エドマンド・オブ・スコットランド

エドマンド(またはエドムンド・オブ・スコットランド(Edmund of Scotland / Etmond mac Maíl Coluim / Eadmund Margotsson, 1070年以降 - 1097年以降)は、スコットランドマルカム3世と王妃マーガレットの次男。ダンカン2世の異母弟で、エドワードの同母弟、エドガーエゼルレッドアレグザンダー1世イーディス(マティルダ)、メアリーデイヴィッド1世の同母兄。スコットランド王の一人に数えられる場合もあるが、王位についていたという明白な証拠はない。

エドマンド
Edmund

出生 1070年以降
死去 1097年以降
家名 アサル家
父親 スコットランドマルカム3世
母親 マーガレット・オブ・ウェセックス

生涯

叔父ドナルド3世が異母兄ダンカン2世に王位を奪われると、ダンカン2世の殺害に加担してドナルド3世の復位に協力した。ドナルド3世の復位後はドナルドとエドマンドの共同統治とされ、エドマンドはロージアンおよびストラスクライドの南部を統治した[1]。しかし、同母弟エドガーによりドナルド3世が廃位されると、エドマンドは修道院に送られ、僧として一生を送ることとなり、悔恨の中、1100年頃死去した[2]。エドマンド自身の希望により、鎖で縛られて葬られたという[2]

脚注

  1. 森、p.52
  2. N. Best, p. 14

参考文献

  • 森護 『スコットランド王室史話』 大修館書店、1988年
  • N. Best The Kings and Queens of Scotland Weidenfeld & Nicolson, 1999.
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