ウイルソン・スポーティング・グッズ
ウイルソン・スポーティング・グッズ・カンパニー(Wilson Sporting Goods Company)は、ウイルソン(Wilson)のブランド名で知られるアメリカ合衆国のスポーツ用品製造企業である。
種類 | 子会社 |
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本社所在地 | アメリカ合衆国シカゴ |
設立 | 1913 |
業種 | スポーツ用具 |
事業内容 | フットウェア、スポーツウェア、アクセサリー |
純利益 | $930 million (2010)[1] |
従業員数 | 1,600[2] |
所有者 | アンタ・スポーツ( 中国) |
主要子会社 | DeMarini Sports, Inc. |
外部リンク | www.wilson.com |
概要
イリノイ州シカゴに本社を置くウイルソン社は「アッシュランド・マニファクチャリング・カンパニー」という精肉業として創業し、1913年に精肉の際に出る皮やスジを再利用する形でスポーツ用品の製造を始めた。1916年に当時の大統領ウッドロウ・ウィルソンにあやかって社名を変更するが法務局から「大統領と同じ名前では畏れ多い」と一度は申請を拒否された。しかし同社は「社長を「ウィルソン」という名の社員に変更する」という手で申請を認めさせたのである[3]。同社は1970年にペプシコに買収され、1989年からはフィンランド企業アメアスポーツの子会社となっている。
各競技との関わり
テニス
ウイルソンがテニス用品の製造を開始したのは1916年で、多数の著名選手がウイルソンのラケットを使用している。
ゴルフ
ウイルソンは1914年にゴルフ用品の製造を開始。1922年にスポーツ界で初めてのアドバイザリースタッフ契約をジーン・サラゼンと結び、数々のメジャータイトルを取得して名声を高めた。サンドウェッジはウイルソンがサラゼンと協力して開発したものである。また、アーノルド・パーマー、ニック・ファルドらをはじめとする著名な選手とも契約を結んだ。ゴルフにおいては、ウイルソン・スタッフブランドも使用している。
野球
ウイルソンはゴルフ用品と同じ1914年に野球用品の製造を開始。1923年にはベーブ・ルース専用のグローブを開発した。
なおバットについては2009年より新ブランド「DeMARINI(ディマリニ)」に変更されている。ディマリニは1990年代にアメリカにおいて高性能バットを開発・発売していたが2000年にウィルソンに吸収合併されている。
2015年3月、バットメーカー・ルイビルスラッガーを買収すると発表、ディマリニとともにウィルソンのバットのブランドとなる。
- 契約選手(日本球界)
- 田中賢介(北海道日本ハムファイターズ)※スパイク・グラブ以外
- 畠山和洋(東京ヤクルトスワローズ)※バットのみ
- 以前は池山隆寛(東京ヤクルトスワローズ)、入来祐作(読売ジャイアンツ→北海道日本ハムファイターズ→ニューヨーク・メッツ→横浜ベイスターズ)
- 2012年よりNPB審判防具のオフィシャルサプライヤー。
アメリカンフットボール
アメリカンフットボールでは、1941年以来、ウイルソンが唯一のNFL公認球に指定されている。
チーム
ユニフォーム提供
協会
リーグ
- UBAプロバスケットボールリーグ – 全チーム
脚注
- “History of Wilson Sporting Goods Company – FundingUniverse”. 2016年6月20日閲覧。
- “About Wilson Sporting Goods and Sports Equipment”. wilson.com. 2016年6月20日閲覧。
- メジャーリーガーも納得!日本人が精魂込めて作るベースボール・グラブ - Number WEB(文藝春秋)、2013年3月31日配信
- “ウイルソンの改善計画認定 公取委、並行輸入妨害容疑”. 毎日新聞 (2022年3月25日). 2022年3月25日閲覧。
- "Wilson to provide the Official Game Ball for FIBA" (Press release). Amer Sports. 9 June 2015. 2015年8月17日閲覧。
- Wilson, NCAA extend basketball partnership through 2020-21 on NCAA, 23 Apr 2018