ウイングアーク1st
ウイングアーク1st株式会社(英称: Wingarc1st Inc.)は、東京都港区に本社を置く、企業向けソフトウェアおよびサービスを開発・販売する会社である。
本社のある住友不動産六本木グランドタワー | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | (旧1stホールディングス) |
本社所在地 |
日本 〒106-6235 東京都港区六本木3-2-1 北緯35度39分52.5秒 東経139度44分16.2秒 |
設立 |
2016年(平成28年)3月 (WACホールディングス株式会社) |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 9010001174206 |
事業内容 | 業務用パッケージソフト事業 |
代表者 | 田中潤(代表取締役社長) |
資本金 | 2億円 |
売上高 |
連結:186億77百万円 単体:180億85百万円 (2020年2月期) |
従業員数 |
連結:651人 単体:561人 (2020年2月29日現在) |
決算期 | 毎年2月末日 |
主要株主 | IW.DX パートナーズ(伊藤忠商事・伊藤忠テクノソリューションズの合弁会社) |
関係する人物 | 内野弘幸(創業者・会長) |
外部リンク | http://www.wingarc.com/ |
概要
主力製品は帳票基盤ソリューション「SVF」、BI・データ活用ソリューション「Dr.Sum」、情報活用ダッシュボード「MotionBoard」。
SVFは導入実績社数(累積)が2020年現在で約26,021社であり[1]、日本国内の帳票ソフトウェア市場において出荷金額ベースでトップシェアとなる68.3%を占めている[2]。
Dr.Sum EAは導入実績社数が2020年現在で約6,400社、MotionBoardは同2,170社にのぼる[1]。
企業理念は、「Empower Data, Innovate the Business,Shape the Future.(情報に価値を、企業に変革を、社会に未来を。)」。
製品・サービス
- BIソリューション
- Dr.Sum
- MotionBoard
- MotionBoard Cloud
- BIコンサルティング
- その他
- 3rd Party Data Gallery(第三者データの提供サービス)
- VyNDEX(セールスフォース・ドットコム社製品のデータ編集サービス)
- SmartRetailing(リテール業界向け情報活用ソリューション)
沿革
- 1993年 - 翼システム株式会社情報企画事業部発足
- 1995年10月 - 「SVF」の前身となる帳票ツール「VisualFormade」出荷開始
- 1996年12月 - 帳票製品「SuperVisualFormade」出荷開始
- 2001年5月 - 多次元高速集計検索エンジン「Dr.Sum」をリリース
- 2003年4月 - BI製品「Dr.Sum EA」出荷開始
- 2004年3月 - 翼システム株式会社情報企画事業部の営業を譲受け、ウイングアークテクノロジーズ株式会社を渋谷クロスタワーにて創業[3]
- 2004年9月 - 西日本営業部発足。大阪市に営業所を開設
- 2005年7月 - 販売・開発のソリューションパートナーの体制を強化。「WARP」制度発足
- 2006年4月 - 中部日本営業部発足。名古屋市に営業所を開設
- 2006年6月 - 本社を港南 (東京都港区)に移転
- 2009年6月 - 「文雅科信息技术(上海)有限公司」を上海市に設立
- 2009年11月 - 1stホールディングス株式会社(初代)に商号変更と同時に持株会社体制へ移行
- 純粋持株会社である同社と、販売会社として新たに設立されたウイングアーク テクノロジーズ株式会社、開発会社の株式会社エフ・アイ・ティ、ディジタル・ワークス株式会社、HITコミュニケーションズ株式会社、株式会社フォー・クルー、海外子会社の文雅科信息技術(上海)有限公司の7社でグループが構成された[4]
- 2010年4月 - 本社を円山町 (渋谷区)に移転
- 2010年12月 - 1stホールディングス株式会社が、大阪証券取引所ジャスダック市場スタンダードに上場
- 2011年3月 - バリオセキュア・ネットワークス株式会社(現社名バリオセキュア株式会社)を子会社化
- 2011年7月 - 株式会社エフ・アイ・ティとHITコミュニケーションズ株式会社が、株式会社エフ・アイ・ティを存続会社として合併
- 2011年8月 - 福岡市に営業所を開設
- 2011年8月 - 新ブランド「MotionBoard」発表、出荷開始
- 2011年10月 - 大連市唯知計算機系統有限公司(現社名文雅科信息技术(大连)有限公司)を子会社化
- 2012年2月 - 1stホールディングス株式会社が、東京証券取引所市場第二部へ上場
- 2012年3月 - 株式会社エフ・アイ・ティが1stネクスパイア株式会社に商号変更
