じょうぎ座銀河団

じょうぎ座銀河団(じょうぎざぎんがだん、英: Norma Cluster ; 別名 ACO 3627 または Abell 3627)は、空間密度の高い銀河団の一つで、質量は1015太陽質量 のオーダー[5]と見積もられている。

じょうぎ座銀河団
じょうぎ座銀河団の中心付近の映像(視野は 0.5°x 0.5°)。複数の波長におけるイメージに、便宜的に色を着けて合成したものであり、実際の色とは異なる。恒星(小さな点と十字型の点)は我々の天の川銀河に属し、じょうぎ座銀河団よりずっと手前にある。ヨーロッパ南天天文台(ESO、チリ)作成。
じょうぎ座銀河団の中心付近の映像(視野は 0.5°x 0.5°)。複数の波長におけるイメージに、便宜的に色を着けて合成したものであり、実際の色とは異なる。恒星(小さな点と十字型の点)は我々の天の川銀河に属し、じょうぎ座銀河団よりずっと手前にある。ヨーロッパ南天天文台(ESO、チリ)作成。
星座 じょうぎ座
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  16h 15m 32.8s[1]
赤緯 (Dec, δ) −60° 54 30[1]
赤方偏移 0.016280[2]
視線速度 (Rv) 4,841 km/s[2]
距離 (共動距離)67.8 メガパーセク
(2.211 億光年
物理的性質
質量 1015 M[3]
X線流束 10 mCrab[3]
リッチネス 1[4]
分類 I [4]
他のカタログでの名称
Abell 3627[1]
■Template (■ノート ■解説) ■Project

地球から約68メガパーセク(2億2000万光年)と近く明るい銀河団だが、銀河面吸収帯天の川銀河内の星間物質が観測を妨げる星野)に位置し、可視光観測が困難である。 グレート・アトラクター中心に近く[6]、関連性が研究されてきた。

2014年9月に、ハワイ大学ブレント・タリーを中心とするグループが、グレート・アトラクターを中心として、それに重力的に支配された銀河から構成される、直径約5億2千万光年のラニアケア超銀河団を提案する論文を発表した。この説では、グレート・アトラクターの位置は、じょうぎ座銀河団にほぼ一致するとしている[7]

出典

関連項目

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.