シロバナノヘビイチゴ
シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺、学名:Fragaria nipponica )は、バラ科オランダイチゴ属の多年草。
シロバナノヘビイチゴ | |||||||||||||||||||||||||||
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福島県燧ケ岳 2011年7月 | |||||||||||||||||||||||||||
分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Fragaria nipponica Makino | |||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
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和名 | |||||||||||||||||||||||||||
シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺) |
特徴
根茎は肥厚し、枝はよく分枝し、長い匍匐枝を伸ばし、地をはう。
葉は根生し、長い葉柄をもった3小葉からなる。頂小葉は卵形から長楕円形で長さ2-5 cm、各小葉は側脈が目立ち、縁には鋭い鋸歯があり、裏面には伏毛がある。葉柄と花茎に開出毛がある。
花期は5-7月。細い花茎の先端に少数の花をつける。小花柄の毛はやや斜上し、果時には湾曲して下向きに果実(果床)をつける。花は白色で径15-20 mm、円い花弁は5個で、萼片、副顎片も5個になる。雄蕊は黄色で長さ3-4 mmになり、果実(果床)は花後に径1 cmの球形から卵形になり、赤熟し、食用になる。
分布と生育環境
日本では、本州の宮城県から中部地方まで、および屋久島に分布し、山地帯から高山帯下部の日当たりの良い草地に生育する。アジアでは、済州島、樺太に分布する。
シノニム
- Fragaria nipponica Makino var. yakusimensis (Masam.) Masam. - 別名、ヤクシマシロバナヘビイチゴ。
参考文献
- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本II 離弁花類』、1982年、平凡社
- 豊国秀夫編『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』、1988年、山と溪谷社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
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