エゾミクリ
エゾミクリ(Sparganium emersum)はガマ科ミクリ属の植物[1]。
エゾミクリ | |||||||||||||||||||||
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エゾミクリ(Sparganium emersum) | |||||||||||||||||||||
分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Sparganium emersum (Rehmann 1872) | |||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||
Sparganium simplex Hudson | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
エゾミクリ(蝦夷実栗) |
形態、生態
多年生の水生植物[3]。環境によって抽水植物、浮葉植物、沈水植物のいずれの形態もとる可塑性を持つ。葉は線形で、抽水葉の長さは40-60cmだが、沈水葉の長さは最大160cmにもなる[2]。
花期は7-9月、球状の頭状花序を形成する。花には雄性花と雌性花があり、枝分かれした花序に雄性頭花を4-7個、雌性頭花を3-4個形成する[2]。花柱と柱頭をあわせた長さは3-4mmになるため、開花した雌性頭花は、針状の突起が密生したような外見となる[2]。
利用
観賞用の水草として利用されることがある。
脚注
- 伊藤 優「世界の水草よもやま話」『植物地理・分類研究』第66巻第1号、日本植物分類学会、2018年、1-12頁、doi:10.18942/chiribunrui.0661-01。
- 角野康郎『日本水草図鑑』文一総合出版、1994年。 pp.80-81
- 福島県 (2002)「レッドデータブックふくしまⅠ 植物・昆虫類・鳥類」 p.159
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