ココ・ファーム・ワイナリー

有限会社ココ・ファーム・ワイナリー(Coco Farm & Winery)は、日本の酒造・食品製造・輸入販売会社。栃木県足利市に拠点をおく。

有限会社ココ・ファーム・ワイナリー
Coco Farm & Winery
種類 有限会社
本社所在地 日本の旗 日本
326-0061
栃木県足利市田島町611
設立 1980年昭和55年)2月19日
業種 食料品
法人番号 4060002036099
事業内容 ワイン製造・販売
代表者 長谷川翼(代表取締役社長)
資本金 4千万円
関係する人物 川田昇
外部リンク http://www.cocowine.com/

事業内容

特に自社生産ワインの販売が事業の中心である。同社のワインは、2000年九州沖縄サミットの晩餐会での乾杯に用いられたことで著名になった。その他、椎茸や椎茸製品の製造販売、輸入食材の販売も行っている。 また、2008年には北海道洞爺湖サミットでの総理夫人主催夕食会で同社のワインが使用された。

概要

隣接する障害者支援施設こころみ学園(社会福祉法人こころみる会が運営)から原材料のブドウや椎茸を仕入れ、ワインなどに加工して販売している。当初は、こころみ学園で酒造免許を取得するつもりであったが、補助金をもらう立場のこころみ学園が酒税を納めることになるのは問題があるという指摘があり、ココ・ファーム・ワイナリーが酒造免許を取得した。

沿革

  • 1958年 - 足利市立中学校で精神薄弱児学級の担任をしていた川田昇とその学級の生徒により、足利市田島町の山林が開墾され、椎茸の生産とブドウの植え付けが行われる。
  • 1965年 - 川田、教職を辞し、千葉県立袖ヶ浦福祉センター初代所長となる。ブドウ畑の手入れのために週1日は帰省することを条件にする。
  • 1969年 - 川田、千葉県立袖ヶ浦福祉センター所長職を辞し、こころみ学園を創設する。
  • 1980年 - 樺崎産業設立。出資者は主にこころみ学園園生の保護者ら。
  • 1984年 - 樺崎産業、酒造予備免許取得。
  • 1984年 - 樺崎産業、社名をココ・ファーム・ワイナリーに変更。最初のワインを出荷する。
  • 1985年 - 酒造免許取得。
  • 1989年 - アメリカから醸造技師ブルース・ガットラヴを招聘。
  • 2000年 - 製造したワインが、九州沖縄サミットの晩餐会で使用される。
  • 2002年埼玉県から渋沢栄一賞を受賞。

文献

  • 「ぶどう畑の笑顔」 川田昇 1998年 星雲社 ISBN 4795243328
  • 「山の学園はワイナリー」 川田昇 1999年 テレビ朝日出版部 ISBN 4881312359
  • 「こころみ学園 奇蹟のワイン」 川本敏郎 2008年 日本放送出版協会 ISBN 4140812915
  • 「ブルース、日本でワインをつくる」 ブルース・ガットラヴ 2014年 新潮社 ISBN 4109100305

関連項目

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.