オスム川 (ブルガリア)

オスム川ブルガリア語: О̀съм / Osam、あるいはオサム川は、ブルガリア北部を流れる河川である。その流域は、北は水源のバルカン山脈(スタラ・プラニナ)から南は河口のドナウ川にかけてであり、西にはヴィト川Vit)、東にはヤントラ川Yantra)の水系と隣り合っている[1]。川の上流は2つの支流に分かれており、それぞれ黒オスム川Черни Осъм / Cherni Osam)、白オスム川Бели Осъм / Beli Osam)と呼ばれている。黒オスム川はバルカン山脈のレフスキ峰(1821メートル)を水源とし、白オスム川はコジャ・ステナ峰(Козя стена / Kozya Stena)から流れ出している。トロヤンにて2つの支流が合流し、その後はロヴェチまで北に向かい、レトニツァレフスキの辺りまで北東に進み、その後は北西に向きを変えて、ニコポルの東5キロメートルのところでドナウ川に達している。

オスム川
Осъм
オスム川に架かるコリュ・フィチェト屋根付橋ポクリティア・モストロヴェチにて。
延長 314 km
平均流量 1640m³/s(チェルナ・メスタの源泉)
29,850 m³/s(ハジディモヴォm³/s
流域面積 2824 km²
水源 ブルガリアの旗 ブルガリアレフスキ峰 北緯42度43分10.74秒 東経24度46分49.26秒
水源の標高 1821 m
河口・合流先 ブルガリアの旗 ブルガリアニコポル 北緯43度42分6.79秒 東経24度51分10.05秒
流域 ブルガリアの旗 ブルガリア

古名にはアナサムス(Anasamus)、アサムス(Asamus)、ギリシャ語のオスモス(Οσμοσ / Osmos)などがある。

オスム川の流路。南のバルカン山脈から、北のドナウ川に向かって流れている。

脚注


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