ウニクス秩父
ウニクス秩父(ウニクスちちぶ、英語表記:UNICUS Chichibu)は、埼玉県秩父市大宮に所在し、株式会社ウニクスが運営するネイバーフッド型ショッピングセンター(NSC)である。
ウニクス秩父 UNICUS Chichibu | |
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ウニクス秩父 | |
地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒368-0031 埼玉県秩父市上野町805-14 |
開業日 | 2009年(平成21年)11月20日 |
正式名称 | ウニクス秩父 |
施設管理者 | 株式会社ウニクス |
敷地面積 | 28,168 m² |
延床面積 | 9,995 m² |
中核店舗 | ヤオコー秩父上野町店 |
営業時間 | 10:00 - 22:00(ヤオコー) |
駐車台数 | 563台 |
前身 | 秩父セメント第一工場 |
最寄駅 | 秩父駅 |
最寄バス停 | 西武観光バス「ウニクス前」停留所 |
外部リンク | ウニクス秩父 |
概要
2009年(平成21年)11月20日、旧秩父セメント第一工場跡にオープンした。市街地に立地し、秩父市唯一のショッピングモールになっている。また、近隣には道の駅ちちぶも立地する。
2022年7月29日には、ユナイテッド・シネマ株式会社が運営するシネマコンプレックスが開業した。これにより秩父市に29年ぶりに映画館が復活することになった(後述)[1][2]。
テナント
ヤオコー 秩父上野町店を核店舗としている他、前述、及び後述の通りシネマコンプレックスのユナイテッド・シネマが入居している。
ユナイテッド・シネマ ウニクス秩父
ユナイテッド・シネマ ウニクス秩父 UNITED CINEMAS UNICUS Chichibu | |
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情報 | |
正式名称 | ユナイテッド・シネマ ウニクス秩父 |
完成 | 2022年 |
開館 | 2022年7月29日 |
開館公演 |
『でくの空』(島春迦監督)[3] 『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』 (長井龍雪監督)[3][4][5] 『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(コリン・トレヴォロウ監督)ほか |
収容人員 | 計650[3][5][6][7]人 |
客席数 | #スクリーン参照 |
設備 |
5.1/7.1chサラウンド RealD(スクリーンNo.2) |
用途 | シネマコンプレックス(映画館) |
旧用途 |
秩父セメント第一工場 ↓ 秩父市芸術文化会館 |
運営 | ユナイテッド・シネマ株式会社 |
所在地 |
〒368-0031 埼玉県秩父市上野町805-14 ウニクス秩父2階 |
最寄駅 | 秩父駅より徒歩5分 |
最寄バス停 | 「ウニクス前」停留所 |
外部リンク | ユナイテッド・シネマ ウニクス秩父 |
ユナイテッド・シネマ ウニクス秩父(ユナイテッド・シネマ ウニクスちちぶ)は、ウニクス秩父の2階に所在し、ユナイテッド・シネマ株式会社が運営するシネマコンプレックス(映画館)。
総座席数は同社が経営する映画館で最少となる。
歴史
かつて秩父市周辺には映画館が複数存在しており、1912年(明治45年)から1993年(平成5年)まで小鹿野町で3館、皆野町で2館、長瀞町で1館、そして秩父市には6館、累計12館もの映画館が営業していた[3][6][8][9]。しかし、それらは1970年代から平成初期までに淘汰され[8]、1993年(平成5年)1月17日に『秩父革進館』が閉館。これによって長らく映画が市内周辺では鑑賞できなくなり、市民は最寄りの映画館まで車や電車で1時間近くかけて上里町や入間市などへ移動する事態となった[5][6][7]。その為、市やウニクスの経営に携わる「ピーアンドディコンサルティング」に映画館を誘致してほしいという要望が多く寄せられ[6][7]、市長と高校生の意見交換の場でも「若者が遊ぶ場所がない」「映画館が欲しい」など、同様の要望が相次いだ[6][8]。
