オブスキュア・レコード

オブスキュア・レコードObscure Records)は、1975年から1978年まで存在していたイギリスレコード・レーベルブライアン・イーノによって立ち上げられ、キュレーションされた。シリーズとして10枚のアルバムが発表されている[1]。作品のほとんどは、裏表紙に詳細なライナーノートが書かれ、作曲について分析し、作曲家の略歴をクラシック音楽アルバムの典型的なフォーマットで提供しており、その大部分は20世紀のクラシック音楽と見なすことができる。レーベルは実験音楽のための場所を提供したとも言えるだろう。

オブスキュア・レコード
Obscure Records
設立1975年 (1975)
設立者ブライアン・イーノ
販売元アイランド・レコード(イギリス)
ジャンルクラシック音楽
環境音楽
イギリスの旗 イギリス

ディスコグラフィ

オブスキュア・レコード

カタログ アーティスト タイトル 備考
Obscure no.11975ギャヴィン・ブライアーズタイタニック号の沈没
The Sinking of the Titanic
リリースにはまた、ギターのデレク・ベイリーとオルガンのマイケル・ナイマンが含まれ、楽曲『Jesus' Blood Never Failed Me Yet』も含まれている。
Obscure no.21975クリストファー・ホッブス、ジョン・アダムズ、ギャヴィン・ブライアーズアンサンブル曲集
Ensemble Pieces
Obscure no.31975ブライアン・イーノディスクリート・ミュージック
Discreet Music
タイトルトラック(サイド1)は、かつてフリップ&イーノによって『ノー・プッシーフッティング』で使用され、すぐにフリッパートロニクス (Frippertronics)として知られるようになったテープ・ループ・システムを利用している。
Obscure no.41975デヴィッド・トゥープ、マックス・イーストリー新しい楽器と再発見された楽器
New and Rediscovered Musical Instruments
デヴィッド・トゥープの名前はカバーの最初に表示されているが、彼の曲はサイド2を占めるものだった。トゥープの曲は、アイランド版とポリドール版の両方では、表紙とラベルに誤って逆順に記載されている。ヴァージンによるCD再発では、カバーとラベルの順序はそのままで、ディスク自体の曲順が一致するように調整されている。
Obscure no.51976ジャン・スティール、ジョン・ケージVoices and Instrumentsロバート・ワイアットが2曲を歌う
Obscure no.61976マイケル・ナイマンディケイ・ミュージック
Decay Music
Obscure no.71976ペンギン・カフェ・オーケストラようこそペンギン・カフェへ
Music from the Penguin Café
アイランド版とポリドール版のみアーティストとしてサイモン・ジェフスがリストされている
Obscure OBS-81978ジョン・ホワイト、ギャヴィン・ブライアーズMachine Music
Obscure OBS-91978トム・フィリップスによるオペラ、音楽: ギャヴィン・ブライアーズ、歌詞: フレッド・オートンイルマ
Irma
Obscure OBS-101978ハロルド・バッドザ・パビリオン・オブ・ドリームス
The Pavilion of Dreams

アンビエント・レコード

カタログ アーティスト タイトル
Ambient/Polydor/EG AMB-0011978ブライアン・イーノアンビエント1/ミュージック・フォー・エアポーツ
Ambient 1: Music for Airports
Editions EG EGAMB-0021980ハロルド・バッド、ブライアン・イーノアンビエント2/ザ・プラトウ・オブ・ミラー
Ambient 2: The Plateaux of Mirror
Editions EG EGAMB-0031980ララージアンビエント3 発光
Ambient 3: Day of Radiance
Editions EG EGED-201982ブライアン・イーノアンビエント4/オン・ランド
Ambient 4: On Land

リリースとエディション

最初の7枚のアルバムは1975年と1976年に「Obscure」レーベルで発表され、レーベルの下に表記されたアイランド・レコードによってイギリスで製造販売された。これらのカタログ番号は、カバーに「Obscure no.1」から「7」まで、レーベルに「OBSCURE-1」などの形式で表示されている。すべてのアルバムが、オリジナルの主に黒を使ったカバーアートを使用している。

関連項目

脚注

外部リンク

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