サボタージュ (曲)

「サボタージュ」
ビースティ・ボーイズのシングル
初出アルバム『イル・コミュニケーション』
リリース	1994年1月28日
規格	7インチシングル
録音	1993年
ジャンル	ラップロック[1][2][3]; パンク・ロック[4];
時間	2分58秒
レーベル	グランド・ロイヤル
作詞・作曲	マイケル・ダイアモンド; アダム・ホロヴィッツ; アダム・ヤウク;
プロデュース	ビースティ・ボーイズ; マリオ・カルダートJr.;
チャート最高順位
	後述を参照
ビースティ・ボーイズシングル年表
『イル・コミュニケーション』収録曲
ミュージックビデオ
	「Sabotage」 - YouTube

「サボタージュ」（Sabotage）は、アメリカ合衆国のヒップホップグループ、ビースティ・ボーイズの楽曲。1994年1月28日にシングルとして発表され、同年5月発売のアルバム『イル・コミュニケーション』に収録された。作詞作曲はマイケル・ダイアモンドとアダム・ホロヴィッツとアダム・ヤウクの共作。

ビースティ・ボーイズ（2007年）

2005年3月にQ誌による "100 Greatest Guitar Tracks" で46位、ニューヨーク市のケーブルテレビ・チャンネルVH1による "100 Greatest Songs of the 90s" で19位、ピッチフォーク・メディアによる "Top 200 Tracks of the 90s" で39位[5]、ローリング・ストーン誌によるローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500（2021年版）で245位[6]にそれぞれランク付けされている。

ミュージック・ビデオ

ミュージック・ビデオはスパイク・ジョーンズが監督を務めており[7]、1994年のMTV Video Music Awardsでは「Video of the Year（最優秀ビデオ賞）」、「Breakthrough Video（画期的ビデオ賞）」、「Best Direction in a Video（最優秀ビデオディレクション賞）」などの5つのカテゴリーにノミネートされるも、いずれも受賞はならなかった。「Best Direction in a Video（最優秀ビデオディレクション賞）」はR.E.M.の「エヴリバディ・ハーツ」が受賞し、R.E.M.のマイケル・スタイプが受賞スピーチをしている最中に変装したビースティ・ボーイズのMCAが乱入し、いずれの賞も受賞されなかった事に抗議した。後に2009年のMTV Video Music Awardsの「Best Video (That Should Have Won a Moonman)（最優秀ビデオ賞）」に選出される。

チャート成績

チャート (1994年)	最高位
オーストラリア (ARIA)[8]	94
Canada Top Singles (RPM)[9]	38
オランダ (Single Top 100)[10] 「ゲット・イット・トゥギャザー」との両A面扱い	35
UK Singles (Official Charts Company)[11] 「ゲット・イット・トゥギャザー」との両A面扱い	19
US Bubbling Under Hot 100 Singles (Billboard)[12]	15
US Alternative Airplay (Billboard)[13]	18

チャート (2020年)	最高位
US Hot Rock & Alternative Songs (Billboard)[14]	19

主な収録作品

『イル・コミュニケーション』[15]（英: Ill Communication、1994年、スタジオ・アルバム）
『ビースティ・ボーイズ・アンソロジー〜サウンズ・オブ・サイエンス』[16]（英: Beastie Boys Anthology: The Sounds of Science、1999年、ベスト・アルバム）
『DVDアンソロジー』[17]（英: Beastie Boys Video Anthology、2003年、DVD）
『ソリッド・ゴールド・ヒッツ -シングルズ・コレクション-』[18]（英: Solid Gold Hits、2005年、ベスト・アルバム）

カバー

フィッシュ
- 『ハンプトン・カムズ・アライヴ（英: Hampton Comes Alive）』に収録。
キャンサー・バッツ
- 『ベアーズ、メイヤーズ、スクラップス・アンド・ボーンズ（英: Bears, Mayors, Scraps & Bones）』に収録。
でんぱ組.inc
- 『キラキラチューン/Sabotage』及び『WORLD WIDE DEMPA』に収録。
コーン＋スリップノット
- 2015年1月25日、イギリス・ウェンブリー・アリーナでの公演で両バンド合同でカバー[19]。