その為、市は映画館の誘致を決定[5][6][8]。2019年(令和元年)に市内へ工場を誘致する為に設けられた「工場誘致条例」を一部改正し、映画館は支払った固定資産税と同額の補助金が交付されるようにした[1][5][6][8]。これにより、翌2020年(令和2年)にユナイテッド・シネマの進出が決定した[1][注 1]。この時点で、ユナイテッド・シネマは2021年春に着工し、2022年(令和4年)のゴールデンウィークに開館することを計画していた[1]。
当初の計画よりやや遅れ、2022年(令和4年)4月に開館日や詳細が発表され[2]、7月29日に4月の発表通りに開館した[5][6][7][8][9]。同日に行われた記念式典には、こけら落としとして上映された映画『でくの空』(島春迦監督)の主演で、秩父市の観光大使を務める地元出身の落語家、林家たい平が訪れた[3]。また、同日より同じくこけら落としとして、秩父市を舞台地のモデルとしたテレビアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の劇場版である『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(長井龍雪監督)のリバイバル上映も行われ[3][4][5]、8月31日までの上映期間中、同作の鑑賞券を劇場またはオンラインで購入した人には、先着1000人限定で同作のヒロイン「めんま」と秩父市のイメージキャラクター「ポテくまくん」の缶バッジが入場時に貰えるというキャンペーンや、市内6カ所の施設とユナイテッド・シネマにてスタンプを集めると、先着2000人に同作のオリジナルマグネットシートやポテくまくんコースターが配布されるスタンプラリーが開催された[4]。
ウニクス秩父の経営に携わるピーアンドディコンサルティングは、約10万人が住む秩父市と近隣5町村を商圏と想定し、年間約13万人来場すると見込んでいる[3][6][8]。また、計画当初より映画上映以外の目的での使用、例えば落語や音楽イベントなどの各種公演・イベントを開催することも視野にしている[1][3]。
脚注
注釈
出典
- 久喜くにやす (2020年12月25日). “待望の映画館”. 久喜くにやす秩父市長後援会公式サイト. 久喜くにやす秩父市長後援会. 2022年8月3日閲覧。
- (PDF)『ユナイテッド・シネマ ウニクス秩父 2022年7月29日(金)新規開業!』(プレスリリース)ユナイテッド・シネマ、2022年4月22日 。2022年4月25日閲覧。
- “秩父に29年ぶり映画館 7スクリーンのシネコンオープン こけら上映 市観光大使のたい平さん出演作など”. 東京新聞 TOKYO Web. 株式会社中日新聞社東京本社 (2022年7月29日). 2022年8月4日閲覧。
- “秩父に29年ぶり映画館オープン!劇場版「あの花」を特別上映、スタンプラリーも”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2022年7月28日). 2022年8月4日閲覧。
- “29年ぶりの映画館オープン 秩父”. NHK NEWS WEB. 日本放送協会 (2022年7月29日). 2022年8月3日閲覧。
- 中村智隆 (2022年7月22日). “埼玉・秩父に29年ぶり映画館 誘致実り29日開業”. イザ!. 株式会社産業経済新聞社. 2022年8月3日閲覧。
- “過疎進む埼玉・秩父に小型シネコン、29年ぶり映画館”. 日本経済新聞. 株式会社日本経済新聞社 (2022年7月29日). 2022年8月3日閲覧。
- “ウニクス秩父、待望映画館オープンへ 29年映画館なかった秩父 全市民の倍以上の来場者数を見込んだ理由”. 埼玉新聞. 株式会社埼玉新聞社 (2022年7月17日). 2022年8月3日閲覧。
- “50年以上前の銀幕、今でも心に…29年ぶり映画館復活の秩父 かつての若者、関係者ら「守っていって」”. 埼玉新聞. 株式会社埼玉新聞社 (2022年7月26日). 2022年8月4日閲覧。
- “劇場案内”. ユナイテッド・シネマウニクス秩父. ユナイテッド・シネマ株式会社. 2022年8月3日閲覧。