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おいり (鳥取県)
おいり
は
鳥取県
東部(
因幡
地方)で作られ、
ひな祭り
の際によく食される
家庭料理
。
製法
干した
飯
を炒り、
水飴
を絡めて丸めたお菓子である。
玄米
で作られているもの、
ポン菓子
で作られているもの、
メリケン粉
で作られているものなど、さまざまな種類がある。製造過程で米を炒っているところから「おいり」と名付けられたとされる。材料・製法とも
雛あられ
に似ているが、おいりは雛あられと違って、水飴で固められているし、色も雛あられのように着色されてはいない。
以前は、残したご飯がもったいないからと、洗って干した飯を使って、各家庭で作ったお菓子だった。家によってはかき餅を入れるなどして、それぞれの家庭だけの独自のおいりが作られていた。
ひな祭りとおいり
鳥取県東部には
旧暦
3月3日
に
ひな祭り
を祝う習慣が残っているが、ひな祭りの際においりが食される。
鳥取市
内の
スーパーマーケット
にも2月頃からおいりが置かれるようになり、4月上旬頃までよく食されている。
関連項目
ひな祭り
雛あられ
おいり
(香川県)
おこし
外部リンク
メールマガジンとっとり雑学本舗 第256号
鳥取県東部で、ひな祭りの時においりを食べる習慣やおいりの作り方について紹介されている。
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