オレゴン・バッハ音楽祭
概要
音楽祭のプログラムは3つの柱から成り立っている。まずゲストの演奏家によるコンサートで、これまでにボビー・マクファーリン、フレデリカ・フォン・シュターデ、ヨーヨー・マ、五嶋みどり、サラ・チャン、クロノス・クァルテット、ザ・ファイヴ・ブラウンズ、P. D. Q. バッハが出演した。次に合唱とオーケストラのための作品の委嘱初演である。最後に教育活動で、世界各地から参加者を集めてのマスタークラスを開催している[1]。
音楽祭はオレゴン大学の支援を受けており、会場にはハルト舞台芸術センターとオレゴン大学内のベル劇場が使用される。コンサートの模様はミネソタ公共ラジオで中継される。
歴史
音楽祭は1970年にヘルムート・リリングを芸術監督に創設された。リリングのもと、ヨハン・ゼバスティアン・バッハのカンタータ、ミサ曲、受難曲が次々と演奏され、1985年のバッハ生誕300年祭ではヨハネ受難曲、マタイ受難曲、ミサ曲 ロ短調、6つのブランデンブルク協奏曲が演奏された。またバッハの作品だけでなく、バッハにインスパイアされた作品も演奏されるようになった。
初演作品
- フェリックス・メンデルスゾーン『ボストンから来たおじさん』(再発見原稿による世界初演)
- ステファン・パウルス『弦楽のための交響曲』
- アルヴォ・ペルト『連祷(リタニ)』
- オスバルド・ゴリホフ『オケアナ』
- クシシュトフ・ペンデレツキ『クレド』
- 譚盾『聖ヨハネによる水の受難曲』(アメリカ初演)
- スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム『メシア』
脚注
- Denison Paul East Europeans to come West for Bach Festival The Register-Guard Guard PublishingJune 15, 1990
外部リンク
- The Oregon Bach Festival (official website)
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