の制定に尽力した。共同監護の父と呼ばれている。

略歴

インディアナ州に生まれ、1949年にUCLAを卒業し、アメリカ合衆国情報局に10年間在籍した。ランド研究所で働いたことがある。また、商業資産の所有者たちのためのロビイストであった。後年はGlobal Children's Organization のメンバーとして活動した。2009年2月21日、カリフォルニア州のロサンゼルスにて85歳で死亡した[1][2][3][4]

1974年に妻から離婚を言い渡された。一人息子を、元妻と共同で育てようとするが、当時の法制度では、不可能であった。友人達と「共同監護協会Joint Custody Association」を設立し、カリフォルニア州政府に働きかけを行った。1979年、カリフォルニア州政府は、全米で初めて共同監護法を制定し、翌年施行した。その後この法律は全米50州で施行されている。現在、50州のうち37州とワシントンD.C.においては、共同監護は、例外的な適用ではなく、原則的な適用になっている。ジェームズ・クックの一人息子は、現在カリフォルニア州で弁護士をしており、同じ弁護士の妻との間に3人の子どもがある[5][6][7]

脚注

  1. Fathers & Families 2009.3.2
  2. Fathers & Families 2009.3.6
  3. Los Angeles Times 2009.3.12
  4. Joint Custody, Sole Custody (Conciliation Courts Review, Volume 18, No. 1, June 1980)(現在は雑誌名変更にてFamily Court Review)
  5. NPR 2009.3.12
  6. Time 2001.11.19
  7. 棚瀬一代『離婚で壊れる子どもたち 心理臨床家からの警告』光文社、2010年2月17日、139頁。ISBN 978-4-334-03550-1。

関連項目

外部リンク

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