アーティレリー
アーティレリー(Artillery)は、デンマーク出身のスラッシュメタル・バンド。
アーティレリー Artillery | |
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ドイツ・バレンシュテット公演(2015年7月) | |
基本情報 | |
出身地 |
デンマーク ホイイ=トストロプ |
ジャンル |
スラッシュメタル スピードメタル パワーメタル 北欧メタル |
活動期間 |
1982年 - 1991年 1998年 - 2000年 2007年 - 現在 |
レーベル |
Neat Records ロードランナー・レコード Die Hard music メタル・マインド メタル・ブレイド・レコーズ |
公式サイト | The Official Page (ARTILLERY.DK) - Facebook |
メンバー |
ミカエル・バストホルム・ダール (Vo) ミカエル・スタッツァー (G) クレーン・マイヤー (G) ピーター・トールスルンド (B) |
旧メンバー |
モルテン・スタッツァー (G) クリステン・ニールセン (Ds) ヨシュア・マドセン (Ds) ほか別記参照 |
略歴・背景
1980年代
1982年、首都コペンハーゲン郊外のホイイ=トストロプ市トストルプにて、ヨルゲン・ザンダウ(G)、クリステン・ニールセン(Ds)を中心に結成。そこにミカエル(G)・モルテン(B)のスタッツァー(ステュッツァー)兄弟らが加入し陣容が固まる。
1985年、フレミング・ロンスドルフ(Vo)が加入し、デビューアルバム『Fear of Tomorrow』をリリース。
1987年、2ndアルバム『Terror Squad』をリリースするが、翌年にヨルゲン・ザンダウ(G)が脱退。モルテンがギタリストに転向し、ピーター・トールスルンド(B)が加入する。
1990年に発表した3rdアルバム『By Inheritance』が好評を得たものの、メンバー間の方向性の相違が浮き彫りになっていき、バンドは翌年に解散する[2]。
再始動〜以降
1998年、未発表テイクを編集したコンピレーション『Deadly Relics』をリリース。これを契機に再結成を果たし、翌年に4thアルバム『B.A.C.K.』を発表する。しかし2000年で再び活動停止[3]。
2007年、BOXセット『Through the Years』をリリース。これでまた再結成の機運が高まり、フレミング・ロンスドルフ(Vo)以外のメンバーが再集結。新メンバー ソーレン・アダムセン(Vo)が参加して、バンドは再始動を果たす。
2009年、10年ぶりの5thアルバム『When Death Comes』を発表[4]。2011年には6thアルバム『My Blood』をリリースする[5]。
2012年、創設者のクリステン・ニールセン(Ds)が脱退し、ボーカリストもミカエル・バストホルム・ダールに交代する[6]。翌年に7thアルバム『Legions』をリリース[7]。
2016年、8thアルバム『Penalty by Perception』を発表[8]。
2018年、9thアルバム『The Face of Fear』を発表。
2019年、創設以来のメンバー モルテン・スタッツァーが死去[9]。後任に、クレーン・マイヤーが加入する。
2021年、モルテン亡きあと最初のアルバム、10th『X』を発表。
スタイル
隣国のジャーマンスラッシュよりも、米国サンフランシスコ産「ベイエリア・スラッシュ」のスタイルに近く、スタッツァー兄弟によるツインギターの重厚なサウンドが特徴。3rdアルバム『By Inheritance』で、独特な音楽性を内包したスラッシュ/パワーメタルを展開し、徐々に洗練されていった。
歴代のボーカリストは全て、メロディアスに歌えるタイプを擁している。
メンバー
※2021年5月時点
現ラインナップ
- ミカエル・バストホルム・ダール (Michael Bastholm Dahl) - ボーカル (2012- )
- ミカエル・スタッツァー(ステュッツァー) (Michael Stützer) - ギター (1982- )
- クレーン・マイヤー (Kræn Meier) - ギター (2019- )
- ピーター・トールスルンド (Peter Thorslund) - ベース (1988-1991, 2007- )
- バストホルム・ダール(Vo) 2015年
- ミカエル・スタッツァー(G・左) 2015年
- ピーター・トールスルンド(B) 2015年
- ヨシュア・マドセン(Ds) 2015年
旧メンバー
