アンヘラ・モリーナ

アンヘラ・モリーナはスペイン語、イタリア語、フランス語を流暢に話す[1]。ルイス・ブニュエル、リドリー・スコット、ジュゼッペ・トルナトーレ、ペドロ・アルモドバル、リナ・ウェルトミューラー、セルジオ・カステリット、ハイメ・デ・アルミニャン、ホセ・ルイス・ボラウ、ハイメ・チャバリ、マヌエル・グティエレス・アラゴンなどの監督の作品に出演している。

マドリード高等演劇学校でダンスと演劇を学んだ。1975年に映画デビューした。1977年に出演したルイス・ブニュエル監督の『欲望のあいまいな対象』で国際的な名声を得た。1986年にはリナ・ウェルトミューラー監督の『Un complicato intrigo di donne, vicoli e delitti』に出演し、外国人として初めてダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の女優賞（主演女優賞）を受賞した。同年にはマヌエル・グティエレス・アラゴン監督の『天国の半分』にも出演し、サン・セバスティアン国際映画祭で女優賞を受賞したほか、ゴヤ賞で主演女優賞にノミネートされた。

1999年には第49回ベルリン国際映画祭の審査委員長を務めた[2]。2002年にはスペイン文化省からスペイン芸術功労賞を授与された。2013年にはスペイン映画芸術科学アカデミーの功労賞を受賞した[3]。2016年にはスペイン映画国民賞を受賞した。

父親は俳優・歌手のアントニオ・モリーナ、母は女優のオリビア・モリーナ。8歳年下の弟のミッキー・モリーナも俳優であり、16歳年下の弟のノエル・モリーナは作曲家・音楽プロデューサー[1]。6歳年下の妹のパウラ・モリーナも女優であり、13歳年下のモニカ・モリーナは歌手・女優[1]。娘のオリビア・モリーナも女優である。

モリーナ家

• アントニオ・モリーナ（1928-1992） : 父親、俳優・歌手
  • アンヘラ・モリーナ（1955-）
    • オリビア・モリーナ（1980-） : 娘、女優
  • パウラ・モリーナ（1961-） : 妹、女優
  • ミッキー・モリーナ（1963-） : 弟、俳優
  • モニカ・モリーナ（1968-） : 妹、歌手・女優
  • ノエル・モリーナ（1971-） : 弟、作曲家・音楽プロデューサー

• 
  弟のミッキー・モリーナ
• 
  弟のノエル・モリーナ

• アンヘラ・モリーナ - allcinema
• Ángela Molina - IMDb（英語）