楽曲が使用されているメディア

映画

『スター・トレック』（2009年）
『スター・トレック BEYOND』（2016年）

音楽ゲーム

『ギターヒーロー3 レジェンドオブロック』
『ロックバンド』

出典

Aaron, Charles (September 1999). “Top 20 Singles”. Spin 15 (9): 137.
Grierson, Tim (2015年10月25日). “Top 10 Essential Rap-Rock Songs”. About.com. 2022年3月6日閲覧。
Weiss, Dan (2012年4月6日). “Ten Rap-Rock Songs That Are Actually Awesome”. LA Weekly. 2022年3月6日閲覧。
““Sabotage””. PSAudio. 2022年3月6日閲覧。 “The Beastie Boys maintained their cred, punk-rock attitude, and roots throughout their careers. This song is a 90’s Classic, of that there is no doubt.”
“Staff Lists: The Top 200 Tracks of the 1990s: 50-21”. ピッチフォーク・メディア (2010年9月2日). 2015年7月26日閲覧。
“The 500 Greatest Songs of All Time” (英語). Rolling Stone (2021年9月15日). 2021年12月21日閲覧。
“Spike Jonze Unmasked”. NYMag. 2015年7月27日閲覧。
Ryan, Gavin (2011). Australia's Music Charts 1988-2010. Mt. Martha, VIC, Australia: Moonlight Publishing
“Top RPM Singles: Issue 6578”. RPM. Library and Archives Canada. 2022年3月6日閲覧。
"Dutchcharts.nl – Beastie Boys – Sabotage / Get It Together" (in Dutch). Single Top 100. 2022年3月6日閲覧。
"Official Singles Chart Top 100". UK Singles Chart. 2022年3月6日閲覧。
“Beastie Boys Chart History (Bubbling Under Hot 100)”. Billboard. 2022年3月6日閲覧。
“Beastie Boys Chart History (Alternative Airplay)”. Billboard. 2022年3月6日閲覧。
“Beastie Boys Chart History (Hot Rock & Alternative Songs)”. Billboard. 2022年3月6日閲覧。
“イル・コミュニケーション”. ユニバーサルミュージック (日本). 2015年7月27日閲覧。
“ビースティ・ボーイズ・アンソロジー~サウンズ・オブ・サイエンス”. ユニバーサルミュージック (日本). 2015年7月27日閲覧。
“DVDアンソロジー”. ユニバーサルミュージック (日本). 2015年7月27日閲覧。
“ソリッド・ゴールド・ヒッツ -シングルズ・コレクション-”. ユニバーサルミュージック (日本). 2015年7月27日閲覧。
“スリップノット＋コーン、ビースティ・ボーイズをカバー”. BARKS (2015年1月25日). 2015年7月27日閲覧。

外部リンク

Sabotage - Geniusの歌詞ページ

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.

[1] Aaron, Charles (September 1999). “Top 20 Singles”. Spin 15 (9): 137.

[2] Grierson, Tim (2015年10月25日). “Top 10 Essential Rap-Rock Songs”. About.com. 2022年3月6日閲覧。

[3] Weiss, Dan (2012年4月6日). “Ten Rap-Rock Songs That Are Actually Awesome”. LA Weekly. 2022年3月6日閲覧。

[4] ““Sabotage””. PSAudio. 2022年3月6日閲覧。 “The Beastie Boys maintained their cred, punk-rock attitude, and roots throughout their careers. This song is a 90’s Classic, of that there is no doubt.”

[5] “Staff Lists: The Top 200 Tracks of the 1990s: 50-21”. ピッチフォーク・メディア (2010年9月2日). 2015年7月26日閲覧。

[6] “The 500 Greatest Songs of All Time” (英語). Rolling Stone (2021年9月15日). 2021年12月21日閲覧。

[7] “Spike Jonze Unmasked”. NYMag. 2015年7月27日閲覧。

[8] Ryan, Gavin (2011). Australia's Music Charts 1988-2010. Mt. Martha, VIC, Australia: Moonlight Publishing

[9] “Top RPM Singles: Issue 6578”. RPM. Library and Archives Canada. 2022年3月6日閲覧。

[sc_Dutch100_Beastie_Boys-10] "Dutchcharts.nl – Beastie Boys – Sabotage / Get It Together" (in Dutch). Single Top 100. 2022年3月6日閲覧。

[sc_UK_-11] "Official Singles Chart Top 100". UK Singles Chart. 2022年3月6日閲覧。

[12] “Beastie Boys Chart History (Bubbling Under Hot 100)”. Billboard. 2022年3月6日閲覧。

[13] “Beastie Boys Chart History (Alternative Airplay)”. Billboard. 2022年3月6日閲覧。

[14] “Beastie Boys Chart History (Hot Rock & Alternative Songs)”. Billboard. 2022年3月6日閲覧。

[15] “イル・コミュニケーション”. ユニバーサルミュージック (日本). 2015年7月27日閲覧。

[16] “ビースティ・ボーイズ・アンソロジー~サウンズ・オブ・サイエンス”. ユニバーサルミュージック (日本). 2015年7月27日閲覧。

[17] “DVDアンソロジー”. ユニバーサルミュージック (日本). 2015年7月27日閲覧。

[18] “ソリッド・ゴールド・ヒッツ -シングルズ・コレクション-”. ユニバーサルミュージック (日本). 2015年7月27日閲覧。

[19] “スリップノット＋コーン、ビースティ・ボーイズをカバー”. BARKS (2015年1月25日). 2015年7月27日閲覧。