ちゃんみな
ちゃんみな(1998年10月14日 - )[2]は、日本の女性ラッパー、アーティスト。愛称は「練馬のビヨンセ」[1]。所属レコード会社はワーナーミュージック・ジャパン。
ちゃんみな | |
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出生名 | 乙茂内 美奈(おともない みな)[1] |
生誕 |
1998年10月14日(24歳)[2] 韓国[1] |
出身地 | 日本·東京都練馬区[1] |
ジャンル | ヒップホップ |
職業 | ラッパー |
レーベル |
JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント(2017 - 2018) ワーナーミュージック・ジャパン (2018 - ) NO LABEL MUSIC (2023 - ) |
公式サイト | https://chanmina.com/ |
ちゃんみな | ||||||||
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YouTube | ||||||||
チャンネル | ||||||||
活動期間 | 2018年 - | |||||||
ジャンル | 音楽 | |||||||
登録者数 | 94.4万人 | |||||||
総再生回数 | 3億7170万3047回 | |||||||
YouTube Creator Awards
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チャンネル登録者数・総再生回数は 2023年6月30日時点。 |
経歴
1998年、韓国で日本人の父と韓国人の母の間に生まれた。血液型はA型。バレリーナを仕事にしていた母親の影響で、3歳[3]からバレエ、ピアノ、ヴァイオリンなどを習っており、3歳の時にはすでに歌手の夢を追ってデビューを目指していた。当時はクラシック音楽ばかり聴いており、本人曰く「すごくお行儀のいい子」[3]であった。
3歳まで韓国に住み、その後は韓国、日本、アメリカ合衆国を行き来する幼少期を過ごした[1]。日本の小学校に入学した後の、小学校2年生の時に部屋で見たBIGBANGの「Haru Haru」のミュージック・ビデオに「映画を1本見たくらいの気分」になるほど強い感動[3]と衝撃を受ける[1][4]。それをきっかけにピアノとバレエを辞めてヒップホップダンスを習い始め、ウィル・アイ・アム、キース・エイプなどヒップホップに傾倒していく。小学5年生の時にダンス発表会で、先生に無理を言って歌を歌わせてもらい、いきものがかりの「じょいふる」を披露。それが人前で歌を披露した初めての経験だったが、「人前で表現する気持ちよさを知ったわけではなく、悔しさが残るステージになった」と回想している[3]。
小学生になった時から作詞を始め、高校生で本格的に作曲を開始する[5]。ラップは最初は物まねから入り、カラオケボックスや家で練習した。練習に使ったのは全てBIGBANGの曲で、ラップパートも歌えるほど熱中したという。高校1年生の時に初めてラップの作詞をした[3]。最初に出来たラップは自己紹介曲だった[3]。
最初は韓国で活動することを夢見ており、韓国語で曲も制作していたが[5]、高校の同級生でラッパー仲間のめっしに相談したところ「行かないで」と泣かれたため、日本に残ることにした。日本でどう活動していくか考えていた時に、現役高校生たちがフリースタイルで優勝を競い合う『BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権』(BSスカパー!)の第9回大会に応募した。結果は2回戦敗退。
2016年4月18日、めっしを客演に迎えたデビュー・シングル「未成年」を配信。iTunes Storeのヒップホップランキングで首位を獲得[2]。同年8月31日、2枚目の配信シングル「Princess」を発表。10月27日、音楽プロデューサーTeddyLoidが2016年夏に開始した『SILENT PLANET 2』EPシリーズの第3弾、「SILENT PLANET 2 EP Vol.3」からの先行発売シングル「ダイキライ feat.ちゃんみな」に客演した[6]。専門学校HALの2016年度テレビCMに起用されたTeddyLoidとDAOKOの曲「ダイスキ」のアンサーソングになっている[7]。
2017年1月16日、JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントからメジャーデビュー・アルバム『未成年』を発売することが発表された[8][9]。アルバムは3月8日に発売され、3月20日付けのオリコンチャートで最高59位を記録[10]。3月27日、代官山UNITで初のワンマンライブ「ちゃんみな 1st Live 未成年 ~To be QueeN~」を開催[11]。
2018年9月にワーナーミュージック・ジャパンに移籍。
ディスコグラフィ
リリースリスト | ||
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↙スタジオ・アルバム | 4 | |
↙EP | 1 | |
↙シングル | 4 | |
↙配信限定シングル | 18 | |
↙客演 | 9 | |
↙ライブ / ツアー | 15 |
オリジナル・アルバム
発売日 | 作品名 | 最高順位 | 認定 | ||
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オリコン[12] | Billboard Japan Top Album sales | ||||
1st | 2017年3月8日 | 未成年 | 59 | 48[13] | |
2nd | 2019年8月7日 | Never Grow Up | 23 | ||
3rd | 2021年10月13日 | ハレンチ | 16 | ||
4th | 2023年4月26日 | Naked | 16 | ||
