デイヴィッド・ゲフィン・ホール

デイヴィッド・ゲフィン・ホール (英語: David Geffen Hall) は、ニューヨークマンハッタンアッパー・ウエスト・サイドリンカーン・センター内にあるコンサートホールニューヨーク・フィルハーモニックの本拠地である。

デイヴィッド・ゲフィン・ホール
David Geffen Hall
情報
旧名称 Philharmonic Hall
開館 1962年9月23日
客席数 2738席
用途 コンサートホール
運営 リンカーン・センター
所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ニューヨーク州ニューヨークマンハッタン
リンカーン・センター・プラザ10号
位置 北緯40度46分22秒 西経73度58分59秒
アクセス

地下鉄:

バス:

概要

当ホールの座席数は、2,738席である[1]

マックス・アブロモヴィッツの設計により、1962年にフィルハーモニック・ホールとしてオープンし、ニューヨーク・フィルハーモニックカーネギー・ホールからここに拠点を移した。

1973年に、オーケストラに10億5000万ドルの寄付を行ったエイヴリー・フィッシャーの名を冠して、エイヴリー・フィッシャー・ホールと改称された。

2015年には、ホールの改修に1億ドルの資金提供を約束した篤志家デイヴィッド・ゲフィンの名を冠して、デイヴィッド・ゲフィン・ホールと改称された[2]

音響

ホール内観
南側から見たホールの夜景

音響設計は、Blot, Beranek and Newman(BBN)によって行われた。彼らの設計は2,400席クラスのシューボックス型のコンサートホールであったが、カーネギー・ホールと同等の2700席クラスのコンサートホールを要求されたため、音響が損なわれる結果となった[3]

1976年10月に音響改修を終え、再オープンした[4]。しかし、金管楽器が鳴りすぎ、低音が弱いとの評価を受けた。また、演奏家からはお互いの音が聞こえないとの声が挙がった。そのため、1992年には、再度の音響改修が行われることになった[5]

1992年の改修では、ステージ上に19枚のグラスファイバー製の反響板(音響反射板、リフレクター)が設置され、併せてステージ両脇にも反響板が設置された。

2005年には、ノーマン・フォスターの設計に基づき、再度、音響改修が行われた[6]

関連項目

脚注

注釈・出典

  1. NYC ARTS The Complete Guide”. 2011年10月11日閲覧。
  2. Naming Wrongs”. Slate (2015年3月6日). 2015年3月11日閲覧。
  3. IWALKED NEW YORK CITY'S AVERY FISHER HALL”. 2011年10月11日閲覧。
  4. NYC ARTS The Complete Guide”. 2011年10月11日閲覧。
  5. “Fiddling With the Sound at Avery Fisher Hall”. http://www.nytimes.com/1992/06/11/arts/fiddling-with-the-sound-at-avery-fisher-hall.html
  6. Lincoln Center for the Performing Arts”. 2011年10月11日閲覧。

参考文献

  • Melone, Deborah; Eric W. Wood (2005). Sound Ideas: Acoustical Consulting at BBN and Acentech. Cambridge, MA: Acentech Incorporated. LCCN 2006920681
  • "Annals of Architecture: A Better Sound" by Bruce Bliven. New Yorker magazine, November 8, 1976.

外部リンク

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