- 2012年7月 - ウイングアーク テクノロジーズ株式会社がウイングアーク株式会社に商号変更
- 2013年4月 - 本社を渋谷インフォスタワーに移転
- 2013年3月 - 1stネクスパイア株式会社が株式会社フォー・クルーを吸収合併
- 2013年4月 - 1stホールディングス株式会社が、マネジメント・バイアウト実施を公表
- 2013年8月 - 仙台市に東北営業所を開設
- 2013年9月 - 1stホールディングス株式会社が東京証券取引所市場第二部への上場を廃止
- 創業時より資本参加していた投資ファンドのアドバンテッジ パートナーズがイグジットし、代わりにオリックスが資本参加
- 2013年12月 - マネジメント・バイアウトにより親会社となったモノリスホールディングス株式会社が、1stホールディングス株式会社(初代)を吸収合併し、1stホールディングス株式会社(2代)に商号変更。
- 2014年3月 - 「WingArcSingaporePte.Ltd.」をシンガポールに設立
- 2014年3月 - 1stホールディングス株式会社(2代)が、ウイングアーク株式会社、1stネクスパイア株式会社、ディジタル・ワークス株式会社を吸収合併し、ウイングアーク1st株式会社に商号変更[5]
- 2016年3月 - オリックスが資本からイグジットし、投資ファンドのカーライル・グループが同社の全株式を取得することを表明[6]
- 2016年6月 - 親会社となったWACホールディングス株式会社が、ウイングアーク1st株式会社(初代)を吸収合併し、ウイングアーク1st株式会社(2代)に商号変更。
- 2016年6月 - 子会社だったバリオセキュア株式会社の全株式を、アイ・シグマ ・パートナーズ株式会社が管理・運営するアイ・シグマ事業支援ファンド2号投資事業有限責任組合に譲渡することが発表される
- 2016年8月 - 新潟市に新潟営業所を開設
- 2017年5月 - Space-Time Research社を完全子会社化
- 2017年11月 - 株式会社リテールマーケティングワンを設立/広島市に中四国営業所を開設
- 2018年3月 - 株式会社Everforthを子会社化
- 2018年4月 - 本社を港区六本木に移転
- 2018年4月 - 日立製作所が保有する帳票ソフト「EUR」の資産を取得。2020年3月を目途に、EURをSVFのラインナップとして統合する見通しを表明
- 2018年5月 - 代表者の異動を実施。創業者の内野弘幸が代表権のない取締役会長に退き、新たな代表者に副社長だった田中潤が就任[7]
- 2019年1月 - 東京証券取引所がIPOを承認。上場予定日は同年3月13日、東証1・2部のいずれに上場するかは未定
- 2019年3月 - 「海外投資家を中心にIPOに対する投資意欲が低下するなど、市場環境が悪化している」ことを理由として、IPO中止を決定
- 2019年12月 - 伊藤忠商事と伊藤忠テクノソリューションズが、共同設立会社を通じて戦略的事業投資を実施[8]
- 2020年2月 - 東京証券取引所がIPOを再承認
- 2020年3月 - 「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大及び原油価格の急落等を受けた最近の株式市場の動向等諸般の事情を総合的に勘案し」た結果、IPO中止を決定。約1年間で2度のIPO中止となる
- 2021年3月 - 東京証券取引所第1部に上場
国内拠点
関連会社
- 文雅科信息技术(上海)有限公司
- 文雅科信息技术(大连)有限公司
- WingArc Singapore Pte. Ltd
- WingArc Australia Pty Ltd
- 株式会社リテールマーケティングワン
- 株式会社Everforth
脚注
- 同社の会社案内(2020年度版)より。
- 株式会社ミック経済研究所「帳票設計・運用製品の競合調査2019年度版」(帳票運用製品ベンダー別出荷金額推移)
- プレスリリース(2004年3月23日)
- プレスリリース(2009年11月2日)
- プレスリリース(2014年3月3日)
- カーライル・グループのプレスリリース(2016年3月14日)
- プレスリリース(2018年5月25日)
- 伊藤忠商事のプレスリリース(2019年12月23日)
- “「Dr.Sumは私たちが開発しました!」楽しくてしょうがない開発現場からはきっと素晴らしい製品が生まれる”. DBOnline (2013年8月22日). 2021年3月6日閲覧。
- “@IT特別協賛 翼システム カンファレンス2002 変革期のソフトウェア開発をリードするKeyman Interview第1回「Webコンピューティング時代に求められる新しい情報システムと開発スタイル」”. アットマーク・アイティ (2002年6月6日). 2021年3月6日閲覧。
- 組織図/会員・パートナー一覧 MIJS
外部リンク
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.