※サポートのみも含む
- ペル・オニンク (Per W. Onink) - ボーカル (1982-1983)
- ヨルゲン・ザンダウ (Jørgen Sandau) - ギター (1982-1988)
- モルテン・スタッツァー(ステュッツァー) (Morten Stützer) - ギター/ベース (1982-2019) ♰RIP. 2019
- クリステン・ニールセン (Carsten Nielsen) - ドラムス (1982-1991, 2007-2012)
- カーステン・ローマン (Carsten Lohman) - ボーカル (1983-1984)
- フレミング・ロンスドルフ (Flemming Rönsdorf) - ボーカル (1985-1991, 1998-2000)
- ヘンリク・クアーデ (Henrik Quaade) - ドラムス (1986, 1991)
- ミケル・ラスムッセン (Michael "Romchael" Rasmussen) - ベース (1989)
- ヨン・マティアセン (John Mathiasen) - ボーカル (1991)
- ベニー・ダルシュミット (Benny Dallschmidt) - ドラムス (1991)
- ミッキー・フィン (Mickey Finn) - ボーカル (1992)
- サミール・ベルマーティ (Samir Belmaati) - ギター (1992)
- ペル・モラー・ヤンセン (Per M. Jensen) - ドラムス (1999)
- ミカエル・アーラート・ハンセン (Mikael Ehlert Hansen) - ベース (2000)
- アンダース・ギルデンオール (Anders Gyldenøhr) - ドラムス (2000)
- ソーレン・アダムセン (Søren "Nico" Adamsen) - ボーカル (2007-2012)
- ヨシュア・マドセン (Josua Madsen) - ドラムス (2012- 2023) ♰RIP. 2023
ディスコグラフィ
アルバム
スタジオアルバム
- Fear of Tomorrow (1985)
- Terror Squad (1987)
- By Inheritance (1990)
- B.A.C.K. (1999)
- When Death Comes (2009)
- My Blood (2011)
- Legions (2013)
- Penalty by Perception (2016)
- The Face of Fear (2018)
- X (2021)
コンピレーション
- Deadly Relics (1998)
- Through the Years (2007) - BOXセット
- In the Trash (2019)
映像
- One Foot in The Grave - The Other In The Thrash (2008)
来日公演
- 2014年3月、日本のスラッシュメタル・イベント『THRASH DOMINATION 2014』出演のため来日[11]。
脚注
- アーティレリー/リージョンズ ミニ・レビュー - CDjournal
- THRASH DOMINATION 2014 – 出演ラインナップ予習編:アーティレリー - YOUNG GUITAR
- アーティレリーBiography - Bickee music
- アーティレリー ホウェン・デス・カムズ(WHEN DEATH COMES) - 王様ロック
- マイ・ブラッド アルバム・レビュー - YOUNG GUITAR
- ARTILLERY インタビュー! - HMV
- リージョンズ アルバム・レビュー - YOUNG GUITAR
- ARTILLERYの新作は3月25日発売 - HEAVY METAL NERD
- “デンマークのスラッシュメタル・バンドArtilleryのギタリスト、モルテン・スタッツァーが死去”. amass (2019年10月6日). 2019年10月8日閲覧。
- “Longtime ARTILLERY Drummer JOSUA MADSEN Dies After Being Hit By Bus” (デンマーク語). blabbermouth.net. (2023年3月10日) 2023年3月15日閲覧。
- アーティレリー(ARTILLERY)の出演決定<THRASH DOMINATION 2014> - amass
外部リンク
- Artillery (The Official Page) (ARTILLERY.DK) - Facebook