"—"はチャート圏外、チャート対象外のいずれかを意味する。 |
ミニ・アルバム
発売日 | 作品名 | 最高順位 | 認定 | ||
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オリコン[12] | Billboard Japan Top Album sales | ||||
1st | 2017年11月15日 | CHOCOLATE | 29 | 10 | |
"—"はチャート圏外、チャート対象外のいずれかを意味する。 |
CDシングル
発売日 | 作品名 | 最高順位 | アルバム |
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オリコン | |||
2019年2月27日 | I'm a Pop | 54 | Never Grow Up |
2020年2月19日 | note-book -Me.- | 38 | ハレンチ |
note-book -u.- | 40 | ||
2020年9月9日 | Angel | 15 | |
2021年4月14日 | 美人 | 15 |
配信限定シングル
配信日 | 作品名 | 規格 | 最高順位 | アルバム |
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Japan Hot 100 | ||||
2016年4月18日 | 未成年 feat.めっし | デジタル・ダウンロード | - | 未成年 |
2016年8月31日 | Princess | - | ||
2017年2月1日 | FXXKER | - | ||
2017年2月22日 | LADY | 75[14] | ||
2017年10月4日 | My Name | CHOCOLATE | ||
2017年11月1日 | CHOCOLATE | 40 | ||
2018年9月28日 | Doctor | - | Never Grow Up | |
2018年11月30日 | PAIN IS BEAUTY | 87 | ||
2019年6月28日 | Call | 89 | ||
2019年7月19日 | Never Grow Up | 40 | ||
2020年4月10日 | Never Grow Up (Acoustic Version) | - | ハレンチ | |
2020年12月4日 | Holy Moly Holy Night (ちゃんみな & SKY-HI) | - | ||
2022年9月2日 | TOKYO 4AM | - | Naked | |
2022年9月23日 | Don't go (feat. ASH ISLAND) | - | ||
2022年10月28日 | Mirror | - | ||
2023年3月8日 | You Just Walked In My Life | - | ||
THE FIRST TAKE MUSIC | ||||
2022年5月27日 | 美人 - From THE FIRST TAKE | デジタル・ダウンロード | - | 未収録 |
ハレンチ- From THE FIRST TAKE | ||||
客演
発売日 | 作品名 | 最高順位 | アルバム | |
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オリコン | Japan Hot 100 | |||
2016年10月27日 | ダイキライ feat.ちゃんみな (TeddyLoid) | ― | ― | SILENT PLANET 2 EP Vol.3 |
2017年2月15日 | Do U Wanna feat. LIPSTORM, YURIKA & ちゃんみな (タイプライター&YMG) | ― | ― | LA LA PALOOZA |
2017年9月20日 | WINNER feat. ちゃんみな (Block B PROJECT-1) | ― | 76 | PROJECT-1 EP |
2017年10月25日 | No Thanks Ya (MIYAVI vs ちゃんみな) | ― | ― | SAMURAI SESSIONS vol.2 |
2018年11月9日 | You Made Me feat. ちゃんみな (TeddyLoid) | ― | ― | SILENT PLANET: RELOADED |
2020年10月1日 | #GirlsSpkOut (ft.ちゃんみな) (テヨン) | ― | ― | #GirlsSpkOut |
2021年4月23日 | ベスト・フレンド feat. Doja Cat、Jamie、ちゃんみな (スウィーティー) | ― | ― | |
2021年6月11日 | 「華奢なリップ」feat.ちゃんみな (ジェニーハイ) | ― | 83 | ジェニースター |
2021年7月21日 | Racin' feat.ちゃんみな(AK-69) | ― | ― | The Race |
"—"はチャート圏外、チャート対象外のいずれかを意味する。 |
ライブ / ツアー
- 2017.03.27 代官山UNIT
- 2018.02.25 TSUTAYA O-EAST
- 2018.10.14 Zepp DiverCity
- 2019.03.17 Zepp Namba
- 2019.03.19 Zepp Tokyo
- 2019.11.14 NHK大阪ホール
- 2019.11.22 LINE CUBE SHIBUYA
- 2019.12.12 昭和女子大学 人見記念講堂
2020.03.26 Zepp Tokyo / SKY-HI2020.03.29 Zepp Namba / AGE COLLECTION2020.04.02 Zepp Nagoya / アバンディーズ
- 2021.05.19 名古屋市公会堂 大ホール
- 2021.05.19 名古屋市公会堂 大ホール
- 2021.05.25 中野サンプラザ
