クリスタル・クルーズ
クリスタル・クルーズはアメリカ合衆国ロサンゼルスに本社を置く、日本郵船により1988年に設立された高級クルーズ会社。中型の高級クルーズ船を2隻運行している。2015年に、ゲンティン・グループのゲンティン香港に売却された[1]。
種類 | 子会社 |
---|---|
業種 | 交通 |
設立 | 1988 |
本社 | アメリカ合衆国ロサンゼルス |
製品 | クルーズ |
親会社 | ゲンティン・グループ |
ウェブサイト | Crystal Cruises |
商号の「クリスタル」は「古来から輝く結晶体として澄み切った神秘的輝きの中に優雅さと豪華さを有し、人々の心をいつまでも魅了し続ける」意味を持ち、ファンネルマークのシーホースは海の神であるポセイドン並びにネプチューンの使いとして滑らかで素早い動きで海を泳ぎまわる姿をイメージしたものとし、二つを合わせ豪華なクルーズライフと伝統ある日本郵船の出会いを象徴したものとしている[2]。
2013年には旅行雑誌コンデ・ナスト・トラベラーで通算20回目、7年連続の中型船部門の第1位に選ばれた[3]。2014年には旅行雑誌トラベル・アンド・レジャーの読者投票「ワールド・ベスト・アワード2014」で19年連続で、クルーズ・ライン部門の「ラージシップ・クルーズ・ライン」の第1位に選ばれている[4]。
親会社のゲンティン香港が2022年1月19日に会社清算を申請したことを受けて運航を停止。 シルバーシークルーズに「クリスタルエンデバー」を2.75億ドルで売却。「シルバーエンデバー」に改称し、今年の11月中旬に就航。 2022年6月A&K Travel Groupがクリスタルクルーズの「クリスタルセレニティ」と「クリスタルシンフォニー」の2隻を取得したと発表した。 2隻は改修を実施した後、2023年に再び「クリスタルクルーズ」ブランドで運航を再開する。ブランドも取得済みという。
歴史
クリスタル・クルーズのクルーズ客船であったクリスタル・ハーモニー[5]は2005年に日本郵船グループの郵船クルーズに売却され改修の後、飛鳥Ⅱとして就航した。
客船
クリスタル・クルーズは2014年現在2隻のクルーズ船を運行している。クリスタル・シンフォニーとクリスタル・セレニティはそれぞれ約1,000人の定員[6][7]。
船名 | 完成年 | 造船所 | 就航年 | 総トン数 | 船籍 | 備考 | 画像 |
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クリスタル・シンフォニー | 1995 | クバナー・マサヤード造船所 | 1995 | 51,044 tons | バハマ | ||
クリスタル・セレニティ | 2003 | アトランティーク造船所 | 2003 | 68,870 tons | バハマ |
出典
- 日本郵船、クリスタル・クルーズを香港ゲンティンに売却
- 豪華クルーズ客船"CRYSTAL HARMONY"の概要 - 船の科学1990年11月号
- クリスタル、米旅行誌読者投票で7年連続1位を獲得
- 米旅行誌読者投票、クリスタルが19年連続1位に
- Miramar Ship Index: Crystal Harmony, ID#8806204.
- http://www.crystalcruises.com/ExperienceShips.aspx?ID=2
- Hutcheon, Helen (2013年11月3日). “The fab four”. The Australian 2014年5月13日閲覧。
参考文献
- Cudahy, Brian J (2001). The Cruise Ship Phenomenon in North America. New York: Cornell Maritime Press. ISBN 0-870-33529-4