ままどおる
概要
「ままどおる」とはスペイン語で"お乳を飲む人々"の意味[1][2]。1967年に発売されて以来のロングセラー商品で[1]、黄色味を帯びたパッケージを特徴とする。三万石の代名詞とも称される[3]。発売当時は西洋風菓子が珍しく、評判となった[3]。
購入できる場所が基本的に福島県内、あるいは同県近辺の高速道路内および鉄道駅売店、仙台駅「S-PAL仙台」などに限られているため、福島県民が県外に出向く際の土産品として人気が高い。このほか県外では、東京都内の福島県のアンテナショップ、百貨店の名店街にも三万石が出店しているため購入が可能である[4]。県外にもファンが多く、東京都内のアンテナショップでは常に人気ナンバーワンと紹介されている[5]。
2012年の雑誌記事ではおすすめの東北土産として宮城県の「萩の月」、岩手県の「かもめの玉子」に次いで第3位に選ばれている[2]。
価格
2018年12月1日、原材料のバターや小麦、包装材料などの調達価格上昇のため、「ままどおる」と「チョコままどおる」の価格が1つ80円から100円に、「エキソンパイ」が1つ120円から150円に改定された[6][7]。1991年以来27年ぶりの値上げとなった[6]。
脚注
- “回想の戦後70年 食編- (4)郡山の菓子”. 福島民友新聞. (2015年9月17日) 2018年11月23日閲覧。
- 「今週のBEST10 おすすめの東北土産」『週刊文春』第54巻第10号、文藝春秋、2012年3月15日、62-63頁、大宅壮一文庫所蔵:100080089。
- 「誇りの地巡礼Vol.42 郡山・会津」『日経おとなのOFF』第149号、日経BP、2013年11月、106頁、大宅壮一文庫所蔵:200052410。
- 東京都内取扱店舗一覧(三万石公式サイトより)
- 村田和子「いまこそ知りたい&買いたい「東北のお土産」ガイド」『THE21』第28巻第7号、PHP研究所、2011年7月、88頁、大宅壮一文庫所蔵:200051322。
- “ままどおる 27年ぶり値上げへ”. NHK NEWS WEB 福島 NEWS WEB. 2018年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月20日閲覧。
- “菓子「ままどおる」値上げ 三万石、ほぼ30年ぶり 原材料など価格上昇”. 日本経済新聞. (2018年11月22日) 2018年11月23日閲覧。
関連項目
- 日本全国の銘菓
- エキソンパイ
- 西部警察 PART-III(同番組の福島ロケ編で郡山市にある同社工場と販売店で撮影協力をした)
- 栗饅頭
- オー・ノーブル - 東京都青梅市の菓子店『まちだ』(平成31年閉店)でかつて販売していた「ままどおる」に似た菓子。
外部リンク
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