- 2021.05.25 中野サンプラザ
- 2021.06.15 オリックス劇場
- 2021.06.15 オリックス劇場
- 2021.10.15 日本武道館
タイアップ
楽曲 | タイアップ |
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Never Grow Up | FODオリジナルドラマ『地獄のガールフレンド』主題歌 |
命日 | テレビ朝日系木曜ドラマ『ハヤブサ消防団』主題歌[15] |
ミュージック・ビデオ
公開日 | 監督 | 曲名 | 再生数 | 備考 |
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2016/07/01 | Princess | 570万 | クレジット
| |
Princess〜もう一つのおとぎ話〜(Dance ver) | 280万 | DANCER - めっし,asymk,ケンパーGORILLA,ゆーちょす,shiki | ||
2016/10/27 | ダイキライfeat.ちゃんみな(TeddyLoid) | 320万 | ||
2017/02/01 | BRAHMA FILMS[16] | FXXKER | 1300万 | |
2017/02/22 | LADY | 60万 | Lyric Video | |
2017/03/08 | 今井淳也[17] | LADY | 1200万 | |
2017/10/04 | MY NAME | 400万 | ||
FRIEND ZONE | 120万 | Lyric Video | ||
2017/11/01 | CHOCOLATE | 70万 | Lyric Video | |
2017/11/15 | 今井淳也 | CHOCOLATE | 2000万 | |
2018/09/28 | 辻本祐希 | Doctor | 1600万 | |
2018/11/30 | PAIN IS BEAUTY | 910万 | ||
2019/02/15 | I'm a Pop | 490万 | ||
2019/06/28 | Call | 720万 | ||
2019/07/19 | 大久保拓朗 | Never Grow Up | 1590万 | |
2020/01/17 | ボイスメモ No. 5 | 470万 | ||
2020/02/07 | 辻本祐希 | Picky | 90万 | 撮影協力:キャメロットヒルズ |
2020/07/24
出演
ラジオ
- Forever Young(2019年 - 、interFM897) - 4ヶ月限定番組[18]
脚注
出典
- “「いじめがきっかけでハマったラップ」 現役女子高生ラッパーちゃんみなは語る”. BuzzFeed. (2016年6月28日)
- ちゃんみな(インタビュアー:木村彩乃)「女子高生ラッパー・ちゃんみな、日本語ラップの"フリースタイルブーム"は「早く終わって欲しい」/〈視線の先〉インタビュー」『Gyaoトレンドニュース』、2016年8月15日 。2018年4月29日閲覧。
- ちゃんみな(インタビュアー:榑林史章)「どこまでも私らしく、ちゃんみな 現役高校生ラッパーの素顔とは」『ミュージックヴォイス』 。2017年2月16日閲覧。
- ちゃんみな(インタビュアー:紐野義貴)「目指すは世界!? ヒップホップ界を揺るがすJKラッパー・ちゃんみなさんを直撃!」『ガジェット通信』 。2016年11月10日閲覧。
- ちゃんみな(インタビュアー:modelpress編集部)「「THE夜会」で話題の女子高校生ラッパー“ちゃんみな”って何者?生い立ち・ラップの原点・将来の夢…半生を語る モデルプレスインタビュー」『モデルプレス』 。2016年10月27日閲覧。
- “TeddyLoid、話題のJKラッパー・ちゃんみなを迎えた新曲「ダイキライ」MV公開”. Musicman-NET. (2016年10月28日). オリジナルの2016年11月4日時点におけるアーカイブ。
- “噂のJKラッパー・ちゃんみな×TeddyLoid あのCM「嫌い、でも、好き」楽曲のアンサーソング「ダイキライ」MV公開”. GREE. (2016年10月28日). オリジナルの2016年11月4日時点におけるアーカイブ。
- “女子高生ラッパーちゃんみな、「未成年」でメジャーデビュー”. ナタリー. (2017年1月16日)
- “JKラッパー・ちゃんみな、新アルバム『未成年』でメジャーデビュー”. OKMusic. (2017年1月16日)
- “未成年|ちゃんみな”. オリコン. (2017年)
- “ちゃんみな 初ワンマンで花魁姿&羽の着いた扇子を揺らし歌唱! 真剣な恋愛相談まで実施”. Billboard JAPAN. (2017年3月28日)
- “ちゃんみなのアルバム売上ランキング”. オリコン
- “Top Album sales”. Billboard JAPAN. (2017年3月20日)
- “Billboard Japan Hot 100”. Billboard JAPAN. (2017年3月20日)
- “ちゃんみな、中村倫也主演ドラマ「ハヤブサ消防団」に書き下ろし主題歌「命日」提供”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2023年6月23日). 2023年6月23日閲覧。
- “FXXKER”. スペースシャワーTV. (2017年3月8日)
- “LADY”. スペースシャワーTV. (2017年3月8日)
- “ちゃんみなのレギュラーラジオ番組 InterFM897「Forever Young」が、2019年6月から4ヶ月限定で放送決定!”. WARNER MUSIC (2019年5月27日). 2019年7月25日閲覧。
参考文献
- つやちゃん「真正“エモ”ラッパー、ちゃんみな」『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』DU BOOKS収録、2022年1月