さんさんバス

さんさんバスとは、愛知県みよし市が運営するコミュニティバスである。[1]

市役所西バス停(2016年8月)
くろまつくん(交流路線)用車両(名鉄豊田線黒笹駅」にて、2016年11月)
さつきちゃん(生活路線)用車両(名鉄豊田線「黒笹駅」にて、2016年11月)

特徴

名称の由来

さんさんバスの「さん」は、三好の「三(さん)」と太陽の「SUN(さん)」、そして他人の名前を呼ぶ時に名前の下に付ける「~さん」から。

車両

35人乗りの小型バスで運行している。

出入口に段差のない「ノンステップバス」を採用している。

担当車両は日野・ポンチョのロングボディ。

緑ナンバーの旅客事業用バスでありながら全車両でオートマチック車を導入しており、これは全国の路線バスでも珍しい。

運賃

運賃は、現金、回数券、または、QRコード決済のPayPayが利用出来るが、manacaなどの交通系ICカードは利用できない。

  • 運賃は、1人100円。
  • 未就学児および障害者の介助者は、無料となる。(ただし、障害者本人は有料)
    • なお、2020年令和2年)6月より、みよし市在住で障害者手帳を交付している方は、さんさんバス助成利用券にて、無料で利用できる。
  • 回数券(11枚綴りで1,000円)もある。
    • また回数券の購入でもPayPayでの支払いが可能である。

その他

各路線3台ずつ、合計9台で運行されている。

運行されている各路線に対して、個性的な愛称が付けられている。

みよし市役所、みよし市民病院豊田厚生病院には、みよし市さんさんバス位置情報提供サービスによるモニターが設置されており、また、スマホなどからも「現在バスがどの区間を走っているか」、また「到着時間はどれくらいか」が表示されるサイトも設置されている。

くろまつライン(福田明知線)の終点明知下公民館から高岡ふれあいバス路線1に乗り継ぎが可能。

路線

現在3路線が運行されている。

2022年(令和4年)4月1日より、路線の再編が行われ、これまでの2路線から、3路線に再編された。また路線の名称も変更となった。

いいじゃんライン(拠点連携線)

  • 主な停留所:豊田厚生病院 - 三好ケ丘駅 - 三好丘6丁目 - 北部小学校 - 新屋 - イオン三好アイ・モール - みよし市役所 - 保田ヶ池公園 - みよし市民病院
    当路線は運行時間他によって、ひばりヶ丘2丁目停留所に停車する便と、みどり保育園、桜5丁目、緑丘公園、緑1丁目、三好丘緑、桜公園、ひばりヶ丘2丁目の各停留所に停車する便がある。

くろまつライン(福田明知線)

  • 主な停留所:福田児童館 - 三好下児童館 - わかば保育園 - イオン三好アイ・モール - サンライブ -みよし市役所 - みよし市民病院 - 打越 - 明知下公民館

さつきライン(三好黒笹線)

  • 主な停留所:黒笹駅 -三好ケ丘駅 - 豊田厚生病院 - 三好丘緑 - 北部小学校 - しおみの丘 - 三好高校 - みよし市民病院 - みよし市役所 - サンライブ - イオン三好アイ・モール

年表

  • 1999年平成11年)10月1日:名称を「みよし試行運行バス」として試行運転開始。
  • 2001年(平成13年)4月28日:三好町営バスとして正式に運行開始。
  • 2004年(平成16年)
    • 9月30日名鉄バス「三好ヶ丘団地線」廃止。
    • 10月1日
      • 路線の再編、乗合タクシーを10地区で運行開始。
      • 国土交通省の「バス利用促進等総合対策事業」の補助によりバスを2台購入。
      • 国土交通大臣から「特別指定生活路線」の認定を受ける。
  • 2008年(平成20年)8月1日:くろまつくん1号及びさつきちゃん2号のバスを更新。
  • 2010年(平成22年)
    • 1月4日:市制施行によりみよし市営バスとなる。これに伴い「三好役場前」バス停の名称を「みよし市役所」に変更。
    • 9月1日:くろまつくん3号及びさつきちゃん4号のバスを更新。
  • 2012年(平成24年)4月1日:路線改正に合わせ、くろまつくん5号及びさつきちゃん6号のバスを導入。
  • 2013年(平成25年)10月1日:ダイヤ改正。
  • 2017年(平成29年)3月:くろまつくん3号及びさつきちゃん4号のバスを更新。
  • 2019年(平成31年)2月:くろまつくん5号及びさっきちゃん6号のバスを更新し、この車両更新から車内の停留所案内表示機がLED式の物から、液晶式の物に変更された。また、黒笹駅発最終便の繰り下げ、乗合タクシー乗降場の新設を実施。
  • 2020年令和2年)
    • 6月:みよし市在住の方で障害者手帳を交付している方に対して、さんさんバス助成利用券を交付し、交付した方は、無料で利用ができるようになった。
    • 9月:同年9月から2021年2月まで、電子マネーnanaco、WAON、楽天Edy、iDでの運賃の支払いの試験運用を実施。
  • 2021年(令和3年)
    • 7月1日より、QRコード決済、PayPayでの運賃の支払い及び、回数券の購入が可能となった。
  • 2022年(令和4年)
    • 4月1日より、路線の再編が行われ、これまでの2路線から、3路線に再編された。また路線の名称も変更となった。

利用状況

2013年度の実績
  • 乗車人員 : 252,528人
  • 1台あたりの乗車人数:13.8人

運行会社

乗合タクシー

路線が敷かれていない地域の為に、バス停留所までの移動用の乗合タクシーが運行されている。乗合タクシーの乗り場は、市内に17ヶ所設置。そこから最寄、または近くにある施設前などにあるバス停留所の間などの決められた区間を、移動する事が出来る。

運賃

さんさんバスと乗り継いだ場合、タクシーかバスのどちらかで100円支払う事になっている。

脚注

  1. さんさんバスの紹介”. みよし市. 2022年7月17日閲覧。

関連項目

外部リンク

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